期 日 | 1998年10月9日(土)〜10日(日) |
メンバー | 中村 孝、山崎 正恵、武藤 良紀 |
タイム | 0月10日(土) 天候 曇り夜半にちょっと雨 武尊岳登山口(13:00) ―― 手小屋 沢小屋(15:30) 10月11日(日) 天候 快晴 小屋(6:50) ―― 沖武尊岳(8:30〜9:00) ―― 家の串(10:00頃) ―― 前武尊岳(11:00〜12:00) ―― 川場野営場(13:30) ―― 車に拾われる(13:50) ―― 川場温泉口(14:15) |
高崎線の快速アーバンに乗り込み、3時間ぐらいかかって水上駅に着き、そこからタクシーに乗って20〜30分行ったところに登山口があり、そこから登りました。みなさんがとても山に慣れている感じであり、ペースに付いて行けるかどうか少々不安になり、私のザックは30リットルで中村さんのものと比べると半分にも満たないので余りにも軽装過ぎて、内心申し訳ない気分にもなりました。(編集者注:「ザックを変えましょう。」と遠慮せずに申し出て下さい。その勇気ある一言で申し訳ない気分なんて吹っ飛び、爽快な気持ちで山歩きが出来ます!)時折、雨がぱらつき、沼地と化したようなところ、岩がごろごろしているところをくぐりぬけ、2〜3時間ほど歩き山小屋に着きました。(編集者注:水は豊富だが小屋は5〜6人位。小屋を当てにしない方が良い。)
そこでテントを張り、食事をとったわけですが、私は、テントを張ったことも、山で食事を作ったこともなかったので、中村さんや山崎さんのザックから出てくるテントのパーツやガスストーブ、コッヘル、マット、ランタンを初めて見て感激しました。これが、コッヘルと呼ばれているものなのか、これがランタンと呼ばれているものなのかとしばし見とれていました。
そのころ、中村さんと山崎さんは、食事を作ってくれていて、晩御飯は、なんと焼き肉でした。私は、これまた感激し、舌つつみを打ち続けました。それから美味しい飲み物を飲みましたが、私は、コップを持っていなかったので貸して頂きました。私としましては、山でこれほどコップが必要になるとは、考えてもいなかったので、あやうく美味しい飲み物を飲みそびれるところでした。(編集者注:当会ではどんな非常時であろうともコップとアルコールはすぐに取り出せるようにパッキングすることが伝統になっています。そう言えばかつて、幕場に着くや速攻で「ハブ酒」が回ってきて、それを含みながらテントを張ったことがありました。確か正月の北岳辺りだったかな?)辺りが、真っ暗になり、テントの中でシュラフにくるまって眠り、朝の6時50分に出発しました。
岩を登り、植物をかきわけ、なんとか武尊山(2158m)の頂上にたどり着きました。頂上からは、富士山や燧岳、平ヶ岳、谷川岳を一望することができ、今後の目標となりました。頂上で30分ほど休憩し、2000m級の山々を少し紅葉が始まった木々を横目に見ながら縦走し、麓で温泉に入って疲れを癒しました。私の足は、いたるところで皮がむけ、歩くのがつらい状態になっていました。最後に中村さんと山崎さんにいろいろと教えて頂きましてありがとうございました。
編集者注 今回の下山口からバス停までは2.5時間の車道歩きがあったのですが、15分ほど歩いたところで地元のキノコ取りおじさんご一行様の軽トラックの荷台に乗せてもらい、大変助かりました。この御利益も私の普段の行いの良さと信心深さの故に他ならない、かな?
この真相は不明だがキノコおじさんご一行様に大感謝!