甲斐駒岳~早川尾根~地蔵岳
2013年9月21~23日
メンバー:ミナト(L)・みやのり・アトム・タカタカ・ケン・サイトウ
いしつかみ・トン(記録)・アイザワ(七丈小屋)
9/21(土)晴れ 韮崎駅8:40―竹字神社登山口10:00―笹ノ平11:48
刀利天狗12:30―五合目小屋跡14:37―七丈小屋15:40
9月21日(土曜日)第1日目
不安と期待に満ちた、北稜での初の山行を迎えた。
前夜は緊張のため、あまり眠れなかった。
十条駅から埼京線で新宿駅へ。新宿でアトムさん、ケンちゃんと合流。三連休初日ということでスーパーあずさ1号は超満員。韮崎駅でミナトさん、みやのりさん、タカタカさん、サイトウさんと合流。全員でジャンボタクシーに乗車し登山口へ。竹字神社で湧水を補給し、いざ黒戸尾根へ。日本三大急登と言われるだけあって最初から尋常ではない登り。汗がポタポタと落ちる。初めての幕営山行ということで、荷物も今までの山小屋山行とは違い、かなり重たく、ずっしりとのしかかり堪える。笹ノ平―刃渡りー刀利天狗―五合目小屋跡、と登って行く。刃渡りは鋭く切れた岩場だったが、鎖が取り付けられているので恐怖はなかった。五合目からは七丈小屋までは鎖、梯子の連続でさらに体力を消耗してしまった。なんとか七丈小屋に到着する。手続きをしてからテントを張り宴会へ。先に到着されていた藍沢さんが我々のために本格的な珈琲を入れてくれた。とてもおいしかった。藍沢さんありがとうございました。テン場からトイレが遠くて困った。たどりつけなかったので、途中で・・・。テン場からは甲府市内の夜景が綺麗にみえた。
9/22(日)晴れ 七丈小屋5:30―八合目6:00―甲斐駒頂上7:24―駒津峰8:51
仙水峠9:58―栗沢峠11:51―アサヨ峰13:27―早川尾根小屋15:40
9月22日(日曜日)第2日目
3:30起床―朝食:みやのり(高級ラーメンをいただく)
5:30出発―藍沢氏の見送りつき
八合目の石の大鳥居は倒れてしまっていた。黒戸尾根上部には祠や石碑、鉄剣などがあり信仰登山の面影が強く残っているのがうかがえた。七丈小屋を出発して約2時間、とうとう甲斐駒岳山頂に到着。頂上からは北岳、富士山、仙丈ケ岳、八ヶ岳、中央アルプス、北アルプスが大パノラマとなって眼前に展開され感動・・。いつまでも感動にひたっていてはいられない。今日は早川尾根に取りつき、早川尾根小屋まで行かなければならない。もう一度気を引き締めなおす。山頂から駒津峰へ向かう。さらに急坂を下って仙水峠まで下ってきたが、ここでバテバテになってしまった。テントをサイトウさんに、米をケンちゃんに荷わけしてもらった。サイトウさん、ケンちゃん申し訳ありませんでした。ミナトさんにザックもきっちり体にフィットするように締め直してもらう。長めの休憩をとり出発。仙水峠からは栗沢山まで直登。栗沢山から見る甲斐駒ヶ岳はとてもすばらしい。早川尾根に入ってから登山者はほとんどいなくなり静かな山行になった。アサヨ峰経由でなんとか早川尾根小屋に到着。なんとかたどり着けてホッと一息したもつかの間、山小屋の人から報告があった。
9月16日の台風でこの先登山道が崩落、消滅しているらしい。巻き道は作ってあるが崩落は現在も続いており、いつ底が抜けるか分からない状態なので、広河原峠から下山するようにとのこと。いまいちよくわからないが、とにかく危険ということのようだ。
テントを張り宴会へ。今夜はいしつかみさんと食担。新潟から届いた新米と麻婆茄子を作った。自分でいうのもなんなんですが、とても美味く出来たな~と・・。今日もバテてしまったので、よくマッサージし明日への山行に備える。広河原に下山か、それとも地蔵岳まで縦走か・・・。
9/23(月)晴れ 早川尾根小屋6:00―広河原峠6:22―広河原8:15―奈良田温泉10:00―下部温泉駅12:40―甲府駅14:29―新宿駅―16:04
3:30起床―朝食:サイトウさん(バラエティパスタをいただく)
空には星が出ており今日もいい天気。ミナトさんから広河原峠へ下山することが全員に伝えられる。地蔵岳まで縦走したかったが、またの機会ということで。朝食はサイトウさんがパスタを作ってくれた。朝からおいしくいただく。今日は下山するだけなので6時出発。広河原まで樹林帯の道、さらに広河原までおりていく。出発から約2時間で南アルプス林道に出た。無事に下山できホッとする。広河原まで歩き奈良田温泉へ。バス時間があわないのでジャンボタクシーを利用。北稜行きつけの奈良田温泉は朝から登山客でにぎわっていた。久しぶりのお風呂はちょっとぬるかったが気持ちよかった。入浴後お蕎麦を食べたりして休憩。バスの時間があわないので此処でもジャンボタクシーを使って、下部温泉駅へ。下部温泉から甲府駅で、かいじ、に乗り換え新宿へ。この山行では色々学ぶことが多かった。特に荷物の軽量化が必要だなと、あらためて思った。(余計なものが多かった)途中でバテてしまったので、体力もつけないといけないと自覚した。天気にも恵まれとても楽しい三日間だった。
メンバーの皆様、ありがとうございました。