記念山行 柏原新道~キレット小屋で合流

1、期間 2014,8,10~12(2泊3日)当初計画より1日早く下山

2、参加者 グッチ、キレット小屋より五竜岳までアベ本隊に合流

3、コースタイム
8/9 23:00新宿高速バスターミナル発
8/10 5:05扇沢着、6:20柏原新道登山口通過、9:30種池小屋着、同小屋泊 8/11 6:20小屋発、6:55爺が岳(南峰)登頂、7:15爺が岳(中峰)、8:08冷池小屋着、10:13鹿島槍ヶ岳(南峰)登頂、
10:55鹿島槍ヶ岳(北峰)登頂、12:09キレット小屋着、阿部本隊と合流、同小屋泊
8/12 5:41小屋発、8:32五竜G5通過、五竜小屋経由、11:17白岳で阿部本隊と分かれ遠見尾根を下山、13:54テレキャビン駅着
14:00テレキャビン下車、14:10花丸バスで14:20白馬駅、14:38特急あずさ(新宿直通)乗車、18:40新宿駅着

主な料金 新宿発扇沢高速バス 6,100円、花丸バス500円、白馬発新宿行き特急あずさ7,780円、種池小屋素泊まり6,000円、キレット小屋素泊まり6,800円

4、記録
8/9 ・深夜バスの「扇沢」経由「栂池」行に乗車。台風の影響でガラガラ。あすの便は満席とのこと。

8/10  ・予定通りの運行。雨は本降り。扇沢で4人ほど下車。行き先を尋ねると、みんなトローリバスで黒部、剣方面とのこと。

柏原新道入口
柏原新道入口

・扇沢から大町方面に15分ほど戻り、柏原新道入口に到着。登山口小屋に管理人が一人、尾根までは大丈夫だが種池小屋から強風のため注意するようアドバイスを得た。

・登山開始から風雨が強くなるが、例の雨傘を頭に装着し登り続ける。森林帯を抜ける頃には強風で雨傘を脱ぎ雨具のフードをかぶると、まもなく稜線が見え、種池小屋に到着。

・小屋にいる長野県パトロールの方に聞いたところ、これから台風が最接近するので小屋での停滞を勧められ、小屋泊を決める。

・小屋には10人強の登山客が同宿。

種池小屋から出発
種池小屋から出発

8/11  ・まだ雨は止まず風もあるが青空が見え虹がかかっており、まずまずの気分で出発。

・阿部本隊の針木方面が遠望できるが、雲が低く頂上は確認できない。

・爺が岳(南峰)を過ぎてから雷鳥との遭遇があり、8羽ほどと挨拶を交わす。

・天気は快方に向かうのでもなく、時折視界が広がるが、概ね眺望が効かない。相変わらず雨と強めの風。

・鹿島槍北峰をピストンし、キレットに入った時に異変に気づく。右足の登山靴のソールがべろりと剥がれる。手持ちのテーピングテープでソールをぐるぐる巻きにし、ともかくもキレット小屋を目指す。テープが保つことを祈りながら。なんとかキレット小屋に到着。

冷池小屋への稜線
冷池小屋への稜線
鹿島槍頂上
鹿島槍頂上

・早速、強力接着剤を小屋で購入しソールを補修、その後ウイスキーをちびちびやっていると窓外にカトーさんが見え、阿部本隊が到着。冷池小屋の予定をキレットまで足を伸ばしてくれた、やはり仲間がいると心強い。

・ちなみに昨日はキレット小屋の宿泊者は0人とのこと。この日は我々4人のほか6人くらい、カラカラの山小屋は結構居心地が良い。値段は高いが(素泊まりで6,800円)。

・夕食はアベさんのベーコンで一杯飲み、カトーさんのシチューをご相伴させていただく。

8/12 ・朝、靴を確認するとなんとか接着している様子。更に、番線(針金)を分けてもらい、カトーさんに手伝ってもらい靴に巻きつけ固定。

・朝食にタカタカさんの暖かいパスタをいただき、靴が仮にも直り、待望の立山、剣岳の眺望もあり、気分爽快に出発。

キレット小屋出発
キレット小屋出発
キレット越え
キレット越え
振り返る鹿島槍
振り返る鹿島槍

・キレットを抜け、G5を経て道はそれなりに険しいものの順調に進んだが、途中から番線が切れだし、遂に五竜に着いた時(縦走路の頂で本当の頂上は別)、番線が切れ、再度靴のソールがべろりと剥がれる。阿部本隊は五竜頂上に向かうが、自分は一歩先に五竜小屋へと向かう。僅かに残っていたテープを再度巻きつけ、なんとか五竜小屋へ到着。

・五竜小屋で登山靴を売っているとは、キレット小屋で聞いていたが、値段が16千円で、その時の手持ちの金が16千円。地獄の沙汰も金しだい。カードは効かぬと言われ、再度番線で補修を試みたが結果はダメ。結局、財閥カトー様に借金し、靴を購入。そんなかんなで五竜小屋到着時間を記録するのを失念しました。

・やれやれと思いつつ携帯を確認すると家内からの留守電。親戚が亡くなったので明日のお通夜に間に合うよう至急下山されたしとの指示。(山上で携帯が使えるのも善し悪し?)

・そこで、アベ本隊と分かれ遠見尾根を下山。なんとか白馬駅の新宿直通の特急あずさに間に合い18:30頃に新宿に到着、事なきを得る。(今回残したルートは今後の課題です。)