魚野川釣行(先後発)
期日:2012年6月15日〜2012年6月17日
後発隊:カト(SL)、部長(食担)、笹田、アトム、ノリ、タカヒデ、タカタカ(記)
6月15日(金)- 6月16日(土)
22:00 赤羽駅集→翌2:30 切明温泉駐車場→切明温泉発 5:30→ 渋沢ダム 8:30
6月17日(日)
6:00 起床→7:30出発→10:00 切明温泉着→11:30 切明温泉発
タカタカ
後発隊メンバーは、金曜夜22時に赤羽駅で集合。夜中の暗い道のりを切明温泉登山口へと向かう。運転はアトムさんとタカヒデさんの2人が担当。
運転中アトムさんが眠くならないように、タカタカは助手席で話をする。昔アトムさんは暴走族でブイブイ言わせ、バイクレースにまで出場し、
見事なコーナリングテクを見せつけたという伝説話(※注:一部誇張あり)は、今の温厚なアトムさんからは想像もつかない。
深夜2時ごろに切明温泉登山口付近の駐車場に到着し、明け方まで仮眠をとる。
朝5時、空には分厚い雲がかかり、冷たい風がビューっと吹く悪天候。今にも雨が降り出しそうな中、リーダーのカトさんを先頭に、渋沢ダムへ向かう。
往路では、今夜のオツマミになる山菜をキョロキョロ探しながら進む。笹田さんは山菜の知識が豊富で、色々教えてくれた。「今の時期は山菜取りとしては遅いが、
雪渓付近は比較的気温が低いため、まだ山菜が残っている」とのこと。そのご助言通り、雪渓近くにフキノトウを見つける。他にも蕨を採取。これらの食材は、
後につりしさん・ミナトさんの料理人ペアにより素晴らしい一品となる。途中、数箇所土砂崩れによる悪路があるため慎重に進むが、
ほとんど緩やかな歩きやすい登山道である。8時半ごろ、渋沢ダムベースキャンプ地に辿り着く。ジャンボテントとカトさん所有の2人用テントを設置。
釣り山行にも関わらず「釣りをしない」宣言をする部長をテントに唯一残し、早速メンバーは意気揚々と釣りに向かう。
釣りを行うエリアは、例年通り渋沢ダム直下のスペース。雨がシトシト降る中、ダム放流による風も加わり、とにかく寒い。そんな悪条件の中、
上流から見て右岸にノリさん、左岸に残りのメンバーが陣取る。右側は岸壁になっており、ノリさんはその岸壁を上手に上流方向にへつりながら、
ダム放水の近くまで進んで行く。そして、ポジションを決めると、岩魚から身を潜めるように岩の陰に隠れ、川底が深く水流が渦巻くポイントに向けて竿を落とす。
数分後、、、大きい岩魚が釣れた!そして腐敗を防ぐため、エラや内臓を手早く処理。さすが手馴れていらっしゃる。
一匹を釣った後、「必要以上の殺生を好まない」と言い残しテント場へ戻る姿はまさに山男の鏡だ。
一方、他メンバーであるが、、、笹田さんとタカタカは早い段階で断念。「魚見えないし、寒いし、、」と戦意喪失状態。
カトさんとアトムさんは最後まで粘るものの、結局ノリさん以外は誰も獲得なしに終わる。アトムさんの分析によると、
この敗因は「ノリさんは岩魚の気持ちになってポジション取りをしたが、一方他メンバーは人間が釣りをしやすい場所を選んだから」とのこと。
確かにもっと勉強が必要そうだ。また、釣りの技術以外にも要因はある。「後発隊が入ったエリアは、週末に人が入りやすい場所であるため、
既に釣られてしまって岩魚が残っていなかったこと」らしい。決して言い訳ではない!
皆がテント内に戻ると、なんと部長が夕食のカレーを作り終え、テント内を暖めてくれていた。部長の仕事の早さとお気遣いに感嘆する。
一通りやる事を終えて、未だお昼の12時前という事実に戸惑いつつも、とりあえず飲み始める。するとテントの外から「ケッチボー」の声が聞こえ、
先発隊と合流することが出来た。
先発隊は少し離れた上流の河原にテントを設置しており、そこで焚き火を囲んだ宴会を始める。先発隊が踏み入った秘境は、
足の踏み場もないほど岩魚が大量に飛び跳ねていたという。3人で釣り上げた38匹の大岩魚たちは長時間かけて丁寧に燻され、極上の燻製としてお披露目された。
一同テンションMAX。つりしさんとミナトさんは、高級割烹料亭の料理人の如く、次から次へと豪華な岩魚づくし料理を提供してくれる。岩魚の燻製焼き、
岩魚メシ、岩魚汁。大好きなコツ酒は、阿部さん特製のなめろうと相性抜群だったなあ。。。さらに合間に出てくる山菜料理の数々。ふきみそやウドの酢味噌和え、
こごみと蕨のお浸しなどは、新鮮な香りが爽やかに鼻を抜ける。部長手作りのカレーも〆にはもってこい。こんなに贅沢な食事は今まであっただろうか。
岩魚を釣れなかった面々は頭が上がらず、ただただ感謝するのみである。
1次会の後、後発隊は自分たちのテントに戻り、焚き火をおこして2次会を始める。結局、1日トータルで日本酒2升とビール500MLのダースとウイスキー1Lを飲み干す。
2次会も盛り上がる中、特にタカタカは調子に乗り、先輩たちに絡みまくっていた。この場を借りて深く陳謝致します。申し訳ございません。。
次の日、雨の強い音で目が覚める。10人全員そろったところで、部長特製のカレーうどんで腹ごしらえをし、早々に下山する。段々雨が止み始め、
下山後は夏のような強い日差しが降り注ぎ暑いくらいだ。
登山口から近い切明温泉は11時半から入浴可能。温泉前に各自が荷物を整える中、つりしさんは、シャツにパンツ一丁で荷物の整理をしている。
ご本人は短いズボンだと主張するが、ズボンにしては生地が薄い。以前からセクハラ疑惑がかけられているつりしさんであるが、この時、疑惑は容疑へと確定した。
気持ちの良い温泉後、つりしさんオススメの名物へぎそば屋へ向かう。「へぎそば」とはつなぎに布海苔という海藻を使ったソバをヘギといわれる器に盛り付けた蕎麦のこと。
つなぎに水は一切使っていないらしい。名物へぎそばは何故か2人前からの注文であるため、各人2人前を平らげると、店の亭主が「本当に残さず食べれるのか心配した」
と我々の食いっぷりに感嘆していた。最後まで食道楽の山行(旅行?)だった。
自然奥深い中で美味しい時間を過ごせたことを釣りの師匠たちに感謝します。また悪天候の中、先導下さったカトリーダー、ありがとうございました。
以上
部長
魚三昧焚火宴 ----中津川水系 魚野川釣紀行----
山田釣師隊長企画魚野川渓流釣山行第三回目、後発隊参加。前日先発隊意欲満々釣果約束半信半疑。赤羽駅夜十時集合野口一箱車六名乗車、
一路越後道快適走行。後発隊隊長加藤的確指示、途中便利店日本酒貳本、缶麦酒大量拾五本購買。笑顔笹田師範天候悪化懸念。
通信衛星誘導装置威力発揮、山間道激走胃袋直撃、車酔寸前。車窓水滴前途不安感。津南町・秋山郷前照灯走行暗中模索。切明温泉付近到着林道脇駐車。
山田会員小型四駆車単独先着。車外降雨、車内仮眠座席横臥快眠不能。
午前五時加藤隊長一声起床、飲料食材分配、装備品万全確認歩行開始。深山幽谷、越後信濃国境山峡非日常的世界展開。林道経由吊橋通過後急登、
額多汗、人見肥満下腹部怨念。高高夫人麦酒半打以上分担、多量積載背嚢快適登攀笑顔千両。負担分飲料摂取宣言脚力快調。
登山道、東京電力水平作業道安楽通過。福島原発事故批判、登山道掘削恩恵感謝。降雨、高科学織布雨具装着。蒸・温・疲、三重苦怨念梅雨空。
登山道崩落数箇所、峡谷一直線川床滑落絶命必死、慎重通過。目的地渋沢大堰堤東電避難小屋到着九時前。天幕大小二張設営。直後五名雨中岩魚釣決行。
食担人見隊員天幕保持雨宿単独待機。玉葱・人参切断、印度風辛味豚肉汁丹精調理開始。二時間後、五名全釣果唯一山田隊員一匹獲得。
他四人釣果皆無落胆帰幕、技量不足明白、言訳放題。正午前、時刻無関係自棄酒当然開始。洋風蒸留酒、重複杯本格化酩酊初期。
先発隊長山田釣師表敬訪問、「吝嗇棒」。挨拶後重大報告、昨日釣果大漁三十匹超。仕込万端、河原焚火設営着々準備中、歓迎河原宴。虚報的(?)
夢心地的朗報、全隊員笑顔破顔、唾腺出水。白昼酒一時中断、酒類・食材等運搬準備、野外生活者六名移動。先発隊、阿部隊員擬餌針沢釣大成果大笑顔歓迎。
先発隊難路専門湊会員、先発隊機工班長笑顔歓迎。北稜全隊員十名集結。大量流木・古木・生木鋸切断、湊係員過激放火、怪炎気炎一気高揚。宣戦布告、
河原乞食豪勢祝宴酒戦勃発。国連・長野県警地域課停戦監視団、唖然傍観。
世間的教養一般常識無視、白昼夢舞台開演午後壱時。若干高級山鳥麦酒乾杯音頭、炊煙山渓漂流、傍若無人嬌声、野鳥驚愕。岩魚塩焼豪快丸囓笑顔、
香味骨酒美酒感涙、即席山菜肴風味絶佳感激。骨酒三杯目五臓六腑浸透、心身号泣。酒量可及的増加一途、戦線拡大。論壇風発、丁々発止、虚々実々、大言壮語、魑魅魍魎化。
嗚呼、狐略狐略。
宴席饒舌化、真剣・無責任的話題続出。曰、大賛辞喜色満面山田釣師面目躍如。曰、湊会員、全国指名手配容疑者酷似心配不安、逮捕報道一同安堵。曰、
隊員横断的噂話真実不実。曰、会員内奇人変人度選抜上位三名如何。該当者暫定二位当選野口会員、酒量増加笑顔破顔弁舌流暢、奇抜発言放題、全員爆笑。
美人妻帯高秀会員、全員嫉妬被害甚大。当人高高淑女劇的酒量増加、知性・恥感覚麻痺、波長乱脈絶好調。相方野口会員相性抜群、満面笑顔鼻下伸長好色的垂涎鼻水。
寡黙山田隊員冷静調理、風味酒肴新鮮舐郎、美味大絶賛。名実的師範釣師山田舌先好調、明朗大音笑声反響魚野川。山行大成功加藤安堵満足。笹田師匠釣名人真価脱帽感謝。
食担人見会員懸命飲酒、印度辛汁和風饂飩真剣調理。
白昼堂々大宴会、酒肴美味酒杯多重累積、酩酊進捗泣声歓喜絶叫放吟。中津川炎上、夕刻前信濃山渓静寂。
河原合同宴解散後、各隊酒宴当然継続。後発隊山田隊員熟練的枯木焚火新設、笑顔再開、残存酒量豊富。笑顔野口・相方高高両人、親子的舌戦最高潮。配偶者高秀心配顔。
早々撃沈加藤隊長。全隊員酩酊亡失忘我、漸次失神就寝安眠。
翌朝大雨小雨天候不順、若干二日酔起床。魚釣不能早期下山決定。同前水平道路通過。下山後秘境切明温泉入浴、心身浄化。牧歌的津南町内名店蕎麦屋、
越後名物絶品「片木蕎麦」大食完食、山行充実。現地解散。
同行皆様、御疲様、多謝。会員皆様、陳謝多幸独占。 記 宴会部長