スパルタ実習・八ヶ岳硫黄岳
加 藤 ま ゆ み

37日〜8
メンバー 加藤まゆみ他初級生徒50名弱、講師約10


  先月に引き続き登山学校の報告をします。今回の私のテーマは「歩き方に気を付ける」です。(222日に中村()さんと百蔵山ハイキングに行き、前かがみガニ股歩きを注意されてしまったので。)

3月7日() 天候 晴れ 美濃戸口(10:30) ?? 赤岳鉱泉(14:00)

  7:00新宿西口に集合。大型バス1台で一路美濃口へ。

 10:30美濃口に到着。班ごとに分かれる。今回の講師はヒマラヤへは年中行っているという三遊亭楽太郎似で関西訛りの堤さんという方である。最初に1人ずつ自己紹介をする。いざ出発、という時に私の前にいた奥さんがストックを無造作に取り出した。いきなり先生がピッケルで彼女のストックをパーンとはじいたのでビックリ。「周りの人に気を付けるようにしなさい。」と怒られる。こぇー。

 準備完了。ぞろぞろと歩き始める。地面が凍っているので気を付けながら歩く。美濃戸口山荘あたりで15分ほど休憩。先生にさつまいもを少し恵んでもらう。赤岳鉱泉を目指すため左側の道をとる。やっと山道らしくなってきた。行きが少し深くなる。「橋を渡る時は前の人が渡り終えたら合図して渡りなさい。」「はーい。」私の後ろを歩くおじさんが少し送れ始める。私は肩が痛い。今回は小屋泊りなのにわざと水やガスコンロを持ってきてしまった。(訓練、訓練。頑張らねば。)おじさんが後ろの方から「一本くださーい。」助かった。ザックを降ろす。「あと15分くらいで着くよ。」と先生。なーんだ。奥さんが肩が痛いと訴えると先生に「腹式呼吸をしなさい。」とアドバイスされる。

 2:00赤岳鉱泉に到着。富士山の佐藤小屋とは較べもの物にならない位豪華な部屋である。5:30まで宴会。5:30夕食。山なのに海鮮鍋で、おまけにグレープフルーツのデザート付きである。7:00から三角巾の使い方講習。私はここ23日お腹の調子が良くなっかたので講習が終わるとすぐ寝てしまった。

3月8日() 天候 晴れ鉱泉(7:50) ?? 硫黄岳(11:30) ?? 美濃戸口(13:30)

  5:00起床、6:00朝食。7:00アイゼンをつけ外に集合。先生がいきなり私の右足のアイゼンバンドをピッケルで引っ張る。「もっときつくしないと危険だよ。」つけ直す。「周りの人に迷惑をかけないよう家で練習してから来ないとダメだ。」と怒られる。しゅん。

 7:50出発。「人とすれ違う時は登り優先。」「道を譲るときは必ず山側に避ける。」「休憩する時は必ずザックの肩掛けにピッケルを差す。」「加藤さん、前の人とくっつきすぎ。」先生の注意を受けながら歩く。休憩をしても、皆すぐに歩く準備が出来る様、食べ物を取り出す人はいなかった。

 頂上に着く手前で先生にヤッケを着る様に言われる。暑いので私はボタンをしなかった。「げー!なんという風だ。」先生が私に何か言っているが聞こえない。すると私の後ろにいたおじさんとお兄ちゃんが私の所にやってきてヤッケのファスナーを締めボタンを留めフードを被せる。
私はされるがまま。勉強不足でした。反省。

 11:30頂上に到着。おじさんにようかんをもらう。

  下りは非常に速かった。先生はスベリ台のようにスーッと降りていく。追いつかない。1:30に美濃戸口に到着。そばを食べて太陽館まで10分ほど歩く。2:30バスに乗り、5:30新宿駅に到着。解散。

今回は今までより厳しく、しかし実りのある実習でした。ちゃんちゃん。