〈期日〉2013年5月12日
〈参加者〉いた、部長、sa山、ハギ(記)、N夫妻(OB)
〈行程〉御池登山口(6:45)−広沢田代(08:05)−熊沢田代(09:15)−燧ヶ岳(10:45)−御池登山口(12:45)
金曜まで8割方中止だと思って何も準備しないでいたら、移動日の土曜は雨だが日曜は一転回復の予報になり、行けることになった。
土曜14時雨の中赤羽を出発、一路檜枝岐へ。檜枝岐は初めてだ。いたさんが涸沢と同じくらい大好きな場所だという。
予報通り雨が降っていたが、「アルザ尾瀬の郷」の軒下を借りてテントを張る。着いたのが19時、閉館時間ぴったりでタイミングがいい。道を挟んだトイレも綺麗で便器はホカホカ、電気は自動で点くし水道も使える。観光地なので当然と言えば当然なのだが…、山をやってると幸せを感じるハードル低くなるよね~、お手軽ね私たち、といたさんと二人でご満悦。と、トイレから戻るとそれまでなかった車が少し離れた場所に止まっていて、いたさんがそちらに近寄り「Nさん??」と声をかける。結果違かったが、ん??「Nさん」??なんで??
実は蔵王在住の北稜OB・Nさんご夫妻にお声掛けしていたとのこと、「遠いし天気も直前まで微妙だったから、行くと返事は貰っていたけどどうなるか分からないから、皆には黙ってたのよ」と種明かし。
ソワソワ・ワクワクしながら待っていると、宴会始めて間もなくいたさんの携帯に連絡が入り、ご夫妻登場!数日遅れのご主人の誕生日ということで、いたさんが内緒で用意していたホールタルトでお祝い。部長のカルボナーラペンネをつまみ、Sa山さんから貰い酒をし、遅くまで盛り上がったのだった。
朝、起床時間より早くテントの外に出たら雨は止んでおり雲の隙間から青空、気分も高まる。登山口の御池に向かった。道すがら、ふきのとうが目につきまくる。「帰りは山菜採りだね!」と一同ニンマリ。
御池の駐車場は除雪が行き届いているのか雪が全くないのだが、登山口から雪がたっぷりあり、最初からシール登行となった。今年は雪が多いらしい。部長いわく、「前来た時は、下の方はドロドロの道をスキー担いで登った」とのこと。うーん、ツイてるなぁ。
が、ほどなくスキー担いでツボ足で登っている人もいるなかなかの急斜面になり、山スキー初級者の私にはなかなか厳しい。ゲレンデ仕込みの斜滑降キックターンをする私に、N先輩が登るときは…とターンのアドバイスをくださった。おぉ、楽だ。。かつ、ターン失敗して滑っていかないよう、先輩方が代わる代わる私の1.5M真下にポジショニングして、見守りの態勢。すみません。。
横滑りする度に大騒ぎしながら上がった小ピークをシールつけたままゆるゆる下る。熊沢田代を過ぎれば最後の登りだ。
いたさんから、雪原ど真ん中突っ切りより左右のハイマツ帯(?)を舐めながら斜登行して行こうとの指示、初級者には目標物が定まることもあり心理的に安心だ。トップの部長は事もなげに急角度の斜登行を敢行、二番手のSa山さんからは(この角度で)行けるか?のお気遣い。「無理です!」と断言すると、角度を落として先導していただいた。凍結している時は、上部はクトーが必要になるらしいが、今回は不要だった。(私はクトーを持っていないので、イザに備えツボ足になれるよう、事前にスキー靴に合わせたアイゼンを持っていった。)
ようやく燧山頂直下の平坦地に到着、スキーをデポしてツボ足一分で山頂に到着。スキーの人だけでなく、沢山の登山者がいた。私は、奥鬼怒の方の尾瀬のすみっこの沢で来たのと、記憶もあやふやな3歳の時に両親に連れられ小屋泊まりで木道を歩いた経験だけで、実質物心ついて初めての尾瀬の山の登頂だ。あれが尾瀬沼、あの真っすぐ一本の線は木道、その向こうにあるのは至仏だ…と先輩の解説を聞きながらじっくり堪能した。
山頂にいたのは20分ほどか。デポ地まで降りてしばらく休んだ後、メインイベントに移る。御池駐車場まで、来た道を滑る、4時間の登りのご褒美だ。
上部広い雪原はゲレンデ様、雪が重いので、2月に新潟OBのT先輩にガイドして頂いて行った神楽の、ターンの度に身体がフワンと浮き上がるパウダーのようにはいかず、おぉっ?!ともたつくが…楽しい!!空はどこまでも青く、日差しは痛く、雪とのコントラストは眩しく、舞台設定は最高だ。
上部バーンからは上から見て左に寄り気味に進路をとる。苦手なツリーランも、雪は重いが凍ったりはしていないので、スキーは回したい時に自由に回せ、山スキー初級者でもまずまず快適に滑ることができた。
名残を惜しみながらあっという間に…
着いてしまった登山口!1時間半で終わってしまった。。
皆、会心の笑顔で握手。
せっかくここまで来たから帰路大内宿を観光するというN先輩ご夫妻とお別れし、我々は山菜採りへ。各々レジ袋一杯にふきのとうを採る(帰宅後ふき味噌を作り、一週間楽しみました)。温泉に浸かり、まるやという店で檜枝岐名物「断ち蕎麦」に舌鼓。最後まで大満足な二日間だった。
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皆さまには沢山お気遣いをいただき、ありがとうございました。懲りずにまた行きたいと思っているので、今後ともよろしくお願いいたします。