浅間山

浅間山登山
期日:3月20日~21日
参加者:Sa山(記)、カト

来週も暇なので、次何処行こうかと、「山レコ」を眺めていたら、浅間山の記録が目に付いた。昔噴火後入山禁止になり、登れないものと思っていたが、いつからなのか登られていた。
それではと、カトさんをお誘いし行くことにしました。
カトさんに面倒を頼み、宿泊先の予約願ったのですが、今は便利な宿も在るものです、中軽井沢「ファミリーロッジ旅籠屋」宿は寝るだけ、宿泊設備はそれ以外のおもてなしは一切無し、飲食は各自お客の自由、ですので酒を買って部屋で明るいうちから宴会です、山や、としては使いやすい宿ですね。一人二人では安くはないのですが、3人以上だとお勧めです、ベッドはキングサイズ使用で4,5人用テントのスペースありそうです、私なぞのサイズだと横寝で5人はOKです。

3月21日(木)
朝5時起き、6時前出発、私の山行にしては雲ひとつ無い良い出足です。夜明けの道を、ナビを頼りに黒斑山と浅間山の最低鞍部目指し車を進める、先々週、八方に向かったときは真っ白だった浅間山も、昨日見た時は、ほぼ雪が解け黒々としていた。本日も暖かく道路に雪は無く安心して走れる、浅間山荘駐車場7時20分出発、強い風が枝をゆすっている。このコースは沢沿いに最低鞍部めがけ登ってゆく。ゆるい傾斜の車道をしばらく進み、同じようなゆるい山道を進む、一部残雪の斜面を横断し(ここは雪が在ると下の谷まで続き、きつい斜面をトラバースすることになる)、分岐に差し掛かる、沢の左道のほうが日当たり良く、そちらを進む。不動滝過ぎで合流するが、滝を見たいときは右の道を進んだほうが良さそうです、帰りにそちらを下ることも出来ますが。
長坂を過ぎ、カモシカ平にくると視界が広がり、黒斑山、と牙山の間を右下の赤く染まった川が近づき、硫化水素の匂いがしてくる。前方に縦縞模様の浅間山が見えてくる。この沢を一またぎして間もなく火山館に着く、ここまで出発して2時間の行程です。火山館はログハウス作りで宿泊は出来ないが年中営業のようです、木炭ストーブを焚いており暖かく休憩できる。この所暖かい日が続きここ10日ほどで積雪が1mほど解けそうです。小屋は中央アルプス、八ヶ岳、蓼科山が眺められ良い場所に立っている。風が強いと、大変との情報が有ったが風もほとんど止み良い調子だ。

火山館
火山館に到着

火山館から5分、積雪80cm程の、まばらな低い樹木の中を進むと、黒斑山の分岐に差し掛かる、ここは湯の平、黒斑山と浅間山に挟まれた開けた場所で見晴らしがいい、ここから踏み跡頼りに樹木の中を進むが、傾斜もゆるく、目印も無く何処でも歩けるので、そこらじゅうに踏み跡が付いている、そのうち木々が絶え浅間山の斜面にたどり着く、火山独特のガレた足場に変わるが、踏み跡沿いはしっかり固められている。傾斜も増し、足元の感覚は富士山を登っているようだ。
上に着くと近くは四阿山、草津白根が眺められ、遠くには、妙高、北アルプスが端から端まで一望でき、いつまで見ていても飽きない素晴しい景色です。ここから火口に踏み跡があるが立ち入り禁止です、火口側に100mほど下に進むとシェルターが2個有る、直径2mほどの土管を転がしてあると言ったふうで爆発時は耐えそうも無い。

20130421浅間山2
強度が不明なシェルター

しばらく休憩を取り、10時、前掛山に向かう。上に出ると、猛烈な風が進路をはばむ、足場を雪面からガレ場に移動し、しばらく耐風姿勢でこらえ、弱くなる風の目を突いて進もうとしたが、一向に弱まらない、ザックを持ってゆかれそうな勢い、カトさんは杖替わりのストックが手から飛ばされる、私は出した足が風に取られ転倒、なんとも危なかしい、相談し撤退することにした、後300mほどでしたが、いたしかたない。10時30分、そうと決まればとっとと下山。
火山館に着くと、小屋の人は「風強かったでしょう」とのこと、小屋の周りは無風状態、何処でわかるのでしょう、前掛山には行けませんでした、とは言えず「そうですね」と相槌を打ち11時30分そこそこに下山。途中ツアーの人たちにすれ違う、この時間に登っても、途中下山と言う事になろう、ツアーは取りあえず、行けばいいといった雰囲気、どっち道給料は出ているので、と言った感じ。ガイドはピッケルも、ストックも無し。お客様も、きつい登りはしたくない、と言った感じ、でどっちもどっち、と言った私の妄想的感想。「すみませーん」と叔母様が、すれ違いざま、道でも聞かれるのかなと思っていたら、「ザックに差した、ストックを取ってください」との御達し、「なんじゃこれは」と思ったが、おとなしく「はい」と取ってあげる、弱いの~。
13時、浅間山荘で駐車料金を払い、ついでに風呂に入る、日本一の赤い湯だそうです、浸かると何とも気持ちが良いオレンジの湯、透明度は低く、10cm程で手が見えなくなる。湯の落ち口は、普通の水のような感じですが、空気にふれ、赤くなるそうです。
中軽井沢から直通バスが出ていると言うことで、カトさんを、中軽井沢駅まで送る。
浅間山のこのコースはゆるい登りで、景色は一級です、初級ハイキングコースとして良い所です。今回は最後まで行けず残念でしたが、季節を変え、また誰か誘って行きたいお勧めの場所です。

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