五竜岳G2右稜(春合宿)
カト
5月3日
合宿3日目、5月5日快晴。前日笹田CLからG2右稜をやると告げられ、グッチーさんがパートナーと決まった。雪壁、雪稜、岩稜のG2登攀だ。
シラタケ沢に向かって急斜面を下りデブリを通過して右稜末端まで上り返す。笹田−あつこ組ははるか上で見えない。sa山−ミナト組に追い越され右稜末端の取り付きは最後となった。ここまではコンテニアス。勿論練習してきたヒマラヤンコンテ。取付きからはスタカットのつるべで行こうと決めていた。中央稜と右稜の間のルンゼを詰めて右稜尾根の岩稜に上がりG2峰を目指す。
が、取付き点で私は滑落する。先行のミナトさんがトップsa山さんをビレーし、グッチーさんがその横に立つ。尾根末端左側にスペースがないと思ったので末端シュルンドの反対側に上った。しかし、立った途端ザラメ状となったゆるゆるの雪が崩れる。1歩目はこらえたが二歩目の右足を踏んだところでゆるゆる雪が足元から崩れた。仰向けに滑落。グッチーさんを巻き込んだら大変だと思って滑落停止を試みるもきつい斜度の斜面はすぐに加速がつきザックを背負っていることもあり身体を反転できない。何とか下向きになりかけたところで止まる。10mの滑落。この間1秒もない。下は50mほど。
グッチーさんは身を低くして懸命に堪えたらしい。ミナトさんもグッチーさんの足に腕をかけたらしい。二人のお陰で危ういところを助かる。グッチーさん、ミナトさんに感謝。
G2岩頭まで13Pか?慎重につるべを重ねる。笹田CLからビレー支点は灌木で取るようにとの注意があったので忠実に守る。雪壁をダブルアックスで上り右稜のハイ松を支点にしてセカンドをビレーする。雪壁から岩稜帯に入る。岩がもろい。大きな岩でもぐらぐらと揺れる。岩稜尾根からまた急斜面の雪壁に出る。そして核心の岩稜を登る。笹田CLが上から見てくれる。14:00コルに出る。8時間の格闘でやっとみなさんに会える。あつこさんは昼寝をしている。笹田−あつこ組は昼前に着いたとのこと。ここからコンテで急斜面のガレ場、雪稜を経てG2峰を踏む。
(反省点)
@滑落の原因は上る場所を間違えたこと。シュルンドの近くは危険だし雪が緩んでいる。滑落停止ができなかったことは大反省。ザックを背負っての訓練が必要。
Aトップ組との時間差2H。天気がよかったからよいもののスピード(体力、技術)不足。
ビレー方法の改善(確保器から肩がらみへ)、スタカットからコンテへの切り替えなど状況によって対応することが必要。
B水分不足。快晴のため摂取量が多く後半脱水症状気味。