●日程:2024年12月14〜15日
●メンバー:たま、さぶ、あさ、やお、にんべん、ささじ
焼石岳・尿前川本沢
●日程:2024年10月5日
●メンバー:つりし(L)、こば、うえ、たま、はぎ(記)
●コースタイム:中沼登山口(5:30)…登山道横断点(6:00)…三ツ折ノ滝(7:10/8:00)…大滝(8:40/10:40)…夫婦滝(12:05)…1180シャワー滝(14:50)…登山道(16:11/16:30)…中沼登山口(19:00)
前夜
先行メンバーが車で一関移動。新幹線組と合流後、焼石岳中沼登山口へ。23:30就寝。
10月5日
予定通り5:30出発し、登山道が尿前川を横切るところで入渓。
天気は曇り、ちょっと寒々しいが、入渓したとたんにいい渓相で気分が上がる。バチ効きというわけでもないが、ラバーでいい感じ。
三ツ折ノ滝はセオリー通り、右岸から巻く。大分手前からなので、大きく巻いた。下りは50mロープで懸垂一回。
ほどなく大滝に到着。こちらもセオリー通り、右岸手前から登って、落口より少し上からロープを出してトラバース(今シーズン、大滝直登用支点が設置されたらしい?)。待っている間に雨が本降りになり、寒さもひとしおでこんなに雨がふる予報だったっけ、とちょっと切ない。ともあれつりしLの堅実なルート取りのおかげで、掴める灌木も豊富にあって安心して通過することができた。最後は懸垂で沢床に復帰する。
今回、5人いるので時間短縮を図ろうということで、ロープは50m2本、トラバースのフィックスに1本、先に通過した人がもう1本を持って懸垂の支点工作に向かうという算段だった。
この後は腰上まで浸かる所もあったが、しばらくはサクサク登れる滝が多い。
そして、ナメが現れはじめる。
この滝を左岸から巻くと。。。、
お待ちかねの大ナメ地帯へ!
悲しいかな、稜線はガスの中。青い空と太陽の下でキラキラのナメを歩きたかった。
けれど、決してお気楽ではない道程を遡ってようやく見ることができた景色だ。
みんな写真撮影が止まらない。そして進まない。。。
ナメのどん詰まりにある夫婦滝は水線手前右岸の岩壁を直上して、落口にトラバースする。ロープは出したが、結局トップは途中で試みたものの、支点を取れずにフリーで行ってしまった。。。後続はロープありでありがたく登るが、下の方は傾斜が強く、かつ脆くて嫌な感じだった。実際、トップ登攀中にフットホールドが欠けてヒヤリとした一幕あり。
この滝は右岸を巻く。土&草の斜面で個人的に苦手なやつだが、今回各自装備になっていたハンマーで事なきを得る。
こちらの左奥に見えている滝は。。。
右巻きかと思っていたらこばさんがサクサクと中へ。
中段からはシャワーを頭から浴びながら奥に入り、残置ハーケンにつけてもらった手がかり用のシュリンゲを最大限引っ張って、右壁を這い上がった。
最後のイベントが終わり、あとは穏やかな源頭を噛み締めながら登山道を目指す。
稜線は紅葉が始まっていた。
時間的に山頂は割愛して下山する。
この道は一般登山道と言っていいのか、だいぶ水々しい道だった。私たちは沢靴だからよいが、普通のトレッキングシューズで来た人は泣きたくなるだろう。
最後はヘッデンになったが、無事に下山。
朝に出発した感じがしない、濃い充実した1日だった。
***
2年越し、何度計画が出て、中止・転進したことか。
雨には降られましたが、ようやく念願叶い遡行することができました。
今回もたいへんお世話になりました。リーダーのつりしさんはじめ皆さま、本当にありがとうございました!
南木曽・柿其川水系岩倉川樽が沢〜岩倉川本流下降
●日程:2024年8月12日
●メンバー:こば、うえ、きよ
南会津・保太橋沢
●日程:2024年8月10-11日
●メンバー:たま、つりし、はぎ
谷川岳・西黒沢
●日程:2024年8月4日
●メンバー:こば、うえ
土室川シンケイタキ沢
●日程:2024年6月15日
●メンバー:つりし、はぎ、つかみ、たま
御岳山
●日程:2024年6月9日
●メンバー:つかみ、アンド、ママ、アトム、みどり、ツノダ、トヨタ
小菅川本谷
●日程:2024年6月8日
●メンバー:はぎ、つりし、コバ、うえ
奥秩父 荒川水系大洞川 和名倉沢
●日程 2023年7月15-16日(沢中1泊)
●メンバー つりし(L、記録)、はぎ
●コースタイム(一日目は多少ロスはあったが普通、二日目は体調不良でペース上がらず)
〈1日目〉
三峰観光道路7:05→和名倉沢入渓7:30→大滝下1020m12:30→大滝上1070m13:30→幕営地1300m16:00着
〈2日目〉
幕営地1300m7:10発→1380m7:40(エスケープ開始)→1670m登山道9:40→秩父大学登山口13:40
1日目
車を三峰観光道路沿いのスペースに停め、ガードレールの切れ目から大洞川に降りる、道はしっかり付いてあるが大洞川にかかるつり橋が老朽化で通行禁止になっているため大洞川まで降りて渡渉(水深20cm程度)、対岸にピンクテープがあり通常はそこから入り登山道に戻るようだが大洞川そのまま少し下り和名倉沢との合流点から入渓する。
意外にすんなり和名倉沢に入れたので幸先が良いとおもったのもつかの間、いきなり登れないF1、右岸にトラロープが垂れているが垂直に近く重い泊り装備だと登りにくいので一度空荷で登ってから荷揚げなどをしていたら約30分のロス、セオリー通り登山道から入ったほうが早い。
遡行してすこし経つと釣り人2名出現、太公望のルールでは初めに入渓した者が優先である、我々が沢登りであること、滝下の淵などの釣れそうなポイントにはできるだけ入らないことを丁寧に話し先に行かせてもらう。
彼らも朝暗いうちから釣果を期待してきている、その思いはよくわかるので約束したとおりポイントになりそうなところはできるだけ巻いて通過したのだがそのあと彼らは釣れただろうか、ちなみに魚影は全体的にあまり見なかった。
全体的な渓相としては滝は多いがその多くが登れないので高巻きが多い、そして谷が深いため巻きも急ではあるが、踏み後はしっかり残っているため思ったより迷わずに巻ける。
弁天滝は左岸巻き、通ラズは右岸をセオリー通り巻く いずれもしっかりした踏み後があり危険個所にはトラロープがある。
核心は大滝の巻き、左岸のルンゼを登っていく、途中右側にトラロープがぶら下がってはいるが滑りやすそうなスラブ岩をトラロープ頼りのごぼうで上がらないといけないため、そのまま直登する。
最後は急な泥壁になる木の根で支点が取れるのでロープを出した、ハンマーのピックを打ち込みながら登ると安心である。
1箇所釜を持った小滝があり巻きが少し面倒そうなので、少し泳いでから釜から上がったが水から出るときの手足が乏しく苦労した、二度目のトライで突破、ここが一番楽しかった。
良い時間になったので幕営地を探すもいまいち良いところがない、1300mmのところに二人で泊まるなら焚火もできる適地を見つけたのでそこで1日目の行動を終了する。
少し上には2段8m滝があり滝からの風でテントの中でもとても寒かった。
2日目
朝起きるとなにか体の調子が変だ、頭が重く体中の関節が痛いそして寒気がする、いやな予感もしたが昨日の二日酔いと筋肉痛であることを祈り7:10分に出発する。
まずは2段8mの滝を左岸のルンゼから巻く、ルンゼから右に入るところが少し悪かった。
そして山田の体調が確実に悪くなっていく息が上がりスピードが出ない、この先おおきな核心部はないものの、このペースで最後まで沢を詰めるのは本日中の下山が厳しそうなので撤退を決める、1380mから左岸の稜線を使ってエスケープ開始はじめ上部に岩が見えてくるがこれを右に巻きぎみに稜線上にあがると藪漕ぎもなく、とても歩きやすい、ただ私の体調がみるみる悪くなっていくのがわかる、50歩進むと息が続かず小休止を繰り返す、ハギちゃんには私のロープや水など重いものを持ってもらい、ようやく登山道までこぎつける、沢から登山道までの標高差300mを2時間もかかってしまったが、少し安心する。
ただ、あまりにも関節が痛く頭もフラフラしてきついので、ダメもとで解熱剤(イブクイック)をハギちゃんにもらう、
これがものすごく効果がありその後 意外とすんなり登山道を降りることができた。
沢の印象であるが、谷は深いが奥秩父にしては明るい沢だとおもった(隣の井戸沢と比較して)、また巻き道もしっかりしているのでグレードほどの難しさは感じられなかった、ただ昔の林業の残骸(ワイヤーなど)が沢のあちらこちらに放置されていて、それがなんとも残念であった。
後日談
帰宅後2日目にハギちゃんにも同じ症状が出る検査した結果、コロナであったことが判明し2週間の自宅療養、大迷惑をかけてしまい本当に申し訳ない気持ちでいっぱいであったが、谷の底から無事に這い上がり良く下界に帰ってこれたとハギちゃんと山の神様に改めて感謝をした。
清水嵓
●日程:2024年1月13-14日
●メンバー:ハギ(L)、つりし、さぶ、うっちー