八ヶ岳 南八ヶ岳周辺 (横岳縦走)
大久保 純
期 日
1996年12月14日(土)〜15日(日)
パーティ
岡田真也 大久保純
タイム
12月14日(土) 快晴
美濃戸(11:10) ―― 赤岳鉱泉(14:00)
12月15日(日) 快晴
鉱泉(7:30) ―― 硫黄岳 ―― 行者 ―― 鉱泉(12:30) ―― 6:10
12月14日(土) 快晴 美濃戸(11:10) ―― 赤岳鉱泉(14:00)
当初参加を予定していた村瀬さんが、感冒のため来れなくなり、今回は2人となった。岡田さんには、昨日電話で『7時発のあずさで行きましょう、座席は僕が早目に行って取っておきます!』と言っておいた。しかし、新宿に着いたのは6:45ころで、自由席はほぼ満席状態。そんなこんなしているうちに、岡田さんと合流し、分散して空席を見つけ一安心する……。
茅野に到着し、バスの出発時間までの間、駅ビル内のハンバーガー屋で本日2回目の朝食を摂る。10時発のバスに乗り込み、11時に美濃戸に到着。早速身支度をし、本日のテントサイトとなる赤岳鉱泉へ向う。美濃戸山荘では、何も注文しないのにお茶と野沢菜をご馳走になった。岡田さんは、ザックの肩のストラップの長さ調整ができなくなったとのことで、辛そうだ…。
14:00に赤岳鉱泉へ到着する。当初の予定では、集辺の氷結している沢で遊ぶ予定だったが、あまり時間も無いため取り止めとした。その後の事はよく覚えていないが、確か夕食を済ませた後、飲み始めるも18:00ころには2人とも一度は寝たようだ。ところが22:00ごろたまたま2人とも目を覚まし、24:00ごろまで飲み直した。この2時間の間、合宿の反省会の話などで、大いに盛り上がった……。
12月15日(日) 快晴 鉱泉(7:30) ―― 硫黄岳 ―― 行者 ―― 鉱泉(12:30) ―― 6:10)
今日も天気は素晴らしく快晴だ。赤岳鉱泉よりまず硫黄岳へと向う。圧倒的な迫力の横岳西壁を見ながら標高を稼いで行く。途中、赤岩の頭で小休止をする。今日は風もなく、本当に穏やかだ。休憩の時など暑くて手袋を脱ぐほどだ。9:00ごろだだっ広い硫黄岳に到着。これより、縦走路を赤岳向けて南へ進む。横岳を通過し、途中、大同心、日の岳稜を登攀しているパーティーを見つけ、思わず興奮する。特に、大同心の迫力は凄かった……。
石尊峰を過ぎたあたりで、昨夜から風邪気味だったという岡田さんの調子が悪くなり、間近に冬合宿が迫っていることからも、無理をせず地蔵尾根を下ることにした。行者小屋、中山乗越を経由し、赤岳鉱泉に到着したのは12:30であった。ここで美濃戸口発のバスの時間を確認し、余裕を持って16:35発の最終バスに乗ろうということになり、ビールとかいう飲み物で乾いた喉を潤した。
1時間ほどテントの周りで寛ぎ、14:00過ぎに赤岳鉱泉を出発した。昨日、ただでお茶と野沢菜をご馳走になった美濃戸山荘に、道義的にも立ち寄らないわけには行かず、しかたなくビールとかいう飲み物を買い、再び喉を潤した。茅野駅では電車の時間の関係から、食堂でゆっくり旨いものを食う間がなく、昨日と同様駅ビル内のハンバーガー屋で空腹を満たし、ほとんど乗客の乗っていないガラガラの列車に乗って帰路についたのだった……。