白馬岳

日程:H28.8.19~20
参加者:L・記録_ミナト、ウエ、リュウ

今年に入って腰を痛めてしまい山行に参加出来なかったウエちゃんの復帰山行として、北アルプスでは比較的易しくて展望の良い、白馬大池からの白馬岳往復を計画しました。
サポート体制としては案内役執事がミナト、ボッカ役執事がリュウちゃんで臨みます。

8/19(曇り):栂池高原~天狗原~乗鞍岳~白馬大池小屋(幕営)

長野駅に集合した3人は、特急バスで栂池高原へ。その後、ゴンドラ~ロープウェイと乗り継ぎ登山口へ到着です。
それではここで3人のファッションチェックの時間です。まずはウエちゃん、とっても可愛いい山ガールファッションで決めています。オシャレですね!しかし、足元の武骨なゴロー靴がただの山ガールではないことを主張していますよ。
次はリュウちゃん。当会の男性最年少です。なんたって24才独身ですからね。着ているものもブランド品です。ザックも何だかカッコイイ!
そして私はというと、ワークマンの980円Tシャツにホームセンターで買った9000円の靴。もうこれ以上は言いません。勘弁してください…。

写真1カッコいいウエちゃんとリュウちゃん
写真2それに比べて…

今回はリハビリなので、すべてウエちゃんの思いのままになることが、私たち執事のミッションとなります。
登山口で荷作りをしていると、何だかウエちゃんが不機嫌になってきました。「どうしましたか?」「荷物が私のザックに入りきらないのよ!」これは大変です!早速ボッカ役執事リュウちゃんの出番です。「ご安心ください、入らない荷物は全部私がお持ちします」「あら、そうなの。助かるわ」ふ~、やれやれです。
登り始めて1時間くらいの水場で喉を潤し、そして天狗原湿原へ。生憎ガスっていますが、木道が設置されていて雰囲気の良い所です。木道が終わると乗鞍岳への急登になります。樹林帯を喘ぎつつ登り、雪田跡の大きな岩塊地帯になると、ペンキ印が錯綜しルートが判然としません。先頭のウエちゃんが段々と不機嫌になって「もう、どっちへ行けばいいのよ!」と怒り出しました。これは大変です!ここは案内役執事ミナトの出番です。「ここはあちらの印を目指して、あそこを上に向かってください。くれぐれも足元にお気を付けください」「あら、そうなの。わかったわ」ふ~、やれやれです。
急登が終わると広い高原状になり、大きなケルンが乗鞍岳の頂上の目印になります。ここまで来れば今夜の泊り場の白馬大池まではもうすぐそこです。
テントを張り終えたら、まずはビールで乾杯です。夕食はウエちゃんが腕を振るってくれました。献立は茄子とベーコンのトマトパスタ、舞茸のスープ、じゃがりこサラダ、そして自家製梅酒が食欲をそそります!とっても美味しくて、三つ星級でしたよ!!

写真3トマトパスタと舞茸のスープ

8/20(晴れのち曇り):幕営地~白馬岳往復~幕営地(テント回収)~栂池高原~帰京

3時半に起床しテントから顔を出すと、満天の星空です。リュウちゃんが実家からパクってきたラーメンを流し込み、そそくさと白馬岳へ向けて出発、時刻は4時半でした。
雷鳥坂を登っていると陽が昇り始めました。素晴らしい御来光にしばし見入ります。

写真4素晴らしい御来光

稜線に出ると風が強いですが、最高の展望が広がります。左側は長野の平野、中央は五竜~鹿島槍方面へ続く稜線、そして右側には日本海に浮かぶ佐渡ヶ島が見渡せます。

写真5稜線からの展望
写真6長野の実家を俯瞰するリュウちゃん

ウエちゃんからは「今年はあきらめていたけど、来れてよかったぁ!北アルプス最高!!」とのありがたいお言葉を頂けて、執事の二人も感激です!
どこまでも続くなだらかな稜線を、のんびりと白馬岳目指して進みます。至福の時間です。

写真7白馬岳へ続く道

白馬岳には8時過ぎくらいに着きましたが、生憎ガスって視界がありませんでした。白馬岳は4回目ですが、全てガスっていましたので私との相性が悪いのかもしれませんね。立ち去り難いのですが、帰りのバス時刻がギリなので、頂上を後に幕営地に戻ります。

写真8ガスの白馬山頂

幕営地に戻りテントを回収し、昨日来た道を戻ります。滑りやすいので慎重に下りましたが、バスの時刻には十分間に合いました。ちなみに、立ち寄ったゴンドラ発着所の近くの栂の湯はガラガラで快適でしたよ。

今回はウエちゃんのリハビリ山行ということで細心の注意を払いましたが、まったく問題ありませんでした。特に2日目は9時間に及ぶ行動時間でしたが、通常コースタイムで元気に歩き通しておりました。まずは復帰できて良かったです、おめでとうございます。
それと、リュウちゃんにはボッカ役を引受けてもらって、大変助かりました。どうもありがとうございました。