木戸壁右カンテ

2021/3/7(日)曇り時々晴
メンバー:うえ(L)、こば、きよ(記録)

妙義の木戸壁右カンテへクライミングへ行ってきました。
うえさんの怪我が回復し、そのリハビリも兼ねて簡単なマルチピッチの山行です。
今回は3人でのマルチピッチなので終了点ごとにリードを交代しながら登って行きました。

岩はフリクションのよく効く岩でしたが、一部緩んでいる箇所もあったので注意は必要です。

8:30
準備を整えて旧国民宿舎裏妙義を出発。
丁須の頭の方向へ看板通りに進み、歩き易いアプローチを進みます。
黄色い←と↓の矢印が出てきたらそこを右に曲がります。
鎖場が出てきたら行き過ぎです。

▲この矢印を右に曲がる。
▲踏み跡は明瞭。

分岐から10mほど歩くと取り付きの目印のピンが上の方にある。

▲画像では見にくいかもしれないがピンが見える。

9:30
装備を整えてクライミング開始

■1P リード:うえ 15m (トポ表示 25m グレード:5.6)
フェースを直上して登っていきます。
脆そうな見た目の岩に恐る恐るでしたが、良い手も足もありサクサク登れました。
終了点は3人が丁度入りきれるくらいの広さ。

■2P リード:きよ 20m (トポ表示 25m グレード:5.6)
トポでは核心は4ピッチ目だが、個人的にはここが一番の核心に感じました。(リードだったから?)
スラブ状の壁を右上の方へ少し登り、小ハングを超え、その後はバンドを左に登ったところに終了点がありました。
終了点はここも3人が丁度入り切れるくらいの広さでした。

■3P リード:こば 20m (トポ表示 25m グレード:5.6)
コバさんは久しぶりに5.6と言うグレードに張り切って登っていました。
緩やかなフェースを右上に登り、ルンゼを登るピッチでとても簡単でした。
終了点は大きな松の木が右手に生えているテラスでとても広い終了点でした。

▲リードするこばさんとビレイするうえさん

■4P リード:うえ 20m (トポ表示 20m グレード:5.7)
核心ピッチはうえさんがリードで登ります。
テラスから右上の方へ登り、フェースを登っていきます。
核心ピッチでしたがそこまで難しくなく登り切りました。
終了点はとても狭くロープの付け替えが大変でした。

▲ビレイするうえさんとフォローで登るコバさん

■5P リード:きよ 10m + 20m (トポ表示 25m + 15m グレード:5.5/5.4)
最終ピッチ。
5ピッチ目はトポで示されている5P/6Pをリンクして登りました。
これまでのピッチでは至る所にピンが打ってありましたが、ここから先は簡単なこともあってか?ピンの数が激減していました。
緩やかなフェースを登っていくとすぐに5P目の終了点があり、そのまま6P目へ。
6P目も優しいがピンが少ないのでランナウトは大きくなりスリル感はありました。
最後の終了点への右から回り込むルートにピンがあったようですが、私は見逃して砂まみれのルンゼを直上してしまいました。
終了点はとても広く、3人ぐらいが座るスペースは十分にありました。

▲笑顔で登るうえさん

12:00
登頂
トップで表妙義の壮大な風景をみながら小休止。

▲終了点からの妙義の景色
▲星穴岳の穴も見えました

12:40
下降開始
下降は6P/5P、4P、3P/2P/1Pの計3回懸垂下降で降りていきました。

▲懸垂下降するうえさん

最後の懸垂下降は地面まで3mほどロープが足りませんでしたが、クライムダウン出来そうだったので途中で解除して降りてきました。

14:20
下降終了

15:10
下山

木戸壁は去年から行ってみたくて相談してましたが、ついにいくことができました。
私のような初心者でも登りやすく、とても楽しくクライミングすることができました。

うえさん、コバさんありがとうございました!