見晴(8:00)-東電小屋(8:50)-ヨッピ橋-竜宮(10:00)-ヨッピ橋(11:40)-山の鼻(12:40)(13:00)-鳩待峠(14:10)
東北自動車道と日光有料道路を乗り継ぎ、国道120号を使って戸倉に入る。戸倉駐車場はすでに満車でスキー場の駐車場にまわされてしまう。駐車場のバス停からバスで大清水に入ろうとしていたのだが予定がくるってしまった。しょうがないのでタクシーで大清水に入る。3750円也。大清水からはいる入山者は少ない。尾瀬沼まで2時間以上かかり、しかも最初の一時間はつまらない林道歩きだからだ。しかし今回はこれが正解。なぜなら、タクシーの運ちゃんによると鳩待峠は大量の入山者で身動きできない程混んでいるらしいからだ。一ノ瀬休憩所で一服し登山道にはいると最初は渓流ぞいの道を気持ちよく歩けるが、暫らく行くと登り調子になる。山登りに慣れてない妻は、疲れて顔色が悪い。時間はあるのでゆっくり行く。登るにつれ木道に残雪が残っている場所があらわれてくる。妻は突然元気になりおおはしゃぎだが、滑らないようにと注意する。
ゆっくり降りていくと、突然、燧ケ岳と尾瀬沼が現れる。素晴らしい景観。尾瀬沼山荘の前はそれほど混んでおらず、お湯を沸かしてラーメンを食べた。
ここから尾瀬沼をぐるっと一周して見晴に行くことにする。まずは長蔵小屋を目指して歩いていくと、あったあった、水芭蕉だ。群生しておりバックは尾瀬沼と燧ケ岳という絶好のポイント。写真を撮りまくった。
長蔵小屋から沼尻までは人がすくなく快適なトレッキングだ。今週あたりが人出のピークだと聞いていたのだが全然気にすることはなかった。時々前後の木道に誰もいなくなり360度の景色を我々だけで独占したような気分になる。それもつかの間、沼尻休憩所は案の定混んでいて、木道に寝転がっている人もいる始末。沼尻から見晴は林間の道で所々雪が残っていた。行き交う人はめっきり減る。
到着した見晴のテント場では20張り程度しかなく、心配したほど混んでいなくてホッとした。テントを張って荷物をほうりこんで、ビールビール!!見晴は小屋が沢山あり、ビールでもサワーでもなんでもある。尾瀬ヶ原方面は残雪を残した至仏山。こんな良い場所でビールが飲めるとは最高だ!本当に来て良かった。妻相手にクダを巻き、意識が朦朧とした所でテントにかえって夕食+二次会。飲みすぎだ。おかげでまだ明るいうちからシュラフで眠りこけることになった。本当は夕暮れの尾瀬も見たかったのだが。。
朝は3時半頃起きる。朝の尾瀬を散歩したいので、妻を起こして散歩に行く。ザックには水、ガス、朝ご飯。朝もやの中の尾瀬ヶ原を行き、ベンチでコーヒーを沸かして朝ご飯にする。ちょうど燧ケ岳から太陽が昇ってきて、全てのものが黄金色になる。
朝の尾瀬を満喫して、テントに帰り、もう一度朝飯。ラーメン。ちょっとごろごろして、7時頃から撤収を始める。8時少し過ぎに出発。朝の散歩で竜宮方面まで行ったので,今度は東電小屋方面へ。まだ朝が早いから人がすくなく快適だ。東電のつり橋は本来は通行止めなのだが、ロープをくぐって渉ってしまう。
ここら辺りはお花畑になっており、水芭蕉、リュウキンカが所狭しと群生しており、本当に綺麗。東電小屋でちょっと休憩し、ヨッピ川つり橋を経て竜宮へ。途中妻がステッキを忘れるハプニングがあるも、10時には竜宮に着いた。竜宮のベンチは人人人。。ここで別動隊(伯母さん夫婦+お袋)を待つ。これだけ人がいるので見つかるかどうか心配だったが、20分位で合流成功!5人でベンチでお昼にする。やはり今日も鳩待峠は大量の人らしい。5人でヨッピ橋で記念撮影し、牛首方面へ。ここのベンチも人人人。。パスして山の鼻へ。当然ながらここも大量の人。トイレには長蛇の列。ゆっくり休んで、いざ鳩待峠へ。登り始めると、動かないエスカレーターに並んでいるようだ。時間的に降りてくる人がすくないので対向斜線が開いているのを見計らって追い越す。2時過ぎに鳩待峠に到着。あまりに人が多いのですぐさまバスに乗り戸倉に帰る。お土産屋で、お袋に子供へのお土産を買ってもらったりして別れる。
尾瀬ヶ原では木道に寝転がったり、日傘をさしたり、マナーの悪い人が多い。もはや山ではなく観光地なのだ。殆どの人は鳩待峠から入り、ちょこっと竜宮付近まで行って日帰りで帰っていく。もったいないなぁ。ハイシーズンの尾瀬はやはり泊まりでゆっくり散策したほうがよい。日帰りの人がいなくなった夕方や早朝が最高だ。あと、クマよけのつもりなのだろうが、キンキンなる鈴はうるさくてしょうがない。こんなに人がいるのだからクマが出るはずが無いのだが。。
遥かな尾瀬、遠い空。。。。
やはり尾瀬はすばらしい所です。