山行記録 山行一覧 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年2023年 60周年記念山行 2012年以前の記録はこちらから 最近の山行記録針ノ木雪渓BC2023年5月17日山行記録日程:2023年4月23日メンバー:つりし(L)、ハギ(記)コースタイム扇沢駐車場(7:00)…最終堰堤(8:10)…2550M平坦地(12:40)…マヤクボノコル(13:20)…扇沢駐車場(16:00) 7:00扇沢駐車場発。雪が豊富なときは篭川の右岸を最初からシールで登れるそうだが、今回は登山道経由。いったん車道に出て、少し歩くと左の砂利道へ。奥に堰堤が見える。橋を渡ると雪上歩きが始まるが、スキーは担いだまま行く。堰堤脇のトラバースは雪が硬く、アイゼンで通過した。 最後の堰堤でつりしさんはアプローチシューズをデポ。ここまでで1時間弱、ようやくシール登行になった。行く手には記録によく載っているとおりの針ノ木雪渓とアルプスらしい景色が見えて、テンションが上がる。 登山口。雪がありません。。 しばらくは平坦だが、デブリの末端から傾斜が変わってくる。最初の50mくらいはクトーを付けて登ったが、デブリで登りにくいのと傾斜がキツくなってきて、途中からアイゼン歩行に切り替えた。シールで登れそうな区間も少しあったが、マヤクボ沢に分かれるその先も急傾斜なので、そのまま行くことに。 そんなわけで、スキーで登ったのは往路中、多分1/3?くらいなもので、他はずっとスキーはザックについたままだった。アイゼンじゃないと登れない所にスキーで来たのは初めてだ。硬いし荒れてるし、これ登ったところで自分にはマトモに滑れないだろうなーという揺るぎない確信だけが増した。 増すばかりの確信にボヤきながら稜線手前の2550m平坦地に到着すると、そこから稜線までは綺麗な斜面が広がっていた。雪も適度に緩んでいるようだ。雄叫びをあげながら落ちるような速度で滑ってくる人、気持ちよさそう。その姿に元気をもらってもうひと頑張り、マヤクボノコルまでの登り。 コルの向こう側には大パノラマが待っていた。東北ばかり行っている2人はまったく同定できず、「黒部湖。。だよね?ツルギって。。見えるの?」という体たらくではあったけど、稜線に上がらないと絶対に見れない景色に大感動。来れてよかった。 2550m平坦地より、爺ヶ岳と鹿島槍 針ノ木岳ピークにダイレクトに詰めあげる人々 ワレワレノピーク(マヤクボノコル) 横にそびえる針ノ木岳の山頂を尻目に、滑降に移る(2人とも針ノ木岳に登ったことがないのに、くたくたの人(ハギ)と、山頂に対する興味が薄い人(つりしさん)でどちらも登頂しようと言わない。こんなにいい天気なのに。。。)。 平坦地まで滑って、そこから先は岩場を挟んで左側、登ってきたルートをなるべく荒れてないところを選んで下るが、先の確信通りでキックターンの連投。傾斜が緩んでようやく『楽しい>ビビリ』になる。よかった。 最後は担いだスキーが枝にひっかかるのが嫌で、車道を忠実に歩く。ゲートのバーを、職員の方が持ち上げて通してくれた。16時、扇沢駐車場着。 *** 課題満載でしたが、よい汗をかき、天気に恵まれ、アルプスならではの景色も堪能し、充実した1日を過ごせました。つりしさんありがとうございました。... 尾白川鞍掛沢遡行2023年5月8日速報日程:2023年5月4-5日メンバー:ささじ(L)、たま、きよ... 赤岳主稜2023年4月30日山行記録2022/4/9 メンバー:こば(L)、うえ(記録) ギア類:(2人あわせて) ・50mダブルロープ1本 ・クイックドロー6本…中間支点は雪に埋まっていたので多いピッチでも3本程度しか使わなかった ・キャメロット(#0.2〜2)…岩が脆く、フレアしてるので使用せず。6ピッチ目ではカムは有効だと思う。 ・スリング、カラビナ、ビレイデバイス等 工程 5:00美濃戸山荘〜9:00文三郎尾根分岐〜9:25主稜取付〜13:30赤岳頂上〜17:30美濃戸山荘 前日夜は美濃戸口の八ヶ岳山荘仮眠室にて前泊し、翌朝、美濃戸山荘まで車で入る。4時台で2℃くらいで暖かい。駐車場まで凍結箇所はなく、スムーズに行けた。 5:00 スタート 準備をして5:00過ぎにスタート。すぐに雪や凍結箇所が出てきたので私は4本爪軽アイゼンを装着。こばさんはツボ足で進む。右岸の急登を登り切ったあとから完全に雪道になるが、行者小屋まではそのままの装備で進む。 7:15~7:50 行者小屋にて大休憩とウェア調整。小屋の前まで日が当たってきてさらに暖かくなってきた。 7:50〜8:50 文三郎尾根を息を切らしつつ登る 9:00〜9:20 アプローチ 文三郎尾根が稜線に向けて角度を変えるあたり差し掛かると、主稜取り付きの長いスリングが見えた。 どこで登山道を外れるか迷った末、傾斜が緩くなったように感じた慰霊碑のあたりから下降しつつトラバースを開始した。1ピッチ目終了点と同程度の高さだったようなので、登りすぎていたと思う。下山中に確認したところ、もっと下からでもトラバースできそうだった。 ルンゼの雪はかなり緩んでいて、下降しながらのトラバースは緊張感のあるものだった。 先頭のこばさんが作ったステップを崩さないように慎重に下降し、吹き溜りやクラストした斜面を何度も横断して、取り付きに到着。 全工程で一番の核心だったように思う。 9:25 登攀開始 1ピッチ目(うえ) 1ピッチ目は有名なチョックストーンなのだが、なんと半分以上が雪に埋もれていて、上部のガバにも手が届く状態だ。ピッケルをしまい、ガバを掴み、ステミングであっさり登れた。 その後は右側に続くルンゼを上り、さらに右に回り込んだ突き当たりの壁に終了点(ボルト×2)があった。チョックストーンすぐ上以外中間支点はない(埋もれていた?)が、特に問題はない。 2ピッチ目(こば) 階段状の広い凹角を上がって、右方向に続く稜線上を進む。 雪稜上の大岩に終了点(ボルト×2)あり。 3ピッチ目(うえ) リッジを頼りに、右横の雪面を登っていく。 突き当たりの壁に終了点(ハーケン×2)あり 4ピッチ目(こば) おそらくここが中間の岩場だろう。 ルンゼから階段状を登ると雪稜になる。ロープを伸ばし切った辺りの広いリッジの中に、雪に埋もれた大岩にボルトがあったので、そこを終了点とした。 5ピッチ目(うえ) 広い雪稜の左側に壁が迫ってくる。ブッシュを超えた辺りで左壁に向かい、右方向に大きくカーブした左壁の際を辿りながら右前方のルンゼンを目指す。 左壁が途切れるあたりまで行くと、大きなチムニーから長く垂れ下がった残置スリングが伸びているのが見えた。そこに行くか迷ったが、そのすぐ右に終了点(ボルト×2)を発見した。 左壁の際を辿らずに、雪稜からそのままルンゼに入っていく方が近かったとは思うが、腐り雪ということもあり、ルンゼを避ける形となった。 6ピッチ目(こば) 上部岩壁で出しの岩場 核心と言われているので、先程の残地スリングが伸びる大きなチムニーを登るのか迷ったが、終了点の右奥から小チムニーを登ることに。残地支点が見つからなかったのでフリーで登ったが、ここはカムを使えそうだった。(残念ながら、カムは私が持っていたので使えなかった) 核心の岩場を超えると、岩雪ミックスのリッジになる。リッジ上の大岩に終了点(ボルト×2)あり。 7ピッチ目 初めは岩稜帯だが、次第に雪稜になる。簡単だがかなりな急登でなかなかペースが上がらない。50mロープをいっぱいに延ばした辺りにルンゼが見えるが、ちょうど良い終了点が見つからなかったので、ルンゼ手前の大岩のハーケン一本で終了点とした。 8ピッチ目 狭いルンゼを越えて、広いルンゼを登る。 50mロープを伸ばした所で大岩にスリングをかけて終了点とした。 9ピッチ目 引き続き易しい雪稜が続くが、引き続きスタカットで北峰まで登る。山頂の標識でセルフを取り、肩がらみでビレイ。 3、7〜9ピッチ目はコンテで登る記録を散見したし、実際かなり簡単だったが、コンテに不慣れなのもあり、全てスタカットで登った。 13:30〜50赤岳頂上 山頂で写真撮影と休憩。 多少風はあるが、非常に天気が良い 雪が相当腐っているので、雪崩が心配だ。(前の週に文三郎尾根で雪崩事故があったそうだ) 気をつけて下山。 15:00〜30 行者小屋 休憩と装備解除。ここでうえは4本爪アイゼンに履き替えた。こばさんはそのまま12本歯アイゼンで下山。 雪がぐちゃぐちゃで、歩きにくく、なかなかスピードが上がらない。 融雪は進んでいるのだが、行きと同じところまでは雪が多く、その後傾斜が緩み泥道が出てきた所からはツボ足で。 うえも軽アイゼンを脱いでしまったが、凍結箇所は駐車場まで続くので最後まで軽アイゼンでもよかった。 バテてしまいペースダウンしたが、明るいうちに下山できた。 17:30 美濃戸山荘駐車場 感想 赤岳主稜という人気ルートに快晴の中、貸切で登れた幸運に感謝。 今まで冬のアルパインは3月の阿弥陀北稜、南稜くらいという初心者の我々には、ドキドキする挑戦となった もちろん4月のとても快晴の日に登ったので、厳冬期のそれとは厳しさが全く違うのだが、阿弥陀より長く、ルートとしても美しく、とても充実感を味わえた。 暖かく快適だったが、その分雪崩のリスクとは常に隣り合わせだと思う。 前の週に文三郎尾根で雪崩があり、当日も気温が高かったので、各小屋が登山者に対して注意喚起していたらしい。一般道でも登山者は大変少なかった。... 守門大岳2023年4月7日速報日程:2023年4月2日メンバー:はぎ(L)、つりし、にんべん、つのだ... 二岐山2023年3月4日速報日程:2023年2月25-26日メンバー:たま(L)、はぎ、さぶ、ささじ... 東谷山・日白山2023年3月4日速報日程:2023年2月4日メンバー:はぎ(L)、つりし... 南会津 窓明山2023年3月4日速報日程:2023年1月7-9日メンバー:つりし(L)、はぎ、さぶ、たま... 八ヶ岳 横岳杣添尾根2023年3月4日速報日程:2022年12月29-30日 メンバー:コバ(L)、ウエ、アベ、もとう... 小川山 RCT2022年11月5日速報日程:2022年10月29-30日 メンバー:コバ(L)、ウエ、キム、きよ... 八ヶ岳 編笠山〜権現岳2022年11月5日速報日程:2022年10月21-22日 メンバー:さぶ(L)、ママ...