きのこ採り沢 福島県滑谷沢

●期日:2013年10月12日 ~14日
●参加者:ハギCL、えび、こば、つりし(記)
●行程:
11日:王子出(22:30)→東北道福島飯坂ICを経て峠駅着(26:00)幕営
12日:峠駅(7:00)→東栗子トンネル登山口(8:00)→烏川入渓(10:00)→滑谷沢出合(12:50)→二俣幕営地BC(15:30)(内きのこ採り時間2hほど)
13日:BC(8:00)→滑谷沢右俣(8:05)→奥の二俣(10:00)→BC(12:00)
(当初予定は栗小山に詰め上げ三本松沢下降であったが雨天の為BC往復に変更)
14日:BC(7:10)→滑谷沢左俣(7:15)→裏見の滝(8:20)→大平橋(9:20)→登山口(12:30)

●記録:
東北自動車道の福島飯坂ICを出るとまさかの本降り、はじめ登山口のある東栗子トンネルの出口脇で幕営をする予定であったが、(車のトンネル通過音が大きく幕営は不向き)雨がしのげるところということで、そこから40分ほど走った米沢の旧峠駅跡地で幕営する。
軽く飲んで3:00就寝し朝はゆっくり寝坊する予定であったが、5:40テント横の車の防犯ベルが突然鳴り出し飛び起きる。
外に出ると誤作動でしたと車の主が平身低頭、また峠駅自体も深夜の保線工事の音で度々目が覚め、みんな寝不足気味である。

ともあれ車でまた40分ほど走り栗子トンネル脇のスペースに駐車、登山道の看板がある工事現場内を通って林道を進む、最後のほうにある二つ小屋トンネルは崩壊が激しく要ヘッデン、林道も四駆で通れるかどうかかなり微妙である。

トンネル出現
トンネル出現

2時間ほど歩いてコンクリートの烏川橋を少し超えたところから入渓し烏川を下る。
沢は高低差がなくサラサラとおだやかに流れている、特にザイルを出すようなところもないが苔が滑るため、一人アクアステルス底であったコバさんは少々歩きにくそう。

途中、倒木に楢茸の群生が何箇所も出てきて収穫しながら沢を歩く、キノコはその後の最終日までスギタケ、くりたけ、うすひらたけ、ぶなはりたけ、サンゴハリ茸、センボンイチメガサ、エゾハリ茸を食べられる量だけ採取した。
このようなきのこ採りができるのも、今年入会したコバさんのおかげである、その収穫の仕方はとても慎重で、すでにわかっているキノコでも複数のキノコ図鑑で念入りに再確認し、そして少しでも自信がないものは食べないことを徹底しているので、とても安心して食べられる。
それにしても、とれたてのキノコは美味しい。(*エゾハリ茸だけは固くて今一)

キノコ鑑定中
キノコ鑑定中
楢茸群生にご満悦のリーダー
楢茸群生にご満悦のリーダー

10:00滑谷沢の出合いに到達、水量が一気に多くなり、ところどころ出てくる深い釜のへつりはこの時期、落ちると震えるほど寒いのでとってもスリリング、また雨足が段々強くなって本降り状態に沢水は茶色になり少し増水してるが、このくらいの雨だと周囲は保水力がある森であるので一気に増水することは少ないのかもしれない。
途中、幕営できそうな平地が何箇所かあるが、今一決め手に欠けるので、大雨の中我慢し遡行を続けると、15:00二俣手前に素晴らしい幕営地出現、ありがたいことにブルーシートがデポしてあったのでそれをタープ代わりに設営しその下で焚火をすることにした。
冷え切った体でようやく集めた薪は水浸しで着火困難と思われたが、エビ火付責任者が一発で着火させる、去年からメキメキ腕をあげ今やすっかり焚火有段者である。
さて焚火が安定すると、ここからはコバ料理長の独断場である。
まずは前菜・食前酒としてクラッカーにたっぷり塗った山葡萄ジャムと山葡萄漬けのバーボンが厳かに出てくる、山葡萄は前にナラマタ沢行でとったものを料理長がジャムとバーボン酒漬けにしたもの、その気品あふれる素晴らしい味に皆が唸る、いまここに幻のレストラン「ブルー・ラ・シート」が出現した。
大蒜ホイル焼き、なすときのこの大根おろし煮、ミョウガ生姜味噌、仙台油ふとキノコの甘辛煮、一人150gもある鶏肉とキノコとトマトの悪魔風炒めなど、素晴らしい料理の数々に赤ワインとビールがガンガン進む。
前日ほとんど寝てないので珍しく私は21:00にテントに避難、流石にこの時期はシェラフカバーだけだと寒いので、夏用シェラフ+カバーで寝たらとても快適であったが、ダウン上+象足+カッパ+シェラフカバーでも寒くなかったようである、こちらのほうが缶ビール1本位追加できたかも。

至福の時間
至福の時間

あくる朝、寝ぼけ眼でエビマスターが入れてくれた本格ドリップコーヒーを飲んでいると、雨が本降りになってきた、ハギCL悩みに悩んだすえ、本日停滞して、もし天気が回復したら右俣を奥の二俣まで往復に切り替えるという決断をする。
本日雨でもブルーシートが張ってあれば焚火宴会ができるのでひと安心??
雨が少し上がり始めたので8:00に出発 変更通り右俣を上がる、滝がぽつぽつ出てくるが難しいところはしっかりとした巻き道あるので容易、また落ちなければ濡れても膝上あたりくらいで済むので、秋の沢としてもとても良い場所である、いろいろ調査して選んでくれたハギCLに感謝である、また魚は多く走ったが、サイズがあまり大きくないのと、巻き道がしっかり付いていること、幕営地のデポ品などを考えると、9月禁漁時期までは釣り人が多く入る沢であるのではないかと思われる、ちなみに今回沢中で会った釣り人は居なく沢登の2人組だけであった。

どぼんしないよう慎重に登る
どぼんしないよう慎重に登る

予定とおり往復してBC13:00頃帰還、余った期限切れのコンビニ御握りときのこをぶっこんで作ったきのこ雑炊が旨い。

さて今夜は今季沢中での最後の焚火宴会でもある、そんなみんなの気持ちを代弁するかのように、燃やすのに時間がかかりそうな太い薪がたくさん集まる。
暗くなるのが待ちきれずに熱燗「ぷわー」 あてはきのことわかめの酢味噌和え、ワカメの山葵醤油漬け、体がすっかり暖まりビールに変更するとつまみもウインナーときのこの炒め物、大蒜ホイル焼き、きのことねぎのホイル焼きと合わせてくる敏腕料理長、今夜のメインディッシュであるハギCL特製大盛きのこクリームシチューを食べその優しい味に浸っていると、今度は料理長が丸々太った尺ベーコンをとり出し、ベーコンの端を切ってキノコと炒める、旨すぎる。
お腹がきつくなってくるが、米は別腹という乱暴な意見に押されビリー缶に米4合+山盛キノコに醤油を適当にかけて焚火に放り込むと、30分で素晴らしいキノコ飯の出来上がり、「これは凄いよ」とおこげも綺麗にこそぎ落として食べるお腹一杯なはずの欠食大人達。
いよいよ宴も終盤となり最後はウイスキーでちびりとなると、いよいよ先ほどのベーコン塊のご登場、真っ赤な火で炙ると、溶け出した脂がとびちり、あつあつをまな板の上でじゅっと厚切りにして、口に放り込むと「はふほふ、脂じゅわー」あーなんて幸せなのかしら・・
そんなこんなんで、深夜就寝、その夜体脂肪率が10%増えた健康診断書を医者から渡された警告的な夢を本当に見てしまった。

翌朝は大快晴、大盛きのこラーメンを食べ7:00出発、途中 スダレ状滝や裏見の滝、ナメ滝が出てきて綺麗、しかし困難なところはなく、間違いなく初級癒し沢である。

スダレ状滝
スダレ状滝
うらみの滝通過中
うらみの滝通過中

両岸にある低いぶなの森に日が差し込み、木漏れ日が沢に反射してなんとも素晴らしい。
9:20 大平橋到着、大変名残惜しいのだが陸に上がる、帰り道は山ぶどうを採り食べながら歩き、お土産と山栗、きのこなどを採取する、秋の歩行時間はいつもより余計かかることを勉強し12:30登山口に無事に到着、おかげで良い沢納めになりましたとお互いに感謝の握手を交わす。

帰りの風呂は偶然見つけた飯坂温泉共同浴場(あとで調べると同じような所が温泉内に9箇所あるとのこと)、こじんまりだが100%かけ流し、風呂代200円+石鹸別売り50円也、熱い風呂と温い風呂と別れているが両方とも46度、地元の人は熱いのがお好みとかで、風呂場には風呂めぐりの地元以外の方が来たら温い風呂釜は43度に下げてあげましょうと書いてある。
ちなみに私も熱くて入れずに親切な地元の方に加水してもらい入りました。
東北福島は人も自然もとても優しく、また良い仲間に恵まれ最後までとても癒された沢旅ができましたハギリーダー、えびちゃん、こばさんありがとうございました。
また来年もこんな感じなのを是非やりましょうね。

癒されました
癒されました

上越国境稜線

上越国境稜線

・時期:2013年10月12日(土)~13日(日)
・メンバー:部長(L)、みやのり、トンちゃん、カト(記)
・行程:
1日目(10/12)
ロープウエイ天神平駅9:10…肩の小屋11:00…大障子避難小屋13:00(幕営)
2日目(10/13)
大障子避難小屋5:45…万太郎山6:55…エビス大黒ノ頭9:00…仙ノ倉山10:20…平標山11:00…松手山12:15…平標登山口13:20
・記録:
(はじめに)
4年振りの紅葉狩り山行に上越国境稜線に行きました。今回は今年入会のトンちゃんと初めての山行でしたのでとても楽しみでした。4年前の前回は1日目が強風雨の酷い天気で前進か撤退かを肩の小屋で迷いましたが天気予報を信じて前進することとしました。願いが通じて2日目は快晴で紅葉晴れとなりました。果たして今年はどうでしたでしょうか。新潟地方の天気予報では1日目が全国で唯一の傘マーク、2日目は晴マークでしたが、大体は予報通りでした。予想に反したのは2日目朝が濃霧、昼間が強風になったことでした。紅葉は盛りにはちょっと早かったようです。しかし、それなりに満喫できました。
(1日目、10/12(土)晴後曇後雨)
谷川岳ロープウエイは意外と空いていました。長蛇の列を予想していましたがすんなりと乗れました。水上発バス8:25の乗車で時間が早かったことが良かったと思います。しかし、登山者は多く、ところどころ列をなしているので岩場で列の横を登って追い越したことが二度三度ありました。いつも休憩する熊穴沢ノ避難小屋をパスして最初の岩峰(部長が第一岩峰と名付けている)で1本立てました。みやのりさんはオクノ耳に行ってないので是非にと言っていましたが、肩の小屋に着いたら曇っていて全く展望がありませんでした。みやのりさん今回も残念でしたね。ロープウエイからの紅葉は色付き始めたころでしたが上に行くに従って期待通り見事に色づいていました。

天神尾根
天神尾根

大障子避難小屋に13:00に着いてしまいました。テントを設営したら雨がひどくなってきました。みやのりさんとトンちゃんは避難小屋手前(谷川岳を背にして)、群馬県側の水場まで斜面を下ってもらいました。テントに帰ってきたときはずぶ濡れ、クマ笹で足元が濡れて靴下まで濡れる程でした。危うい急斜面で本日一番の核心だったとのことでした。

これから晩飯までどう過ごすかが問題でした。と言っても飲むことしか能がないので取りあえず乾杯をして宴会モードにスイッチを切り替えました。トンちゃんはノンアルコールビールをしっかり用意してきてノンベエの我々に着き合ってくれました。トンちゃんは本当に素直で良いお人柄ですね。素直さは晩飯料理教室で本領を発揮します。先生は部長、生徒はトンちゃんです。メニューはカツ煮。拙い替え歌で表現してみます。
(月の法善寺横丁(藤島桓夫)替えて「雨の稜線横町」:シニアの方は歌ってみてください)
包丁一本 ザックに詰めて/山に行くのが オラの意気地/待っててトンちゃん 哀しいだろうが/ああ 若いトンちゃんの/想い出つくり 大障子/月も見えない 暴風雨
(セリフ)トンちゃんに、オラが初めてカツ煮を教えはったのは「大障子」の晩やった。
はよう立派なお弟子さんになりやゆうて、たまねぎのうすぎり、カツの切り方、卵の溶き方、水の注ぎ方、火加減を教えはりましたなあ。これまでつりしはんを始めとする弟子さんはゆうことききはりませんでみなオラから逃げてしもた。あんただけがゆうことききはりやった。この晩からオラはトンちゃんが好きになりました。あんた一番弟子や。
と、言うことで厨房に入ったことのないトンちゃんは立派な板場はんになりました。今後の’ トン‘カツ煮をお楽しみに。美味しいカツ煮をいただき、酒も切れて18:00就寝と相成りました。夜半に雨は上がりましたが風が強くテントの張り綱が切れるのではないかと心配しました。
(2日目、10/13(日)濃霧後晴、強風)
4:00起床、5:45出発。避難小屋3人のうちの一人が早立ちして行きました。濃霧の中を最初の万太郎山に向かいます。

大障子避難小屋の朝
大障子避難小屋の朝

10分ほどすると晴れてきましたが風は強く前進に苦労します。また追い風、横風になると身体を持っていかれます。よろけることは何回も、そして登山道はスリップするのでしっかり地面を踏みます。人が立つのが困難な風速は15mから20mだと言います。立ち止まって風圧に耐える程でしたから瞬間的には風速20m程はあったのでしょうか。左右の深い斜面から風と共に湧き上がる雲、雲になでられてクマ笹がさざ波のごとく稜線に向かって打ち寄せています。自然の猛威を感じます。
ここでまた拙い替え歌で表現してみます。これは強風の中私が便秘で苦しんでいる様子です。
(嵐を呼ぶ男(石原裕二郎):古くかつ下品ですみません)
おいらはハイカー/やくざなハイカー/おいらがあるけば 嵐を呼ぶぜ/喧嘩代わりに ヒップを叩きゃ/放屁の圧で ふっとぶぜ
(セリフ)この野郎、かゝって来い!/最初はプッス-だ… ほら右からだ/おっと左からー…/畜生、風圧が凄いな、倍にして返すぜ/ブゥワアーだ、ブゥワアーだ、プッだ/えゝい我慢できねえ― この辺に隠れ草むらがねえのカ-
てなことで、隠れ草むらがなく下山後皆さんがお風呂に入っている時間20分間格闘の末でやっと2日間の食料を排泄したのです。しもの話でごめんなさい。
仙ノ倉山、平標山、松木山とピークを順調に踏みますが、ここまで部長の先導が早いのです。一番弟子のトンちゃんは滑りに滑っても間をおかずにしっかりついていくのです。3番目を歩く私はと言うと滑るのが嫌で全くのマイペースです。前二人と間があいても意を介さず離れても気にしません。どうせちょっと厳しいところでは追いつくと高をくくっています。これも昨年の北ア水平道路で前を追いかけた末の宇奈月への最終下降で歩行困難になった経験が活きています。
しかし、12:20時点の松木山でバス時刻を確認しますと下山地の平標山登山口から越後湯沢行き14:05があり、CT1:30を考慮しますとぎりぎりの感じがしましてそれまでののんびりムードが吹っ飛びます。早足の部長を先頭に4人の足並みがそろい1時間弱の13:20前にバス停に下山しました。

松木山へ向かう
松木山へ向かう

越後湯沢に行けばそば処の「しんばし」でしょう。へぎそばと熱燗で舌鼓を打ち新幹線の人となりました。

 

 

 

 

歳を経るごとに過去の記憶が懐かしく、と言っても短い山経験ではそんな感傷にひったて入られませんが、それでも6年と1ヵ月で298回目の凝縮された山行の中で国境稜線は思いが深いルートのひとつです。激しく変わる天候、素晴らしい稜線など自然が為せる技の中で生かされている実感、そして何よりも良き仲間がいて同じ思いを共感できること、が素晴らしいと思います。

剱岳 八ツ峰Ⅵ峰~本峰~早月尾根

●日程: 9月21日~9月23日
●剱岳: 八ツ峰Ⅵ峰~本峰~早月尾根
●メンバー: 笹田(L)・カトー・サブ・sa山・かおり(記)

9月20日 夜10時 月夜 
(竹橋:毎日新聞社集合)

夜行バスの集合場所へ向かい地下鉄を乗り継いだ。今回こそ忘れ物大王の汚名を返上するため、持ち物は二度三度と確認した。不安はいっぱいだが気分は上々である。
が!!竹橋の改札で切符が無い!確かポケットに入れたハズ・・・メトロの駅員さんの前で大きなザックで改札口を占領し、無くした旨を必死で訴えた・・・しぶしぶ再度、運賃を払おうとした私に早く改札の前から退いて欲しかったのか、注意のみで改札を出してくれた。地下に居ても今宵の月のように明るい社員だ。
バスの受付はカトー氏が滞りなく手配を進めてくれ、いざバスへ乗り込む。翌日のことを考えなるべく就寝を心掛けるが、やはりバスでの移動は窮屈だ。隣席では酔っ払いsa山氏の相手をサブちゃんがしている。脱帽。

9月21日 はれ ☀ 
(室堂~雷鳥沢ヒュッテ~剱御前小舎~剱沢雪渓~長次郎出合~熊の岩)

8:00頃 室堂に到着。
8:40  室堂出発。
晴天の連休初日で、登山客や観光客で賑わっている。みくりが池温泉経由で雷鳥沢へ下る。
雷鳥沢より、新室堂乗越経由で剱御前小屋を目指す。途中尾根に上がったところで休憩する。槍や石川県の白山・富山市内まで見渡せる。秋の台風シーズンでこんなに天気に恵まれるとは!
11:10 剱御前小屋着。所々紅葉しはじめていて岩と雪に黄や紅が混じる。
12:15 剱沢小屋着。軽アイゼンをつけて剱沢雪渓を下る。この時私は、4本爪の軽アイゼンで四苦八苦する。

今年四月のマチガ沢雪訓で熊と遭遇した際、笹田氏が「アイゼンに雪が団子上に付き高下駄で滑った」と言っていた。私は驚いて腰を抜かしたのだと思っていたが、今回自分もアイゼンに雪が団子状に付き、あまりに滑るので、ようやくあの時の台詞を理解した。次からは人の言葉を素直に信じると共に6本爪の軽アイゼンを持参したい。

この時アイゼンが外れて真横についていた。アイゼンの意味が全く無い・・・
この時アイゼンが外れて真横についていた。アイゼンの意味が全く無い・・・

13:30 長次郎出合から長次郎雪渓を登る。
晴天に加え、他のパーティもあまり会わず絶景を独占しているようだ。

絶景!長次郎雪渓。しかしここからの登りがキツかった~
絶景!長次郎雪渓。しかしここからの登りがキツかった~

出合から、熊の岩の幕営地まで小休憩をはさみながら高度を上げていく。私は慣れない雪渓歩きに四苦八苦。他のメンバーはさすがベテラン、顔色変えずに黙々と登る。

足の短い私は冷や汗をかきながらクレパス越え。前のカト氏から「ザイル出そうか?」のお声あり・・・
足の短い私は冷や汗をかきながらクレパス越え。前のカト氏から「ザイル出そうか?」のお声あり・・・
笹田氏同じくクレパス越え。足の長さはあまり変わらない様な気がするが安定感が違う…
笹田氏同じくクレパス越え。足の長さはあまり変わらない様な気がするが安定感が違う…
ちょっとゾクっとするシュルンド。腰が引けている私とカタギには見えないカト氏
ちょっとゾクっとするシュルンド。腰が引けている私とカタギには見えないカト氏

16:00 熊の岩到着!!
北穂のテン場でも非常に感動したが、熊の岩はまた格別。一般登山客がいない事や雪渓を越えてきた充実感も相まって、ここに来たことの優越感・満足感がヒシヒシと込上げる。

大変な思いをしても行く甲斐有る熊の岩。サブちゃんは3年越しの思いが叶ったらしい
大変な思いをしても行く甲斐有る熊の岩。サブちゃんは3年越しの思いが叶ったらしい

隣のテントの女性とカトー氏・笹田氏がなにやら楽しげに会話していると思ったら、どうやらガス缶を忘れて来たパーティだったらしい。私たちは各自1缶持参しているので、心優しいサブちゃんがガス缶を分けてあげる。
サブちゃんの手料理と剱沢小屋で仕入れたビールとsa山氏が担ぎ上げた富山名物昆布シメで入山祝い。早々に就寝。
深夜 月が明るく雪渓に反射してヘッドランプが不要な程。

9月22日 はれ ☀
(熊の岩~八ツ峰Ⅵ峰Cフェース~熊の岩~左俣経由長次郎のコル~剱山頂~早月小屋)

3:30起床 壁に一番で取り付くため早くに起床。カトー氏の豪華朝食を食し、準備へ。
カトー氏の食事を初めて食べたが、豪華で海抜0m地帯でも味わえない食事を2500mの高地で頂く。
5:00出発。アタックザックのみで、目前に迫る八峰Ⅵ峰Cフェイスへと向かう。
雪渓をトラバースして取り付くため、笹田氏が自分の6本爪のアイゼンを私に貸してくれる。寛仁大度。
私が、雨具が見つから無くもたもたしている間に笹田氏はノーアイゼンで軽々雪渓をトラバースしCフェイスへ先に到達。カトー氏を先頭に残るメンバーで取り付きへ。

暗い中Cフェイスまでの取り付き。雪渓に続きガレ場で登攀前にヘロヘロ…
暗い中Cフェイスまでの取り付き。雪渓に続きガレ場で登攀前にヘロヘロ…

先に到着していた笹田氏が私の雨具をそっと差し出す。あれだけテン場で探していたのに無い訳だ!
しかし軽アイゼンを借りているし、これから壁に登るし・・・私は苦情を飲み込んだ。くぅ~

私の写真がイマイチなのは、常にカッパがはみ出てるせいなのでは…?
私の写真がイマイチなのは、常にカッパがはみ出てるせいなのでは…?

さて壁に取り付くぞ!との段でカトー氏、フラットソールが無いと騒ぎ出す。穂高で登攀具を忘れた私が言うのもナンですが『何しに来たんだ・・・』
しかし、さすがカトー氏!この位の壁ならクラッシックスタイルの登山靴で登ることにする。
あらためて、壁に取り付く段で今度はサブちゃんが腹の不調を訴えた。早朝の爽やかな八ツ峰Ⅵ峰Cフェイスでサブちゃんマーキング。その間にカトー+sa山ペアが先行して登る。
ザイル分け : カトー+Sa山 / 笹田+サブ+かおり
1ピッチ目:サブちゃんリードで登る。グングン行く。後で聞くと、ハーケンが見つけられず探した~とのこと。
灌木や小石があって、後続に落とさないように注意した。笹田氏が最後。

1ピッチ目サブちゃんリード。腹を下していたとは思えない見事なリード。
1ピッチ目サブちゃんリード。腹を下していたとは思えない見事なリード。

2ピッチ目:サブちゃんリードで登る。ハイマツの間を登り、右に緩やかに折れて、終了点へ。
ザイルが支点にかけたシュリンゲに巻きつき、引き上げるのに苦労。サブちゃんの腕力をもってしても、かなり苦戦していた模様。「ザイルを2本引き上げるので進む方向と交錯しないように支点を取らないといけないね。」とサブちゃん談。また一回り大きくなった彼女を見た。
3ピッチ目:サブちゃんリードで登る。ここから他のパーティと入り乱れるようになり、経験の少ない私はかなり焦る。笹田氏が冷静に指示してくれるが、他グループのザイルが顔に当たったり、急かされているような感じがあったりで小心者の私は右往左往。リッジ手前のビレーポイントまでたどり着く。
4ピッチ目:なんと私が外岩初リード。3ピッチ目でビビりまくっていた私は、笹田氏の「行け」という言葉に声もなく従う。ここは、高度感のあるリッジをへばり付くようにして、なんとか渡る。ザイルは2本引かずに1本で行ったが、途中からザイルが動かない。どうやら、私たちのザイルが後続のパーティの人に引っかかっていたらしい。支点は見つからないし、ザイルは重いし、高度感抜群だし、先行のカトー・sa山コンビはアドバイスが正反対の事を言っているし・・・大変なリードデビューだった。しかし、終了点についてサブちゃんをザイルで引いた時感動が込上げてきた。サブちゃん・笹田氏は余裕のリッジ越え。

4ピッチ目のリード!後続の人にサイルが絡んでこんな所で前に進めないなんて~
4ピッチ目のリード!後続の人にサイルが絡んでこんな所で前に進めないなんて~
さすが人気ルート写真で見ても入り乱れている。サブちゃん笹田さんは余裕。
さすが人気ルート写真で見ても入り乱れている。サブちゃん笹田さんは余裕。

5ピッチ目:私がリード。4ピッチ目を考えると、簡単で登りやすかったが、他グループのザイルが交錯していて、どう対処していいかわからなかった。Cフェイスの頂上で交錯してしまったザイルの主に謝ると、なんと昨日テン場でガス缶を分けたパーティ。「気にしなくて良いから、ビレー点まで来い」とのお言葉。8:00Cフェイスの頭完登。

ザイルをまたいだ証拠写真。しかし、ガス缶の恩があり笑顔で完登を祝ってくれた
ザイルをまたいだ証拠写真。しかし、ガス缶の恩があり笑顔で完登を祝ってくれた
完登!ポチっ。
完登!ポチっ。
秘境!熊の岩。
秘境!熊の岩。

懸垂を2回して雪渓までクライムダウン。例えようも無いくらい美しい景色だが、やはり下りは怖い・・・
9:00  熊の岩着。テントを撤収して、剱岳本峰へ向かう。
10:15 熊の岩出発。左俣を登る。が、大変岩が崩れる場所で一歩すすんで3歩崩れるような場所で、非常に疲れる。隊の先頭はサブちゃんで、真下に居る私に岩を落とさないように慎重に歩いてくれる。私はカトー氏にボロボロ落とすが・・・
長次郎のコルに向かい登るが、踏み跡をたどれ!との先輩方の指示にサブちゃん少々プチキレて「目指すコルはどれ?!」と真正面にある不動のコルを見失っていた・・・それもこれも足場が非常に悪いせいである。
Sa山氏を先頭に岩壁にへばりつくように長次郎のコルを目指す。私の後ろはカトー氏が守りを固めてくれているので安泰。横をみると笹田氏がマネの出来ない足さばきでガレ場を登っている。
11:45 長次郎のコル着。疲労困憊でコルに到着。

長次郎のコルから頂上へ。カト氏快心の笑顔だが直後に足の不調を訴えている。我慢の人
長次郎のコルから頂上へ。カト氏快心の笑顔だが直後に足の不調を訴えている。我慢の人

12:10 剱岳頂上到着!なんか色々ありすぎて、頂上へ着いたのに感動が薄い・・・

剱岳山頂 お社が無く、アイテムを集めての記念撮影
剱岳山頂 お社が無く、アイテムを集めての記念撮影

12:40 山頂を出発し、早月小屋までの下りに入る。これが長いこと急なこと!
16:00 早月小屋到着。Cフェイスの頂上に着いた時より、長次郎のコルを抜けた時より、剱岳山頂へ到着した時より、小屋に着いたときのほうが感動するとは・・・恐るべし早月尾根・・・宴会後就寝。

9月23日 はれ ☀ 
(早月小屋~馬場島 上市→富山→越後湯沢→都内帰宅)

4:30 起床。笹田氏の洋風朝食。オートミールなるものを人生で初めて食す。甘くて美味い。
6:00 早月小屋出発。またしてもひたすら急な下りで、昨日の筋肉痛にひびく。
10:00 馬場島到着。たいへん美しいキャンプ場でタクシーの到着までゆったりとした、ひと時を過ごす。
ヤマボウシなる木の実を教えてもらうと、カトー・sa山両氏は子供のように狩りに出る。元気だ・・・

コメント:サブちゃん「裸足の富山猿」
コメント:サブちゃん「裸足の富山猿」

富山で白エビを食べ、電車内で宴会し帰路へ。
最後に、天気に恵まれ初リードをさせて頂き有意義で楽しい時間を過ごせたのも、メンバーの皆様のおかげだと感謝しています。機会損失を掲げ強引に誘っていただいたsa山氏にも感謝。


感想:カト

劒岳長次郎谷、八ツ峰Ⅵ峰は思い出の地だ。山を初めて2年目の2008年夏に「劒岳 点の記」を読んで感動したことを笹田さん話したところ「行こうか」と言って素晴らしい世界を体験させてもらったところだ。別世界を垣間見て山にはまり込んだ特別の地。もう2度目はないだろうと思っていたが幸いにも今回思い出の地を踏むことができた。

熊ノ岩からの八ツ峰は本当に素晴らしい。シャモニーから見たアルプス針峰に匹敵すると思うのは独りよがりか。

5年前は共同装備をメンバーに担いでもらい今思えば身軽で臨んだがそれでも長次郎雪渓はヒーヒー言っていた。今回はリーダーの笹田さんに特にお願いして自分のSザイルを担がせてもらった。5年を経過して登攀具とザイルを担いでどこまでいけるか老いる自分との戦いでもあった。案の定熊ノ岩手前で皆さんに置いていかれる。歳を感じた瞬間だ。しかし、3度目はないと思うので本峰、熊ノ岩、八ツ峰を目に焼きつけながら懸命に歩を進めた。八ツ峰Ⅵ峰登攀そのものは私には技量がないので難易を言う程のものは持ち合わせてないが、高度感、岩質、展望など五感を鋭くして集中し感じ入ることが楽しい。

山の仲間は素晴らしい。楽しい時は共に笑い、苦しい時は目に見えない手を差し伸べてくれる気配を感じる。こんなことが頑張れる源泉だろうか。今回もメンバーに助けられて記憶に残る山行となった。自然や仲間の優しさに生かされていることをしみじみと感じた山行であった。

 

感想:sa山

昨年、一昨年と合宿は雨に叩かれ、3年越しの釼岳です、チャンスをのがすと今度、いつになるか分からないよ、という事でカオちゃんを引っ張り込みました。いい所は、一人でも多く感動してもらいたい、釼岳、八ツ峰はそういうところです。

9/21 釼沢の雪渓はもっと少ないと思っていましたが、200mほど後退している程度で、夏とそんなに変わらない。長次郎雪渓は昨年さぶちゃんと偵察に来たときは熊の岩まで雪渓通しに来れたが、途中ガレ場が出ている。

室堂から8時間ほどで熊の岩、ここでの幕営は初めてです、パーティーも少なく、整地された良い場所に張れた、正面に針ノ木岳、遠くには燕岳、大天井岳、常念岳が連なり素晴しいロケーションです。

中秋の名月後でもあり、明るい月夜で岩が白くひかり、うっすら雪化粧のように見えた。

9/22 5時早朝出発、取り付きで明るくなる、カト・sa山、隊はDフェースを計画していたのですが、威圧感に押され、一緒にCフェースを登ることに変更。一ピッチ目、sa山、二ピッチ目、靴を忘れたカトさん、旧スタイルでゴローの登山靴で、三ピッチ目sa山、4ピッチ目カトさん。そこで確保してもらい後続をカメラに収める、残りチョッとで終了。

後続組み、笹田さん、さぶちゃん、カオちゃんは、核心部の三→4ピッチ目で、ガイド付の他パーティのトップが追い抜きザイルが流れず苦労している、他パーティのセカンドは、ザイルワークを知らず、こちらのザイルの流れを悪くしているようだ。最近のガイドは自信が在るのだろうが、先を急ぐ余りにルールを守らない、巻き込まれるのはごめんです。

全員無事終了点に着き記念写真、八ツ峰頭を登り、右俣を下降する予定でしたが、今日中に早月小屋に向うということで、ラク石に注意し下降、2ピッチザイルで降り、5,6のコルへ、幕場に戻り撤収し、左又コルに向かう、雪渓が少なく、あり地獄のようなガレ場登りとなり、切れることしばし、コルにつき一休みし、頂上へ向かう、頂上には祠が無く、修理中のようだ。

早月尾根初めてですが、こんなにキツイ尾根とは知りませんでした、やせ尾根の急登で鎖が張られた所は、他の山でも、よく在りますが、それが延々と続く、普通の尾根の倍ほど時間を要する理由が分かりました、小屋の屋根が見えほっとする。幕場はいい所はすでに張られ、迷惑をかけない様、間に割り込んで張らせてもらう。

9/23 ゆっくり6時出発する、ここからも昨日同様急登が馬場島近くまで続く。タクシーが来るまで、徳沢園のような馬場島のキャンプ場でテントを干す。途中上市のアルプス温泉で汗を流し、富山駅に出て白エビを囲み乾杯し岐路に着いた、皆様楽しい山行ありがとうございました、又次の計画を楽しみにしております。

 

感想:サブ

皆様とすばらしい山行が出来た事、幸せでした。
笹田リーダー初め、皆様にお世話になりました。
Cフェース取り付きでお腹を壊す
左俣のガレ場でプチ切れる
情けない自己を認識をすることができて、よい山でした。(涙
Cフェースはちょっと物足りなかったので(下●ピーが何をいうかですね)
次は、チンネ左稜線行きたいです!
でも、早月尾根はしばらくはいいです。。。
とまれ、70歳になる笹田L、加藤代表の心技体の揃いっぷりに脱帽でした。
笹山さんの富山猿ぶりも、圧巻。
そして、チーム田吾作、かおちゃんと一緒で本当に楽しい山でした。
またよろしくお願いします!!

甲斐駒岳~早川尾根~地蔵岳

甲斐駒岳~早川尾根~地蔵岳
2013年9月21~23日
メンバー:ミナト(L)・みやのり・アトム・タカタカ・ケン・サイトウ
いしつかみ・トン(記録)・アイザワ(七丈小屋)

9/21(土)晴れ 韮崎駅8:40―竹字神社登山口10:00―笹ノ平11:48
刀利天狗12:30―五合目小屋跡14:37―七丈小屋15:40
9月21日(土曜日)第1日目
不安と期待に満ちた、北稜での初の山行を迎えた。
前夜は緊張のため、あまり眠れなかった。
十条駅から埼京線で新宿駅へ。新宿でアトムさん、ケンちゃんと合流。三連休初日ということでスーパーあずさ1号は超満員。韮崎駅でミナトさん、みやのりさん、タカタカさん、サイトウさんと合流。全員でジャンボタクシーに乗車し登山口へ。竹字神社で湧水を補給し、いざ黒戸尾根へ。日本三大急登と言われるだけあって最初から尋常ではない登り。汗がポタポタと落ちる。初めての幕営山行ということで、荷物も今までの山小屋山行とは違い、かなり重たく、ずっしりとのしかかり堪える。笹ノ平―刃渡りー刀利天狗―五合目小屋跡、と登って行く。刃渡りは鋭く切れた岩場だったが、鎖が取り付けられているので恐怖はなかった。五合目からは七丈小屋までは鎖、梯子の連続でさらに体力を消耗してしまった。なんとか七丈小屋に到着する。手続きをしてからテントを張り宴会へ。先に到着されていた藍沢さんが我々のために本格的な珈琲を入れてくれた。とてもおいしかった。藍沢さんありがとうございました。テン場からトイレが遠くて困った。たどりつけなかったので、途中で・・・。テン場からは甲府市内の夜景が綺麗にみえた。

9/22(日)晴れ 七丈小屋5:30―八合目6:00―甲斐駒頂上7:24―駒津峰8:51
仙水峠9:58―栗沢峠11:51―アサヨ峰13:27―早川尾根小屋15:40
9月22日(日曜日)第2日目
3:30起床―朝食:みやのり(高級ラーメンをいただく)
5:30出発―藍沢氏の見送りつき
八合目の石の大鳥居は倒れてしまっていた。黒戸尾根上部には祠や石碑、鉄剣などがあり信仰登山の面影が強く残っているのがうかがえた。七丈小屋を出発して約2時間、とうとう甲斐駒岳山頂に到着。頂上からは北岳、富士山、仙丈ケ岳、八ヶ岳、中央アルプス、北アルプスが大パノラマとなって眼前に展開され感動・・。いつまでも感動にひたっていてはいられない。今日は早川尾根に取りつき、早川尾根小屋まで行かなければならない。もう一度気を引き締めなおす。山頂から駒津峰へ向かう。さらに急坂を下って仙水峠まで下ってきたが、ここでバテバテになってしまった。テントをサイトウさんに、米をケンちゃんに荷わけしてもらった。サイトウさん、ケンちゃん申し訳ありませんでした。ミナトさんにザックもきっちり体にフィットするように締め直してもらう。長めの休憩をとり出発。仙水峠からは栗沢山まで直登。栗沢山から見る甲斐駒ヶ岳はとてもすばらしい。早川尾根に入ってから登山者はほとんどいなくなり静かな山行になった。アサヨ峰経由でなんとか早川尾根小屋に到着。なんとかたどり着けてホッと一息したもつかの間、山小屋の人から報告があった。

崩落看板
崩落看板

9月16日の台風でこの先登山道が崩落、消滅しているらしい。巻き道は作ってあるが崩落は現在も続いており、いつ底が抜けるか分からない状態なので、広河原峠から下山するようにとのこと。いまいちよくわからないが、とにかく危険ということのようだ。

 

 

 

テントを張り宴会へ。今夜はいしつかみさんと食担。新潟から届いた新米と麻婆茄子を作った。自分でいうのもなんなんですが、とても美味く出来たな~と・・。今日もバテてしまったので、よくマッサージし明日への山行に備える。広河原に下山か、それとも地蔵岳まで縦走か・・・。

甲斐駒を望む
甲斐駒を望む

 

 

 

 

 

 

9/23(月)晴れ 早川尾根小屋6:00―広河原峠6:22―広河原8:15―奈良田温泉10:00―下部温泉駅12:40―甲府駅14:29―新宿駅―16:04
3:30起床―朝食:サイトウさん(バラエティパスタをいただく)
空には星が出ており今日もいい天気。ミナトさんから広河原峠へ下山することが全員に伝えられる。地蔵岳まで縦走したかったが、またの機会ということで。朝食はサイトウさんがパスタを作ってくれた。朝からおいしくいただく。今日は下山するだけなので6時出発。広河原まで樹林帯の道、さらに広河原までおりていく。出発から約2時間で南アルプス林道に出た。無事に下山できホッとする。広河原まで歩き奈良田温泉へ。バス時間があわないのでジャンボタクシーを利用。北稜行きつけの奈良田温泉は朝から登山客でにぎわっていた。久しぶりのお風呂はちょっとぬるかったが気持ちよかった。入浴後お蕎麦を食べたりして休憩。バスの時間があわないので此処でもジャンボタクシーを使って、下部温泉駅へ。下部温泉から甲府駅で、かいじ、に乗り換え新宿へ。この山行では色々学ぶことが多かった。特に荷物の軽量化が必要だなと、あらためて思った。(余計なものが多かった)途中でバテてしまったので、体力もつけないといけないと自覚した。天気にも恵まれとても楽しい三日間だった。
メンバーの皆様、ありがとうございました。

「尾瀬、燧ケ岳、至仏山」  山行記録

1、期間
2013年9月21日(土)~23日(月)

2、参加者
リーダー グッチー(記)、部長

3、コースタイム

9/21 移動 部長 尾久駅6:31→高崎乗換→沼田駅9:11着、9:20(始発)関越交通バス→大清水着10:57
グッチー 新宿南口7:10発、関越交通尾瀬号 →大清水着(11:10予定)13:10
大清水出発13:30→ 三平峠15:20→ 尾瀬沼ヒュッテ着15:50 テント泊

9/22 6:10ヒュッテ発~長英新道~俎ぐら9:00~柴安ぐら(燧ケ岳)9:34~見晴新道~燧小屋(見晴)12:00⇔ 三条の滝(往復3h)テント泊

9/23 5:50燧小屋発~尾瀬ヶ原木道~山の鼻小屋7:40~至仏山10:00~小至仏山~鳩待峠12:15着、12:20発の乗合タクシー→戸倉12:40着、15:10発の関越交通尾瀬号 →新宿東口(19:10予定)20:30着

4、状況
9/21
・部長が途中参加のため往きのバスの予約が取れず大清水での待ち合わせとなった。
・連休初日のため渋滞、関越自動車道に乗るまでにも時間を要し2時間の遅延。直通バスは片道3,500円と割安だが、渋滞を考慮することが必要。

尾瀬沼から燧ケ岳を望む

・尾瀬沼ヒュッテのテント泊は予約制。テントサイトはウッドデッキで、個々に離れて配置されており快適。サイト数は28張りと少なく、当日は満杯。800円/人/泊。
・天気はまずまず。部長の美味なロースカツ煮で一杯。

9/22
・朝食は、部長用意のパンとロースハム&チーズ&スープ。
・天気は良好。早朝に立つ人が結構いるが、思っていたほどの混み合いには思えず。

 

 

 

燧ケ岳下山道見晴崩壊状況新道
・長英新道入口に見晴新道が荒れており通常の5割ましの時間がかかるとの注意書きが掲示されている。台風18号の影響。

 

 

 

・俎ぐら頂上では、雲間に時々眺望が垣間見れるていどだが、柴安ぐら頂上では、雲が晴れ眺望を得る。
・見晴新道方向に下山を開始し、途中温泉小屋方面への下山道を見たが、進入禁止になっており、そのまま見晴新道を下山。
・注意書きの通り、温泉小屋下山道分岐以下は山崩れで下山道が崩壊しており、かなり危なっかしい状況で、注意しつつ下山。
・燧小屋でテントを張り、部長の提案の三条の滝へ向かう。尾瀬の水が全て集まるという滝は迫力満点。往復約2~3時間のピストン。
・また、尾瀬ヶ原は草紅葉が黄金色に輝き、木々も色づきはじめ、訪れる人も意外と少なく眺望を満喫できた。
・こちらは予約不要、テン場も広いが土間で、料金は同じく800円。HPでは100張りできるとあったが当日40~50張りで満杯に見える。
・トイレ、水場はヒュッテと変らずとてもきれい。(後の山の鼻小屋も同じ。)
・夕食はグッチーがお取り寄せの花川うどん。うどんは美味しいが味付けと具が今ひとつ?
・小屋情報では、今晩一時雨、明日は天気とのこと。

9/23
・朝食は、グッチーの佐渡土産の棒ラーメン(あごダシバージョン)。味はやっぱり棒ラーメン。
・未明から降っていた雨は止み、天気回復を期待しつつ6時前に出立。

最終日至仏山を目指し尾瀬ヶ原を行く
最終日至仏山を目指し尾瀬ヶ原を行く

・尾瀬ヶ原を縦断するメインストリートを往くが、人はまばらで、ほとんど二人きりの貸しきり状態。小川には岩魚が群れていました。
・山の鼻小屋到着。一服後至仏山登山口へ。こちらは登り専用、かなり狭く急でもあり双方向はやはり難しそう。
・残念ながら天気は霧雨状態となり、眺望はきかず、ひたすら登りながら頂上での回復を期待したが、雨が強まり頂上手前で雨具を着用。
・それでも至仏山頂は結構な人、眺望も無く早々に小至仏経由で下山開始、岩が滑り慎重に降りる。途中フラットな木道でグッチーが3回転倒。濡れた木道は恐るべし、別の登山者も同様に転んでいた。
・鳩待峠ではシャトルバス、乗合タクシー同額で乗車でき、乗合タクシーで戸倉へ、きのこ蕎麦で一杯やり、温泉入浴し帰京のバスを待つ。
・バスは、ほぼ満席で、案の定渋滞で約1時間半の遅れで新宿駅東口に到着。

鷹ノ巣山

鷹ノ巣山
・時期:2013年9月7日
・メンバー:かおり(L)、グッチー、カト(記)
・行程:
東日原9:20-稲村岩尾根10:20/10:40-鷹ノ巣山12:20/12:50-三ノ木戸山分岐15:00-奥多摩駅16:30 (T7:10)
・記録:
天気が悪く小川山の計画が潰れた。7日土曜日は何とか天気が持ちそうなので集会見学者Mさんの小川山ハイキングの代替えをMさんの窓口になっていたかおりさんに要望した。
この日は鷹ノ巣谷の遡行山行(L:ハギさん)が出ていたので鷹ノ巣山又は下山後ケッチボーをかおりさんが企画してくれた。心憎い配慮だ。グッチーさんも乗ってきてくれて妙齢美女二人と虎視眈々と獲物を狙うグッチー猛獣と餌も取れないよぼよぼのカト野獣の絶妙のカルテットだと思っていた。が、肝心のMさんは他の予定を入れたとかで不参加。意義を失い何となく気合が入らない美女・野獣トリオとなった。
鷹ノ巣山登山口の巳ノ戸橋で6人の沢組と分かれる。稲村岩までの標高差は約400mの急坂は余り意識せずに尾根に取付く。意義を失い気合が入らないトリオだがここからが違ってきた。登山口から鷹ノ巣山までの標高差は500から600mくらいと思っていたがかおりさんに聞くと1200mくらいと言う。稲村岩から鷹ノ巣山まではまだ標高差850mを登らなくてはならない。ここから歩行トレと気持ちを入れ替えてPに向かう。しかも午前中は雨が降らないと思っていたのが尾根歩きを始めた途端にしとしとと秋雨が降ってくる。

最新山ファッション
最新山ファッション

 ここで雨対策のグッチーさんが新兵器を出す。傘をさすと思いきや、傘を頭につけている。何だこりゃ、坊さんやお百姓さんがかぶる傘風だ。「ハッと!アンブレラ」といっておしゃれ傘として売っているアンブレラハットと言うらしい。奥さんが釣り道楽なので奥さんから譲ってもらったかと思ったが釣り道具屋で買ったそうだ。奥さんは恥ずかしくてこんなものはつけないと言っているらしい。かおりさんは腹を抱えて笑いこける。後ろにいる私はなんだかお地蔵さんを見ているようでそんなに違和感がない。しかし、前から見ると何ともに様な格好だ。本人は両手が使えて便利だとしたり顔。追い越す人は珍しいものを見るようで振り返る。すれ違う人もずっと頭から目を離さない。当の本人は注目度が高くご満悦。山には不似合いの格好と思う周囲の意識とご満悦の本人の意識とのずれが大きいのがまた可笑しい。

 わいわいと盛り上がっているうちのPに到達。ここでも人間技と思えない光景を見る。私が持参したミカンをかおりさんに渡すと何と皮ごとがぶりつくではないか。皮にくっきりと歯型がついている。象でもあるまいしサルでも皮を剥くと言うのに素晴らしい原始乙女だ。私もまねをして一口ガブったがまずくて食えない。本人はゴミを出さないなどと綺麗なことを言っているが本当は魔女か忍者か。そういえば最近は飛騨尾根、滝谷ホンチャンバリエーションルートをするすると登っているらしい。いよいよ本性を現したか。
まっ、意義のない山行を意義あるごとくするのも楽しからずや。しかし、最後に大どんでん返しが起こった。沢組とのケッチボーを諦めていたが奥多摩駅前の茶店でビールで乾杯する寸前につりしが一人で現れる。もっと遅いかと思っていたので変に感激した。つのだ車乗車の後続が着いて全員で乾杯する。いいもんだなあと思う。
かおりリーダーの思惑どおりの結果となった。やっぱりかおりさんは魔女はたまた知恵豊かな忍者の再来だと改めて認識した。
以上、思い込みと誇張の脚色でゆめゆめ本気と思われんことを。