鞍掛沢

・日程:2025年6月28日(土)~29日(日)

・メンバー:ヤオ(L)、キヨ、ササジ、サブ、カトウ

・コースタイム:28日 矢立石登山口(5:30)ー入渓(7:30)ー乗越沢出合付近で幕営(11:40)

        29日 幕営地(7:00)ー鞍掛山のコル(9:20)ー鞍掛山展望台(10:00)ー日向山 (11:50-12:40)ー矢立石登山口(13:25)

3月頭の養老沢ぶりに記録を書きます、ヤオです。

今回行ってきた鞍掛沢は、美しいエメラルドグリーンの淵が特徴の開けた沢で、日帰りも可能な沢ですが、今回はそれを前泊+1泊2日で遡行するというかなりのんびりとした計画です。

記録を見てもとっても綺麗そうで、ササジさんイチオシの沢ということもあり、期待大でスタートしました。

~1日目~

4:30 起床。駐車場から見える朝焼けが既に綺麗。

行程には余裕があるものの、週末の朝は駐車場の争奪戦になるため、ササジさん、カトウさんの車で前乗りしていました。

(前泊地でいきなり日本酒を飲もうとしていたキヨさん。私には理解不能です。酒は山頑張った後に飲んでこそ旨いものでしょう?)

トイレを済ませ、前泊地の尾白川渓谷駐車場から車で20分程の矢立石駐車場まで移動します。

5:30 入山。

共同装備はなるべく均等に割り振ったはずですが、やたらとザックが重いのがキヨさん。日本酒持ち過ぎなんです。それもビンで。

7:30 入渓。

所々崩れた林道を一時間半ほど歩き、ロープの渡してある急斜面を下ると尾白川に降り立ちます。ここからもうずっと綺麗。

7:55 最初の滑滝。

なんてことはない滝ですが、私は滑って釜の中へドボン。初っ端から全身ずぶ濡れ。この沢はフェルトよりラバーの方が効くようです。

8:20 夫婦滝。

この日のメインとなる二段滝。下段はササジさんが先に登り、お助けロープを出してもらいます。ツルっツルのスラブに苦戦し、みんな最後はゴボウで。ロープなしで登ったササジさん、すごい。

上段は簡単。

(ところでこの滝、なんで夫婦滝っていうんでしょう。

上段と下段で夫婦ってことなんでしょうけど、夫婦滝って二筋の滝を指すことが多いから、そう考えるとこれはけっこう珍しいタイプの夫婦滝なのかも、とか思ったり。)

9:00 鞍掛沢出合で一本。

休憩時、サブさんが泳いでいたり、キヨさんが飛び込みしたり。羨ましいですが私はけっこう冷えたので日向ぼっこしつつお二人を眺めます。やっぱり泳ぐならフラッドラッシュがほしい。

9:55 途中、いい感じの飛び込みスポットがあったのでみんなで遊んでいきます。背が高い人は足がついてしまう程度の深さ。

以降、天国みたいな綺麗なナメの連続。

11:30 乗越沢出合着。このあたりに幕営適地があるので、初日の行動はここで終了。

タープを張り薪を集めたら、各々自由行動に。

私とキヨさんは釣りに行きましたが何も釣れず、残念。

15:30 ぼちぼち火を起こし、宴会開始。夕飯はそばで、持ち寄ったつまみの方が豪華でした。

まだ明るいうちに始まった宴会は、最後にはサブさんとキヨさんだけになり、22時くらいまで続きました。

25:00 私一人、星空を撮るため夜中に起き出します。

肉眼では天の川までは見えませんでしたが、pixel9aだとばっちり写っていて、とっても綺麗。

~2日目~

5:00 起床。

朝食はラーメン。トッピングにコーンとワンタン。なかなかに贅沢です。

7:00 出発。

初っ端から滝を登ります。下部は右から、上部は左から。私が滝の左側を登っているうちにみなさんもっと左の草付きを登っていくから少し焦りました。ビビりながらも登り切ります。

この滝を超えて間もなく私が道を間違えたのでオーダーが反転。いくつか滝を高巻いて本筋に戻るまで、先輩方に先頭を代わってもらいました。

(リーダーとは名ばかり、ルーファイも読図もまだまだ初心者なのです。)

8:15 沢に復帰したところで一本。キヨさんがだいぶお疲れの様子。お酒飲み過ぎなのでは。

(ワンゲル同期にも、軽量化を無視して重い嗜好品を持参する人がいましたが、そういうのは余計な重量を課してもなお余裕を持てるだけの体力があるから格好良いと思うんです。)

9:20 鞍掛山のコル着。サブさんとササジさんは遅れ気味で到着し少し休憩。まあまあ急登でした。

その後体力温存と言って鞍掛山ピストンを拒否するサブさんとキヨさんには荷物番をしてもらい、カトウさん、ササジさんと3人で鞍掛山展望台へ。

10:00 急登を20分程登り、展望台着。

展望台からは甲斐駒の雄姿が望めますが、この日は少し雲がかかっていました。

15分くらい晴れ待ちして、引き返します。

10:30 コルに戻ってきました。登りは先輩方はゆっくりになるので、私とカトウさんが先行して日向山に向かいます。

11:50 日向山着。

良く晴れて、まさに天空のビーチという雰囲気の日向山。最後の登りが暑くて急で、息が上がりました。

30分ほど待ちバテバテの先輩方と一旦合流、道の駅で落ち合うことにしてまた2人で先に下山します。

13:25 矢立石登山口着。下山はなだらかで歩きやすい道。先輩組は40分くらい後に下山したそうです。

お疲れさまでした。

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長いアプローチと下山がネックと言われる鞍掛沢。確かに登りは急で疲れますが、怖いところはないので個人的にはあまり気になりません。

沢は綺麗で日向山も綺麗でテン場も快適。間違いなくこれまでで一番楽しい沢でした。

こんなに素敵な沢を教えていただき、先輩方には今回も大感謝です!

おわり