入渓(10:15)-F1(10:45)-F2(11:40)-3m滝(11:50)-F3(12:10)-二俣(12:30)
武蔵五日市駅9時集合。1番乗り場でバスに乗り、10分程で沢戸橋。降りて右側の橋を渡り、盆堀川沿いにテクテク歩いていく。3,40分程行くと採石場が現れる。ここが清水橋。着替えて沢に下りる。橋から30m程上流の右(左岸)に棡葉窪の出合があるが小さいので通り過ぎないように注意が必要。沢は倒木が多く暗い感じ。足元はヌメヌメで非常に滑る。最近人が入ってないのかクモの巣の連続。トップのハギは枝で掻き取りながら進む。最初は小滝の連続で久しぶりの沢仕様の足回りの感触を確認しながらゆっくり進む。2日前に雨だったが水量は少なめ。
暫らく行くとF1が現れる。くの字2段6mの滝で下段までは簡単に行けそうだが上段がスラブっぽくホールドが少なく難しそうだ(*)。孝師匠がフリーで登り、ザイルを垂らす。次に僕が行く。案の定上段はヌメヌメでフリクションで上がるのは無理。水流の中の小さいクラックに足指をねじ込む感じで登る。次にハギ。苦戦するも登りきる。すすむさん、いたさんも問題なく登る。結局皆登ったが、巻くなら右(左岸)に道がある。登った所で一旦休憩。
沢はこの先で右に曲がっており、次の小滝は水流の右。最初は細かいフットホールドに足を置く必要があるが、まったく難しくない。
(*) ガイドブックによると右側クラックを登るようだが、我々は水流沿いに登ってしまった
F2は沢が左に曲がる場所に落ちる滝。左の水流中を登る。最初2m位が難しい。ヌメった小さいホールドに立ち込めるかが問題。ここが一番難しく感じた。まず孝師匠がフリーで登り、皆ザイルで確保してもらいながら登った。(**)
(**)ガイドブックによると水線通しに登れば難しくないようだが。。
次は3m滝。あやしいシュリンゲが左に残っているが、見るからに滑りそう。我々は水流の右を行く。ザイル使ったが、特に難しくない。水流が多いと右は登れないだろうか。上部では左(右岸)にピンが何本か残っており、通常は左をA0で登るのかな?
最後の滝F3は水をカブり気味になるが、水線沿いに簡単に登れる。巻くなら滝手前を左(右岸)。ここでも一応ザイルを使った。
これで終わり。すぐに二俣と呼ばれる作業道と出合い、作業道を伝うと最初の清水橋に20分位で戻れた。バスに遅れないように早足で戻り、沢戸橋から武蔵五日市駅、またバス(3番のりば)に乗り、つるつる温泉に。つるつるになった後、みんなで反省会。帰りは五日市線が運転見合わせで駅で一時間以上待たされて閉口した。
<沢の感想>
最初は暗い小滝の連続で倒木クモの巣が多く、なんだこりゃーって感じだが、F1が現れた後は、なかなか面白い。初心者向きの沢だというレポートが多いが、全体的に滑りやすく、いくつかの滝はホールドも少ないので上級者が同行したほうがよいと思う。葛葉より難しく感じられた。但し、本当に短い。
#左右は、(岸)がつかない限り、全て下流から上流を見た方向。
遡行図