丹沢・源次郎沢 ―中村JRに念願の弟子誕生!の巻―
加藤まゆみ

期  日 1998年4月12日() 天候 曇り
メンバー 大久保純、中村()、中村()、加藤まゆみ

 900渋沢駅に集合。バスで大倉へ。

 私はハイキング気分で余分な物ばかり10kgザックにつめてくる。後悔先に立たず・・・。

 沢に向かいアスファルトの坂道を歩く。皆歩くのが速くてついていくのがやっとである。思わず大股歩きになり中村()さんに注意される。

 小屋に到着。買ったばかりの渓流シューズに履きかえ、中村しぇんしぇに借りたハーネスをつける。少し歩いて沢に着く。

 最初の岩場でつまずいてしまう。「しぇんしぇ」に動くな!と怒鳴られ(編集者注 怒鳴ってはいませんよ)、シュリンゲをつないでもらって登る。こんなのが延々と続くのか?と不安になる。

 目の前にでかい岩が現れる。(編集者注 岩でなく滝です) 大久保さんも中村()さんも苦労している様である。下から見上げるとちょうどよい足場があるように見える。しかし、ザイルを付けてもらってそこまで行くと「なんじゃこりゃー!」。足が動かせない。つらい姿勢になる。背中のザックが恨めしい。手を離したい。「手を離していいですか?」。「ダメ」。拷問だぁ!(編集者注 手を離していいよ、なんて誰が言いますか!)

 皆すごいなぁ、と尊敬してしまう。大久保さんと「しぇんしぇ」は当たり前だが、私よりちょっと先輩(だと思っていた)中村()さんに感動してしまい「師匠」と勝手に呼ぶことにする。

 2回目が3回目の休憩の時に、「しぇんしぇ」に借りたシュリンゲを失くしたことに気付く。ごめんなさい。

 皆様の御協力により、やっと沢を登りきったと思ったら濡れた土が現れる。つるつる滑って進めない。「落ちますうー」ずるずる落ちる。師匠にシュリンゲを引っ張てもらう。(編集者注 師匠に任せちゃおうよ!と私たちは先に行ってしまいました)

 やっと一般道に出る。ズボンをはきかえちょっと休憩。下りは「足よ、勝手に動いてくれ」状態であった。重りがついている様である。ようやく大倉のバス停に着く。脱水状態ですぐジュースの自動販売機に向かう。あー、本当に疲れた。