雪上訓練 富士山

服部 寛庸


期日:12月17日
メンバー:中村(た)・水野・柳・貝原・安食・斎藤・服部


 卒論のため、前週の雪訓に参加できなかったので、同じく雪訓に行けなかった中村代表と次の週に雪訓でも行こうかと計画を立てた。他に参加者も増えなさそうだったので、「西黒尾根から谷川ピストンくらいでお茶を濁しましょうか」なんてのたまってたら、いつの間にやら参加者が増えて、車も出そうだというので当初の希望通り富士山に行くことになった。
 前日に中村代表宅に電話すると出ないので、水野さんに電話した。
服部「明日は中村代表と水野さんと、、、エー、5人ですよね?その後増えました?」
水野「そうそう。5人。増えたって聞いてないよ」
服部「じゃあ、水野さんの車だけでいいっすね。よろしく〜」
 こうしてちゃんと参加者の名前も確認せずに人数だけで確認したのが間違いの元。二人の頭の中にある「5人」の構成が違っていたなんてことは考えないオプティミストハットリ。

そして次の日。朝っぱらからかつ丼くさいげっぷをしながらふらふらと南口に着くと貝原、安食、齋藤の三氏。「ありゃりゃ、増えてるぢゃん。柳さんに連絡行ってるかなー?」と、まだこの段階でもそう気にしてなかった。「遅れましてー!」と元気よさそうに「歩いて」やって来た柳さんを見て初めて焦る。「あれー?連絡行ってませんでした?」
結局、柳さんの車を取りに仙川まで行き、再出発となる。ゴメイワクヲオカケイタシマシタ<(__)>

その後、快調に中央道を飛ばし、水野車と合流。河口湖I.C.で下りて、コンビニに寄った後、富士スバルラインに向かう。全線開通してるとの電光掲示板に喜び、吉田口5合目へ向かう。吉田口の土産物屋も開いており、観光客までいる始末。これなら谷川よかこっちのが断然いい。
身支度を整えて、佐藤小屋方向へ歩き出す。途中の雪面で雪訓をしているパーティーもいたが、「せっかくだからもう少し登りましょう」と前へ進む。しかし、なかなかいい雪田が見つけられず、まとまった雪ははるか上の7合目だか8合目にしか見えない。さすがにそんな上まで登ると雪訓でけが人を出しちまうかもしれない。ということで、6.5合目辺りからザレ場をトラバースし、ヤブを漕いだところに雪面を発見。少し狭いけど、まぁこんなものだろう、と雪訓開始。

直登行&直下降、斜登行&斜下降、トラバースといった歩き方を一通り練習し、滑落停止もイタイイタイと言いながらもそれなりに形が出来るまで繰り返す。一休みを挟んで、少しだけビレイの練習。支点が取れず、スタンディングアックスビレイを試みるもなかなかうまくいかない。それでも、肩がらみ制動がなんとか形になると、それなりにいい練習になったと思う。今回は落ち役に徹したおかげで体中が痛いわ、体は冷えるわ。見かねた中村さん、水野さん、柳さんが交代してくれたおかげで助かった。まだまだ甘いですわσ(^^;)
そんなこんなで雪訓を終え、来た道とは別のちゃんとした下山道からあっさりと下山。吉田口の駐車場に到着し、とっとと帰路につきましたとさ。おしまい。
―反省点―
1、 雪訓とはいえ、事前計画は万全にしませう。
2、 雪訓とはいえ、2ヵ月半もブランクがあるならちゃんとトレーニングしてから行きませう。
3、 雪訓とはいえ、雪山ということを常に忘れずにしませう。