「癖になりそう 温泉付きハイキング」
坂井 清
1998年/6月/29日
東京練馬西ロータリークラブ
ハイキング同好会
実施日 ?1998年6月27日
目的地 上州武尊・花咲湿原(行程 4時間40分)
天 候 曇時々晴れ・一時雨
参加者 ?和田 政雄・松村 敏夫・結城 麗子・坂井 美智代・坂井
清 計5名
記 録 6:00 妙福寺駐車場集合
6:20 和田さんの車でスタート
8:45 武尊牧場 東峡駐車場着
9:00 ハイキングスタート
11:00 田代湿原・昼食
12:00 花咲湿原
13:40 東峡駐車場帰着
14:30 武尊牧場スキー場ハウスで休憩
15:00 老神温泉で入浴
16:20 白沢道の駅で 地場物産買い物
18:50 妙福寺駐車場帰
和田さんのドライブ好き、松村さんの郷里という地理感もあって、初めてのコースにしてはすんなりと目的の駐車場へ到着した。今日のハイキングルートは巡回コースで、途中エスケープルートはない。
左から廻っても右から廻っても問題はないのだが、事前に配ったガイドには右回りが示されていたようだ。例のごとく坂井のいいかげんさで、確かめもせずに歩き始めたのが、左回り。すぐ間違ったかなと気づいたものの結果的にはこの方がよかったと全員の意見が一致した。右からのルートだと、最初からあまり視界のきかない登山道を、ダラダラと登らなければならず、それに比べて左回りのコースは、牧場やキャンプ地そばの視界の開けた遊歩道で、ミヤマオダマキやイチヤクソウの群生を楽しんだり、木道を歩いたり、映画のロケ地跡(眠る男)を見たりしているうちに、何時の間にか今日の最高地点あたりへ登り切ってしまうというバラエティーコース。
それにしても 久しぶりに豊かなブナ林を歩き、全員「いいな〜
いいな〜」と疲れも感じない様子。1時間ほど歩いて、武尊山頂への道を分けると、ここからは1時間10分ばかりトラバース(頂上へ向かわず回り込むこと)コース。沢筋を渡るときに下り登りがある程度で、皆さん快調に歩をのばす。「これじゃあ、ハイキングから登山同好会に変更かな」と思うやさきに「マーダ着かないの〜」のブーイング。だれとは申しません。
ブーイングが合唱になる間も与えず「ワー!」という歓声。ヒメカイウ(ミズバショウのミニサイズ)の群生する湿田に着いた。これを80mほど入り込むと、田代湿原。ここからは「ワ〜!ワ〜!」の連呼。参院選も真っ青。レンゲツツジが!ワタスゲが!「ま〜天国みたい!
夢みたい!」(みなさん天国行ったことあるのか知らん?
いつもこんなきれいな夢みてるのかしらん?…*筆者注)。
森の開けた休憩場所で待望のお弁当。松村さん持参の「男山」が出てきたり・ミントティーを沸かしたり…・…まあおいしい話はまたにして、昼食後のルートはほとんど下りばかり、私たちがヒメカイウの湿田に戻ったころから大勢の登山者と交差する。「もうすぐですヨ〜」とこちらは軽い余裕の声でエールを送る。登りの集団が途切れたころ花咲湿原に到着。足取りも軽く、結城夫人に至っては思わず歌がでるほどの心地よさ。今はミズバショウもリュウキンカも時期を過ぎて、ワタスゲぐらいが見所だけれど、深山の楽園の風情は充分、ミズバショウの季節には、秋にはと再度の来訪の期待がおおいに高まってくる。
「月にむら雲、湿原に雨」今まで木漏れ日の差していた天候、にわかにかき曇って雨の演出。一同すばやく雨具を着用。今回の参加者は雨の対応の練習もできて、なにからなにまでツイてるねえ。
最後に、駐車場までひと山越してフィナーレ。この最後の坂で約1名アゴを出した人がいましたが、松村さんの「特製命の水」で無事クリア。だれとは申しません。
蝋で細工したようなギンリュウソウ、カニコウモリやシロバナエンレイソウ、日ごろ街ではお目にかかれない野草にも会うことができました。それにしても、帰路の老神温泉入浴が好評で、この分だと温泉付きが定番化し、ハイキング同好会解散、「温泉同好会結成」の危機が、早くも訪れるのかもしれない。