上信国境・四阿山ハイキング  
           大久保 純

期  日 1997年11月24(月)        
メンバー 大久保 純
ム 天候 晴 鳥居峠(8:30) -- 四阿山(10:4011:10) --? 菅平高原バス停(13:40)

 今回の三連休は水野さん、村瀬さん、人見さんと四人で北ア・鹿島槍〜爺ケ岳へ行く予定だったが、天候不順のため中止となってしまった。天気予報では、三連休の最終日(月曜日)は晴れとのことだったので、久しぶりに日帰りハイキングに行くことにした。『隠れ百名山オタク』の私が目指したのは、長野県佐久郡(?)にある『四阿山(あずまやさん)』であった……。

 上野駅から、先月開通したばかりの長野新幹線『あさま501号』に乗り込む。上野発6時26分、上田には7時49分に到着した。上野から上田まで1時間30分とかからない新幹線はさすがに早い。上田駅からタクシーに乗り登山口の鳥居峠に向かう。途中うっすら雪化粧をした四阿山が姿を現す。駅から鳥居峠まで、5千円見当かと思っていたが、7千円近くかかってしまった。この金額は新幹線の片道運賃よりも高く、いかにタクシーの一人乗りは高くつくかを実感する。

 峠で身支度をした後、8:30に出発する。登山道はびっしりと霜が降りており、その上をザクザク音をたてながら平坦な道を進む。途中の分岐(標識あり)を左へ曲がると、的岩山への急登となる。的岩山(顕著でない)を過ぎると『四阿山の的岩』辺りまで道は平坦になる。この付近より若干の積雪となり、あんまし快適ではない『スノトレ』となる。その先比較的なだらかな道(よく覚えていない)を上り下りを繰り返しながら標高を稼ぐ。10:40 に四阿山頂上(標高2254) に到着する。残念ながら頂上周辺は雲がかかっており、何も見えなかった。たっぷりレーションを楽しんだ後、11:10 に根子岳へ向かって出発する。四阿山と根子岳の中間に位置する最低鞍部まで、トレースはあるもののやたらブッシュが多く、快適ではない。根子岳で道は菅平高原スキー場方面を経由する道と南西に下りほどなくバス停に辿り着く道の二つに分岐している。バスの時間まで余裕があったため、菅平高原スキー場の方へ進むことにする。菅平高原スキー場と根子岳の間は、スキーコースとなっており、50m間隔ぐらいに標識が立っている。なだらかな道を下るも、バス停と反対方向の西の方へ追いやられる。迷路のようなスキー場の側道からようやく道路に出たが、相変わらずバス停と反対方向に道はついている。欲張らずに根子岳から素直に南西に下れば良かった……。しかたなく、誰もいないスキー場を下ることにする。スキー場を下り、道路に出て15分ほど歩き、13:40 に菅平高原のバス停に到着した。帰路は上田から大宮まで長野新幹線を利用し、交通費総額 18,570 円なりのゴージャスな日帰りハイキングを終えた。