丹沢山行感想〜主脈縦走〜
服部 寛庸
期 日
メンバー
1999年2月13日(土)〜14日(日) 天候 快晴
福田和子、山崎正恵、服部寛庸、中村 孝
スノボに行く予定がポシャって、もてあましていた週末をどう利用しようかと考えあぐねていたところ、ちょうど丹沢に行くという話だったのでご一緒させていただきました。大学に入って以来、
3年くらい東京で山登りしてたくせに丹沢に行くのは初めて
なのでした(笑)
前日夕方、少々暖かい懐の勢いもあって、以前見かけて欲しいなと思っていた3000円のテントシューズと去年のクリスマスに金峰山の五丈岩手前10mのところで空のかなたにすっ飛ばされたザックカバーを買いに新大久保の石井スポーツに出かけたものの、あいにく(貧乏学生しか買わないような安い)テントシューズは品切れで買えず。カモシカにでも行こうかとしてると、一見、筋肉質のジャン・レノ(失礼!)のような岡田さんに声をかけられ驚く。穂高に行けず残念そう(^^;)
そして13日当日朝。前日の夜に久々の山行なので手間取った支度のおかげで少々寝不足気味の目をこすりながら、ハイカーらしきものがうようよいる八王子駅をとぼとぼ歩いていると山崎さんに声をかけられる。う〜ん、どこにいても目立つこの頭(笑)。で、一緒に待ち合わせの橋本駅へ。ホームの待ち合わせ場所に行くとすでに福田さんが来られていて、少し遅れて中村さんも合流。全員がそろったところでバスで登山口に向かう。
直前に雪が降ったこともあり、登山口から既に積雪が見られ、スローペースで歩きはじめるも、
天気のいい日に毛下は暑すぎた。
すぐに背中がじっとりしてくる。少しずつ雪の量も多くなってくる登山道をだらだら登ってようやく焼山到着。ちょっと長めのレストということで一安心。実は前々日に横浜八景島に遊びに行った折、バイキングで食い過ぎて少々お腹の調子がおかしかったからだ。でも、まあ、出すものも出してすっきりしたところで出発(お食事中の方は失礼しましたf^^;)
ここから先は大きなアップダウンも無くとにかくひたすら歩くだけ。たまに見えるきれいな景色を楽しみながら一番後ろをてくてくついていく。とはいえ、2ヶ月ぶりの山歩きに少々体がお疲れ気味なってくる。なまじ25000分の1図を持っていってたので現在地がよく分かり過ぎてつらい(笑)。そんな馬鹿なことを考えてるうちに姫次という場所に到着。後はここから幕営予定地まで下るだけ。しばし富士山などを楽しむ。寒くなってきた頃、出発。当初の幕営予定地にしてた原小屋平にはすでに1人用テントらしきものがあったので、もう少し進み、少しコースを外れた平らな場所を見つけて
今宵の宴会場を設営(笑)
。中村さんのてきぱきとした指導のおかげで寒さを感じる前にテントに入ることができました。おそらくこの後のテント内のことはおそらく普段の通りなので、みなさんご存知でしょうから割愛しますが、もっとも僕の興味を引いたのがガソリンストーブでした。かつてPEAK1というものを使っていた経験があるのですが、それはもうぼろいもので、なかなかガス圧は上がらないし燃費は悪いしで、とにかく
ガソリンストーブは面倒だという偏見
を持っていました。要は、物が悪かったんですねf^^;)。下山後さっそく見に行っちゃいました(高くて手が出ませんでしたが。。。)あと、
ランタンというのも便利だ
ということを思い知りました(今までずっとろうそくでした)。
あいにく(?)持っていっていた酒の量が少なかったこともあり、この日は早く寝ました。
14日朝。寝る前に中村さんが「5時に起きて7時には出ましょうか」と言ってたので、ずいぶんゆっくりでいいなぁ、と思ってたら、結局「7時に起きて8時半に出発」することになってました(爆)。だって目覚ましが鳴った時にあんまり中村さんが気持ちよさげの高いびきだったもんですから(^^;)
遅れはしたものの元気いっぱいで出発した我々はペースも順調にまずは蛭が岳を目指しました。この日はアイゼンを履いていたので踏み固められた登山道は歩きやすく、後ろからついていく方としても前日よりかは幾分かペースアップして楽でした。
蛭が岳からの景色もすばらしく
、ゆっくりしたいのも山々でしたが、まだこのあとには丹沢山&塔の岳が待っているので一息ついて汗が引いた頃に出発。棚沢の頭、不動の峰も難なく越え、丹沢山についた頃、ちらほら雪が舞っていることに気づきました。前日よりも少し雲が多いのと微妙に風向きが変わっているのが気になっていたのですが、いつのまにやら空模様は曇り空に。天気の大崩れの心配はなかったものの、せめて塔の岳くらいまで晴れてたらな、という願いもむなしく天気は回復の兆しを見せませんでした。そんなこんなでやっとこ到着した最後のピーク、塔の岳では街が近くに見え、ああもう少しなんだと改めて実感しました。
後はバカ尾根を下るだけ〜、、、なのですが、やっぱり
この尾根はなが〜い!
もう1ピッチ、と欲張ったアイゼンも、途中どろどろの登山道が出てきたためはずし、スパッツに泥跳ねがつくのを気にしながら(本来の用途のはずなのに。。。)、すたこらさっさと下りました。やっとこついた大倉のバス停は以前に来た時よりもずいぶんとキレイになっていて、驚きました。
渋沢に駅では山の上にいる時からみなさん楽しみにしていたビールを飲んでいい気持ちに酔っ払い、寝てるうちに新宿につきました。
おつかれさまでした!