丹波川 『小室川谷』 遡行 大 久 保 純
期 日 1997年6月29日(日)〜30日(月)
メンバー 大久保 純
6月29日(日) 天候 晴 三条新橋(9:30) − ジャヌケ沢出合(16:40)
流山を7時に出発し、首都高から中央道を走り、上野原ICから青梅街道・奥多摩にある三条新橋を目指す。道中渋滞もなく、9時10分に三条新橋に到着する。早速身支度をして、9時30分に出発する。三条新橋から泉水谷林道を20分ほど行くと、小室川谷出合に降りる明瞭な踏み跡があり、これを降りて行く。出会いでのんびりと遡行準備をし、10時30分に出発する。最初の関門、S字峽(3段8m)で、1段目をちょっと無理してやっとこさ直登し冷や汗をかかされる。日曜日の今日は、自分以外に入谷している者はいそうもなく、慎重に行動することを肝に銘じて進む。『小室の淵』は、遡行図通り、左寄りを水流と格闘しながら泳ぎとへつりで進む。その先も、とても足がつかない深い釜やら淵やらが頻繁に現れ、首から下はズブヌレ状態でさんざんてこずりながらもひたすら上流を目指す。16時40分ジャヌケ沢出合に到着、本流の左岸にある台地上の所をビバーク地とする。
6月30日(月) 天候 晴 ジャヌケ沢出合(7:30) − 登山道(9:05、9:30) − 三条新橋(12:10)
昨晩は寒さでほぼ2時間おきに目を覚ます。上半身はTシャツの上に長袖シャツと雨具を、下半身はジャージの上に雨具を着てシュラフカバーに入ったのだが………。こんなことでは、夏合宿(黒部・上の廊下)が思いやられる。多分、焚き火をしなかったため、濡れた着衣のまま床についたのが原因と思われる……。
そんなわけで、いつもより遅い7時30分に出発する。途中、『フルコンパ小屋窪』の出合から先はかなり崩壊しており、遡行図とはまったく違っていた。最初はルートを間違えたかと思ったが、ツメの付近で明瞭な踏み跡をたどったら、妙見ノ頭と大菩薩嶺のを結ぶ登山道に出たことから、ルートに間違いはなかったことを確信した。9時05分に登山道に到着。稜線歩きのための身支度をし、9時30分に出発、12時10分に三条新橋に到着し、帰路に就いた。