三浦半島 大楠山

期日:2018年2月4日
場所:大楠山ハイク
メンバー:コバ(L)・いた・つりし・トヨ・キム・うえ・つかみ(記)
行程:逗子駅9:26発/9:56着~前田橋BS10:06発/11:18着~大楠山山頂11:50発/14:15着~衣笠公園発14:25/衣笠駅着15:00

大楠山(おおぐすやま)は、三浦半島最高峰241mとあまり高くない山だが三浦半島はもちろん、この日は東京湾や房総半島まで眺めることが出来た。
そして、関東100名山の100番目の山である。なんとも歯切れのよい、めでたいイメージを抱く山だ。今回はコバさんのリハビリ山行、復活ハイクだ。計画では前田橋から大楠登山口までと、2時間程度を予定していた。
しかし、結果的には足どり軽く、倍の4時間半程度の歩きとなった。

逗子駅前の2番バス乗り場から乗車。30分程揺られ前田橋前で下車。バス停向かい側の案内標識に従い前田川遊歩道を進む。徐々に川沿いの飛び石へと変化し沢登り感覚を味わえる。なんとも気持ちいい出だしだ。それもあっという間に終わり緩やかな登りが始まるが、残雪もなくこれまた、あっという間に山頂到着。
山頂は広く、展望台がある。そこからは360度の大パノラマが楽しめた。

気持ちのよい沢沿い歩き
山頂手前のレーダー観測
大楠山展望台
山頂からの景色

大楠山山頂から雰囲気のよい小路を下る。調子がよい。気持ちがよい。なんてったって楽しくなって来た。バス停には向かわず衣笠駅方面へと向かう。途中面白いコンクリートの橋があった。両端から押されたような変わった橋だった。

面白い橋
路を渡り衣笠公園へ

所処に標識があるのだが、少々わかりずらい。登山道や舗装道、大きな道路沿いを歩いたり渡ったりしながら、木の階段を登ると衣笠山公園に到着。展望台や木工の遊具などがある。この時期はまだ寒いので暖かくなってくると、子供たちでいっぱいになりそうだ。それにこの公園は、日本さくらの名百選の一つで、沢山の桜の木で覆われている。春にはたくさんの人で賑わう場所である。

衣笠公園春の気配I春の気配II

衣笠公園から衣笠駅までは、迷うことなくわかりやすい。
しかし、駅に向かう途中に衣笠商店街を通る。ここでは何度も足が止まった。小さなレトロな感じが漂う商店街。店頭には美味しそうなおかずがあちこちに。店先には喉に潤いをもたらす看板メニュー。わずか数メートル進むのに時間がかかった。ちょっと進んで、立ち止まっての繰り返し。まるで核心部のようだった。

衣笠商店街

惜しみながらも一旦、衣笠駅に到着。
コバさんのリハビリは大成功。私たちも大満足の一日となった。

袖沢南沢岩穴沢左俣~白石沢スラブ

期日:2017年10月14~15日
場所:奥只見・袖沢南沢岩穴沢左俣~白石沢スラブ
メンバー:つりし(L)ハギ・コバ・うえ・ノリ・つかみ(記)

コースタイム:(前夜泊)
一日目/
奥只見ダム駐車場7:20→ 袖沢~南沢~岩穴沢出合9:20→ 岩穴沢左俣10:00→稜線15:00→BP18:10
二日目/
BP7:00→ スラブ8:00~登攀完了9:00→岩穴沢出合12:50→南沢出合14:20→袖沢出合15:35→奥只見駐車場16:50
→GPSログはこちら

「うわー!凄い!」山の領域で何度も発して来た言葉。
今回もスラブの姿を目にした瞬間「うわー!」と合唱団のように飛び交った。絶好の山日和、と云うよりはむしろ霧付きの曇り天気。それでも「うわー、凄い!」ホントに凄かった。
突如として現れるスラブは、まさに奥只見の秘境である。
ネットで検索しても、このルートを最初に開拓した「トマの風さん」と、次に行った「山登魂さん」の記録しか出てこない。(大いに参考にさせていただき本当に感謝です)
今回挑んだメンバーは6名で内4名が女子、そして今年沢デビュー者2名、このメンバーで未踏に近いルートにチャレンジ。途中、膝の痛みと戦ったハギさん。風邪から体調を崩したうえちゃん。細身の体に重いザックを担ぎながらも、泣き毎一つ言わない明るいノリちゃん。彼女はデビューしたてだが、どんな滝でもスイスイと登って行く。そして今年で四年目になるけど、未だ自立できずにいる私。こんな私達をリーダーが「女子が満身創痍で頑張りました」と評してくれた。なんだか嬉しい。ボロボロになりながらもたどり着き、歩きぬいた未踏(にちかい)ルート。

【前夜泊】

小出ICを降りて、近くにある公園の駐車場にて幕営。この日はつりし車のみで、19時に東京を出発。渋滞も眠気もなく22時前には到着。素早くテントを張り軽く乾杯。明日からの二日間にわたる山行、どうか晴れますようにと願う。曇り時々星空。23時には横になる。なんとも理想的な就寝となった。
一方、コバ車は夜中に出発。予定よりも約二時間も早くに到着した。この日の行動予定を振り返ると、早くに合流出来たことも大きかった。でなければ、藪の中でセルフ付きのビバークになっていたかもしれない。

【一日目】

奥只見ダム駐車場。他に駐車している車はなし。数匹の猿たちがこちらを見ている。10月とは思えない程冷え込んでいる。これから沢に行くと思うと、寒さが一層身に染みる。
さあ、出発。まず袖沢沿いの林道歩き。おしゃべりしながらゆっくりと歩きたい、そんな感じだが、これから向かう未踏の地にそんな余裕はない。時より男子に離されながらもスタスタ進む。

shiraishi01
袖沢沿いの林道

次に南沢のゴロー歩き。大きめな石の上を飛び乗ったり、避けたりしながら進む。単調な動きの連続。帰りもまたここを通るんだなー、とまだ始まったばかりの山行なのに下唇が突き出る。出発から約2時間のアプローチも終了。いよいよ岩穴沢の出合。ここから入渓となる。時間短縮と荷の負担を軽減するため、最初から沢靴で出発。なので差ほどの時間もかからず、装備を整え沢に入る。歩き始めてすぐに、秋の味覚、ぶなしめじを発見。テンションが上がった。

shiraishi02
ブナシメジをみつけました!

岩穴沢左俣を遡行。なだらかなナメ床が連続している。うっすらと曇りがちな天気の影もあってか、奥深い大自然の癒しに溶け込んでいく・・そんな感覚。スラブに行くまでのアプローチと思っていたが、想定外の楽しい時間を過ごした。5~6m級のナメ滝がいくつか現れる。お助けロープを何度か出してもらいながら超えてゆく。万が一などあってはならないので、慎重にと神経を集中しているが楽しい。しかし、進むにつれ、徐々に厳しく辛くなっていった。快適だったとは言え、ひざ下は当然濡れてるし、上半身も滝の飛沫などで濡れている。照りつける日差しはなく、体が冷えていく。慎重をきして何か所か、ロープを出す。6名の大所帯。登り終えるまで時間もかかる。
10m程のヌルヌルの滝は右側から必死に潅木を握りしめながら巻いた。
稜線に近くなったところで大滝出現。1段目15m2段目10m3段目35mの3段構えだ。見た目は階段状でも、取りついてみると簡単ではないので全てロープをだす。リーダーが先頭を行き、所処滝の飛沫を浴びながら登って行く。3段目は30mロープでは滝上までわずかに届かず左岸の潅木にフィックス、皆が登り終えるまで結構な時間を費やした。

shiraishi03岩穴沢
shiraishi04大滝

大滝を越し、沢形をしばらくたどると藪の平らな稜線に出た。計画より既に2時間押している。ここから本格的なやぶ漕ぎが始まる。道なき道を進む。離れると何処へ向かえば良いのかわからなくなる。なので必死について行く。30分ぐらい進むと、ちらりと白いスラブが姿を見せた。「うわー!」歓声が飛び交う。
喜びも一入、痩せ尾根や行く手を遮る潅木たち。秋の夕暮れはあっという間で、日がどんどん暮れて行く。稜線900m付近から稜線を外れ、白石沢の方へ降りて行く。17時頃、ヘッテン装着、辺りは真っ暗、励まし合いながら進む。途中落差2m程の岩の段差に遭遇。安全のためロープをだしてもらう。その間にリーダーは、幕営地まで降りるルートを確認しに行った。全員が段差を降りたころには、リーダーの姿は全く見えなくなってしまった。大声で呼びかけると彼方から返答が。何も見えない中、声がした方角を手掛かりに進む。まさにサバイバル。こんな経験したことなかったので、興奮した。リーダーの明かりが見えた。互いに明かりを手掛かりに誘導。無事に到着。予定より3時間遅れての到着。「あーよかった・・」ほっと、安心に包まれながらも、早々に設営開始。通常、薪拾いに時間を要するが、そこら中に薪があったので一時間もかからず、乾杯の席に腰を下ろすことできた。

shiraishi05痩せ尾根
shiraishi06スラブの姿が

【二日目】

日没後の到着となったので、昨夜は気づかなかった。藪から抜け出た場所が、ドンピシャだった。少しずれていたら、斜面が急なスラブ帯で登り返さないといけなかったか、もしくは湖でドボンになったかもしれなかった。
これもまた「うわー、凄い!」さすがだったのか、幸運だったのかいずれにせよ、全て含めて貴重な経験だ。

shiraishi07幕営地

朝7時、テン場を出発。白石沢を進むこと1時間でスラブにたどり着いた。沢を登り詰めた箇所でクライミングシューズに履き替える。少しだけ重くなったザックを背負い、スタスタ登りだす。5分とかからずダイナミックなスラブに囲まれた。
「うわー!凄い、すごーい!」300度に広がる大パノラマ。見渡す限りの大自然。私たちの他は誰もいない。寝っころんだり、ポーズを撮ったりと童心にかえる。ここに来るまでの長い過酷なアプローチが消え去るような錯覚さえ覚える。昨年、計画を立てたが天候に恵まれず断念。一年越しでのトライ。それも6名で。白石沢スラブにいる。快適なスラブ、見事なスラブだ。左ルートをコバさんが偵察に登った。稜線まで距離がありそうだったので、リーダーを先頭に中央ルートを進んだ。岩の表面が浮いてる箇所もあったが、ロープを出さずに1時間程で稜線に到着。そのまま稜線を右側に進む。

shiraishi08白石沢スラブ
shiraishi09みんなでポーズ

快適だったスラブとはうってかわり、稜線上は所々しっかりした藪漕だった。30分ぐらいしてから、しとしと雨が降りだして来た。霧雨近い雨だったが、止むことなく最後まで降り続けた。雨の中のスラブなど想像を絶する。ギリギリセーフだった。約4時間弱の稜線歩き、それから岩穴沢左沢を下降し(懸垂を4回くらいした)来たルートを戻って行く。

shiraishi10スラブの稜線
shiraishi11岩穴沢下降
shiraishi12南沢

出発も1時間遅れていたら。いや30分遅れていたら。方角がわずかにずれていたら。真っ暗闇の中ヘッテンの明かりで進んだ・・等々、一歩違いで大変なことになっていたかもしれない、今回の山行。こんな経験は滅多にない。あちこちにぶつけた痣や擦り傷。だけど、無事に終え逞しくなった気がする。それもこれも、的確にみんなを引っ張ってくれたリーダーつりしさんや、しっかり皆を支え見守ってくれたコバさんに感謝。そして、貴重な体験を共にした仲間たち、みんなにありがとう!

【装備】
・お助け紐:10m ・ロープ8㎜30m
・カム(使わなかった) ・ハーケン ・ハンマー
・沢靴(フェルト) ・クライミングシューズ

大源太川 北沢本谷

 

日程:2017年8月27日
メンバー:こば(L)、うえ、つかみ(記録)
ロープ:8㎜ 30メートル お助けロープ

コースタイム:(前夜泊)6:15大源太山登山口駐車場~7:15入渓地~7:50七つ小屋裏沢出合~9:20三又~12:40大源太山頂上~ヤスケ尾根~15:35大源太山登山口駐車場

8月最後の週末、北アルプスを楽しむ予定だった。
こばさんとうえちゃんは畳尾・飛騨尾根登頂。そして私は常念から蝶が岳を縦走。しかし、天候が崩れそうなので転進することになり、そこに私も参加させてもらった。晴れそうな地域の沢登りへ。前日の夜、登山口駐車場へテントを張って翌日に備える。標高800メートル程の駐車場。半袖一枚では少々寒い。夏が過ぎ秋の気配を感じてくる。それでもランタンによってくる虫たち。空には一面の星空。やっぱりいいなー。何度繰り返しても山の領域には癒される。
5時に起床。外で珈琲を頂いていると、車が一台。また一台と次から次へとやってくる。あっという間に10台ほど停められる駐車場は満杯になった。登山者の方が圧倒的に多く、沢装備をまとったパーティは一組(5名)だけだった。先に越されたくないなー、と思ったが先に出発。ゆっくりしていたが、私たちも予定より早めの出発となった。
今回の沢は大きく3つに分けられる。入渓地から三俣までの前半。三俣から大源大山頂上までの後半。そして、下山となるヤスケ尾根である。

先ずは、前半。
駐車場と登山口は同じ敷地内にあり、登山ポストに計画書を入れスタート。歩きやすい登山道を進むと崩落した箇所に梯子がかかっている。しかしこの梯子も崩壊の箇所あり。注意しながら登り、2回目の徒渉地点が入渓地。既に沢装備を整えて出発しているのですんなり通過。最初に2条4mの滝。すんなり突破。次いで4条6mの滝。先に出発した五人組のパーティが、左側からロープを出して登っていた。確かにガイド本には左とある。しかし、リーダーは右から登り始めた。確かめながらあっという間に登り切る。お助けロープに繋がり、私たちも後に続く。思ったよりすんなり登れた。やはり人数が少ないと早く先に進む。あっという間に七つ小屋裏沢出合い。その後に続く小滝。いやらしいものもあり、気が抜けない。7mの滝は右側の壁から取りつく。そして10mの斜滝のクラック。左側のクラック沿いを登る。小さなものでもぬめりがあるので、気が抜けない。水流があったり、滑っていたりし、「どうかな?」と、思う箇所には必ずお助けロープを出してもらった。たまに、「いけそうかな」と、強気に思う場所も、このお助けに繋がれているから、そう思えたんだなーと、今更ながらに思う。

二条4Mの滝で先行パーティに追いつく
斜め滝のクラック

予定より早く三俣の出合いに到着。
ここからは後半。
七つ小屋沢から流れ落ちる30mの滝は迫力があった。見晴ノ沢も崖から勢いよく流れる。そして出合いにかかる8mの滝は右壁を渡り、次いで2段15mはそのまま高巻く。草木を握りしめながらトラバース。先が見えなくなくなる所もあり、緊張する。次の2段7mはあっという間に過ぎ、チムニー滝へと差し掛かる。今までお助けロープのみで進んできたが、リーダーは30mのロープを取りだした。ザックを背中から腰へと位置を変え、ロープをつけて進んで行った。なんとビレーなしで。「エッ!?」一心不乱でみていると、壁と体がフィットしている。ねじりなら、つっぱりながら快調に進んで行った。最後の詰め上げ部分がシャワークライムになっており、そこが少々難しそう。それでも、無事突破。次に、クライマー女子のうえちゃん。小柄ながらもかなりの男前。怯むことなく進んで行く。足のスタンスを確実にとりながら、慎重に進むので安定感がある。するすると最後の詰めに差し掛かるも、足をしっかり決めての突破。華麗である。そして私の番が来た。ハーネスにロープをしっかり結びトライ。しっかり見ていた通り、チムニー部分は何とか進めたものも、張りだした岩の登り詰め。思ったより水圧がかかる。力を振り絞りトライ。次の瞬間、ずり落ちた。どうしよう・・それでも、何でも、どうにか、上がるしかない。再度チャレンジ。ロープに全体重を乗せ踏ん張ると、隙間にお腹が引っ掛かった。両足で壁を蹴飛ばしどうにか突破。
あーよかった。

三俣の滝が見えてきた
チムニー滝

その後は、徐々に沢は枯れ、スラブ状になってくる。乾いていてもコケなど付着し滑っていたりし、かなり厳しい。一か所、脇の潅木帯に逃げ込む。足場が定まらず手こずりながら、かなり苦労した。どうにかこうにか、ヤスケ尾根の稜線にでた。そこから頂上までは、ほんのわずかで到着。

草付きのスラブ状斜面を登る
下山途中のヤスケ尾根から大源太山

大源太山山頂。抜群の展望、越後の山々など近間からみることが出来た。「うー素晴らしい!」
山頂でしばし休憩をとり、ヤスケ尾根を下って行く。上越のマッターホルンとささやかれるだけあって、尾根の両脇は際立っている。足元はしっかりとしているので、全く問題はない。展望を楽しみながら、樹林帯の中に。下り一片の登山道。足を痛めないようゆっくりと下っていった。

小滝や三又の大滝。そしてシャワークライムのチムニーに、緊張スラブとスリル満点だった。
沢の水は適度に冷たく、木々の隙間からは光が溢れる。見上げる空は青。絶好の沢日より、満喫した一日に感謝。

裏銀座~雲ノ平

【日程】2017年8月14日~2017年8月17日
メンバー:サブ(L)、エビユミ、アズ、ジャンヌ、サクラ(記)

【行程】
移動日/13日・・・22:30竹橋(夜行バス)

DAY1/14日・・・4:30 七倉ダム(タクシー)→6:00 高瀬ダム→6:30 北アルプス裏銀座登山口→ブナ立尾根→10:20 烏帽子小屋到着・幕営→烏帽子岳ピストン→13:40 烏帽子小屋戻り

DAY2/15日・・・4:00 烏帽子小屋出発→7:30 野口五郎岳→10:40 水晶小屋(悪天候のため水晶ピストンは中止)→12:30 祖父岳→14:00 雲ノ平キャンプ場到着・幕営

DAY3/16日・・・6:30 雲ノ平キャンプ場出発→10:00 薬師沢出会→13:30 太郎平小屋到着(悪天候のため小屋泊に変更)

DAY4/17日・・・3:40 太郎小屋出発→薬師岳ピストン→8:40 太郎小屋戻り→(朝食後)9:50 太郎小屋出発→13:00 折立ヒュッテに下山(バス)→富山駅(新幹線)→東京

 

8月14日

天気 曇り
「女子限定とは言っていなかったが、なぜかこうなった」という、3泊4日の女子山行スタート。先が長いので、ムリせず1時間に1回の規則正しい休憩を取りながら進む。烏帽子小屋にて幕営後、空身で烏帽子岳ビストン。雲が多いものの、雨に降られることなく楽しく歩いた。夕食はサブさんの塩豚丼。2~3日塩漬けにしてから冷凍したという豚バラ肉は、ちょうど良い具合に解凍され、絶品!夏の縦走においても、初日ならではのメニューがあるのだと勉強になった。

烏帽子岳
絶品塩豚丼

8月15日
天気 雨ときどき曇り
この日だけは晴れて欲しいと願っていたが、ヤマテンの予報が悪いほうにはずれてしまい、風景が見えない中を黙々と歩く。しかし、景色が見えなければ足元の花々を楽しむというポジティブな気持ちの切り替えは、みんなさすが。雲ノ平に到着すれば、もうひとつのお楽しみ「アズちゃんとの合流」というイベントが待っている。幕営後にサブさんがアズちゃんを迎えに出る。その間、残ったメンバーは水汲みと食事の準備。ほどなくして無事に合流!日本最後の秘境で感動の再会。

歩いてきた稜線を振り返る
雲ノ平、高山植物のお花畑

8月16日

天気 雨ときどき曇り・一瞬の晴れ間
終始雨の中の雲ノ平となり、いつかリベンジしたいと願いつつ太郎平に向かう。太郎平到着のタイミングで今回初めての青空を見るも、またすぐに雨模様。サブさんが「雨の中を無理して幕営せず、小屋に素泊まりしよう」と提案してくれたのは、3泊4日の縦走初体験の私に配慮してくれたのかもしれない。夜になると星空がキレイだったので、明日は3時に起床して最後の薬師岳に懸けようということになる。

薬師沢
太郎平に到着

8月17日

天気 晴れときどき曇り
やったー、晴れた。大急ぎで身支度を済ませて3時40分には小屋を出発。みんな子どものようにはしゃぎまくり、何十枚と写真を撮り、今日までのすべての疲れを吹き飛ばした。今回の縦走で最初に登った烏帽子岳は男性的な山であったが、最後の薬師岳は対照的な山容で、改めて縦走の楽しさを実感した。折立に下山後、富山駅近くの「劔の湯」にて4日分の汗を流す。

登山道から見る雲海と朝焼け
薬師岳山頂

 

最後に・・・出発前日は「大自然の奥深くで、3泊4日を過ごす」ということに多少の緊張があったが、過ぎてみれば下山するのが惜しいほどの楽しい時間だった。サブさんの的確な判断力はカッコいい。エビユミちゃんにはテント生活を快適にする工夫を教えてもらい、アズちゃんの豊富な知識と山歩きの体力に感動し、ジャンヌさんお手製の乾燥野菜とキノコの煮物に舌鼓を打った。山は本当に楽しい。私もひとつずつ経験を積んで、もっといろいろな山に行きたいと心から思った。メンバーの皆様に心から感謝。ありがとうございました。

以上

北アルプス 大キレット

メンバー:トン(L・記録)うえ(SL)ミナザエモン・ササジ
日程:2017年8月11~13日

11日 平湯駐車場~上高地~明神~徳沢~横尾~槍沢ロッジ~ババ平(幕営)
12日 ババ平~大曲~槍ヶ岳山荘~槍ヶ岳(往復)~中岳~南岳小屋(幕営)
13日 南小屋~大キレット~北穂高小屋~涸沢~横尾~上高地

8月11日㈮

仕事を終えて帰宅しAM1:00自宅近くでササジさんにピックアップしてもらう。ササジさんとはこの時初対面。ミナザエモンは既に乗車。この後、うえちゃんを乗せ一路松本へ。
お盆休みということで高速は渋滞。SA、PAは大混雑で駐車も厳しい状態だった。うとうとしていたので定かではないが、途中で仮眠を取った。
平湯に車を停め、シャトルバスに乗り上高地へ。
身支度を整え歩き始める。明神、徳沢、横尾と休憩をとりつつ進む。横尾から本格的な登山道に。槍見河原から槍の穂先は全くみえなかった。槍沢ロッジでビールを買いババ平のテン場へ。値段は張るがやはりビールは最高だ!
テン場は混雑していたため、河原にテントを張り宴会。夕食はミナザエモン作のカレー。山で食べるカレーは最高に美味しい。途中から北鎌隊のケンさんとキム兄も合流。19時頃には切り上げ爆睡。

ババ平

8月12日㈯ 3:00起床 4:30出発

ババ平のテン場を出発し大曲へ。大曲~水俣乗越、東鎌尾根にでるコースも検討したが、体力温存のため槍沢をボチボチ登る。今日は雨が、降ったりやんだり、微妙な天気。天狗原分岐あたりで、やっと槍の穂先が見えた。
槍が岳山荘到着後、ザックをデボし山頂へ。時間も早かったので、1時間で往復出来た。
槍ヶ岳はガスっていた。
槍が岳山荘に戻って来たら、かなり雨が降ってきた。雨が止んだのを見計らって南岳小屋へむかう。途中、雷鳥の親子が見えたのは幸運だった。
テン場にテントを張り宴会。夕食はうえちゃんの油麩丼は、つゆだくで、美味しく頂く。明日の天気を気にしつつ、20時、眠りにつくが、寒くてあまり眠れなかった。

彼方の槍ヶ岳
槍ヶ岳

8月13日㈰ 3:00起床 5:00出発

夜にちょっと雨が降ったようだが、朝は星も見え晴れている。いい天気のようだ。支度を整え出発。大キレット展望台から、大キレットの全貌を見ることが出来た。
まずは、一気に下る。くさり、梯子を使い一気に下る。両手両足を使い、慎重に下る。最低鞍部からは稜線歩き。○×かペンキで、しっかりとマークされているので間違えなく進む。
Hピークとペンキで書いてあったので、ここが長谷川ピークと確認。左右切れ落ちて、高度感がありスリル満点だった。A沢のコルで休憩。真上が絶壁なので、落石に注意が必要。それなのに、大きな石を落石させた人がいた。後は垂直に近い、北穂高を登って行く。飛騨泣きは、どこかわからないうちに通過してしまったようだ。
北穂高小屋が、だんだん近づいてきた。あっという間の三時間だった。天気も良く、大キレットを満喫出来た。
小屋で休憩後、みんなで写真を撮った。そして、ここまで苦楽を共にしてきた、うえちゃん、ささじさんとお別れ。ミナザエモンと共に涸沢へと下る。

大キレット
大キレットを行く

涸沢は見えているが遠い。途中、鎖、梯子ありで、いやらしい下りである。
涸沢で休憩後、横尾を目指す。上高地はまだまだ遠い。涸沢を目指す登山者が多く、すれ違いに苦労した。

下山に苦労

横尾でバスと電車の時間を確認。
徳沢、明神で休憩、急ぎ足で上高地を目指す。
やっと上高地到着。バスターミナルに向かうが、はるか手前から長蛇の列が延びている。嫌な予感が。恐る恐る聞いて尋ねると、沢度行のバス待ちの列。急いで新島々行のバスチケット売り場の列に並ぶ。18:45発最終バスまで、空きがなかった。このバスでは最終のあずさに間に合わない・・今日中に帰れない。絶望。せっかく急いで来たのに・・・。
タクシーの列も2時間待ち。するとミナザエモンがタクシーを捕まえたと!?
松本までタクシーで行く、単独の女性が相乗りさせてくれるとのこと(この女性は2時間タクシー待った)超ファインプレー!!ミナザエモンに感謝。松本市内が渋滞しているので、塩尻駅まで1人5,000円で乗せてくれた。塩尻駅で、大阪に帰る単独女性と別れ、あずさで帰京。大混雑のためデッキにずっと、立ちっぱなしだった。

3日間の夏休みでしたが、天気にも恵まれ、素晴らしい山行でした。
大キレットは、また行きたいなー、と思う場所でした。
力不足のリーダーでしたがみなさんに支えられ、感謝いたします。
ありがとうございました。

霧来沢 鞍掛沢

●期間:2017年7月15〜17日
●メンバー:ハギ(L/記)、つりし、コバ
●CT
(7月15日)東京発(6:00)…御神楽岳登山口(11:40)…もうがけ沢出合BC(12:30)
(7月16日)BC発(6:20)…鞍掛沢出合(6:40)…二俣(8:00)…30M大滝(9:15)…登山道(12:20)…御神楽岳管理舎(12:45)…BC(14:50)
(7月17日)BC発(5:45)…御神楽岳登山口(6:25)

本当はBC方式で、去年10月中止にした霧来沢もうがけ沢と2本立ての予定だったのだが、16日夕方からの大雨で17日のもうがけ沢遡行は中止。鞍掛沢のみの遡行になった。

(7月15日)
西那須野ICから下道を、晴れの関東から小雨予報の奥会津方面へ。でも、良い方に外れているみたいで晴れ間がみえ気分は上々。只見川沿いに走るようになると、鉄橋が分断されている線路が視界に入る。2011年から部分的に運休している只見線、未だこんな状況なのかと、当時の災害を思う。
林道の本名津川線に入り、御神楽岳登山口まであと3分、林道仕様の車でないのによくぞここまでというところで駐車。もう少し手前には比較的広いスペースがある。

御神楽岳登山口から八乙女ノ滝の上の入渓点までは登山道を行く。登山道からよくよく見ると、八乙女ノ滝の左壁に残置ロープらしきものが垂れているのが見えた。ちょっとした鎖場を下って滝上で入渓。
霧来沢本流は本流らしからぬ水の少なさ、ゆるやかな流れで平和そのもの。明後日遡行する予定のもうがけ沢出合まで行き、もうがけ沢に入って少し先を見るが、出合手前の適地より良い場所はなさそうなので戻ってBCを設営した。
蒸し暑いので各自、腰掛けによい岩を水流の中に見繕い、足を冷やしながら早々にビール解禁・素麺タイム。BCまでほとんど歩かないということで、各自酒もつまみも多めだ…夕方、焚火を始める頃にはあらかたお腹も膨れていたが、コバさんの牛すじ煮込みと米3合がするりと入ってしまう人体の不思議。宴会開始が早かったせいで、いつもより早めに就寝。

川の中で宴会開始

 

 

(7月16日)
5時起床、6時15分出発。歩き出してほどなく、左岸に並走する登山道から釣りのグループが降りてきて挨拶を交わす。本流をずっと行く訳ではないと告げるとホッとされた様子。こちらもほんの少しだけ彼らより先行していたのでホッとした。少しすると「八丁洗板」という、広々としたナメが広がり、幸せな気分でヒタヒタ歩く。沢床の岩盤が白っぽいので余計に綺麗だ。晴れていればもっと…。

八丁洗い板のナメ

鞍掛沢は左岸から小さく出会う。15分ほど歩くと先がモヤモヤとしていて、やはりスノーブリッジ登場。短くしっかりしており、下を通過。斜滝は問題なく登る。その先がモヤってるんだよなぁ…次に現れた雪渓は覗いても真っ暗で上に上がるのも苦労しそう、少し戻って右の泥壁を3mほど登り、平坦な段丘に上がって巻く。水に戻ったところでウドを採る。ナメ滝を気持ちよく歩き、少しすると左から10M滝が落ちているのが遠望できる。枝沢の滝かと思っていたら、左俣だった。右俣にも少し奥に滝があり、綺麗。出合の滝を右から巻いて登り、左俣に入る。フリーで登れる小滝が続いた。そしてゴーロの奥にはまた…。本日一番大きな雪渓だ。

距離が長いのでヘッドライトを着ける。抜けた先は、どうやら核心の大滝30mの基部だ。庇状になって頭上に大きく被さっている雪渓末端の落雪の影響を受けないよう、ルートの右ルンゼを途中まで登った。途中からコバさんがリード。縦一列だったがうまい具合につりしさんがいる所にセルフが取れる灌木があった。しっかりしている残置ハーケンが一箇所。テラス状になっている岩壁に突き当たった所で切って、上げて貰う。岩壁には残置が2つ。ラストのつりしさんがそのままロープを引いて落ち口へのトラバースルートを探りにいく。左上し、最後は枝にぶら下がりながら滝の落ち口のすぐ上に降りることができた。

大滝手前の雪渓

大滝上の15m滝は上部が微妙と感じて補助ロープを貰った。CS(下から見るとそう見えたが…造形?)滝は右のグズグズを一段上がって岩の隙間を登るがホールドが遠く離陸に難儀。

大滝上の15M滝

詰めは水の消えた沢を淡々と登る。途中でワラビの群生があり、今晩のつまみ用にせっせと摘んだ。迷うこともなく、わずかな薮こぎで登山道に合流する。
東京から遠路はるばる来たので、せっかくなので本名御神楽岳の山頂を踏むつもりだったのだが、少し前からしとしと雨とガスで真っ白。どうせ何も見えないので、そのまま下山することにした。
すぐに現れた御神楽岳管理舎で休憩をとってからBCへ向けて登山道を下山。下の方で、キクラゲをレジ袋一杯に採った。先ほどのワラビと、雪渓の近くで採集したウドと、少しだけだけどヒラタケもある。BCなのでタープの下は乾いているし、薪も昨日のうちに、今日の分集めてあるのですぐに酒宴の準備から入れる。今夜も楽しくなりそうだ!だったのだが。

16時くらいから本格的に降り出した雨。昨日、日中の宴会時に使った本流の中の岩が隠れていく。でもここは安全…なはず。とタープの下で山菜を頂きながら酒を飲み、余裕の目で「すごいね、増水結構早いね」と眺めていたのもつかの間。沢の色が茶色になり、サンダルで行き来できていた本流が荒々しい様相に変貌していった。その岩が隠れたら移動と定めたラインを越えたので、荷物をまとめて2-3m高い段丘に避難。土砂降りの中タープを張り直しテントを張り直し、男性陣が最後に薪まで移動させてきて、タープの下の焚火を復活させた。
沢のゴウゴウいう音に混じり沢の中を岩が転がる音だという低く鈍いゴロゴロとうなるような音が絶え間なく続き、なんとなく落ち着かない。0時すぎに焚火のそばでゴロ寝した。

川の中では宴会不可

(7月17日)
4時少し前に消えかけた焚火を熾していたら、全員なんとなく起床。もうがけ沢は中止決定にした。あれだけ降って岩がゴロゴロした後なので、遡行可能な程度に減水したとしても浮き石等が多そうなのと、林道の車が無事に国道に出れるのかも気になるところ。3時くらいにも雨脚が強まっていたので心配だったが、明るくなってから確認すると、水は相変わらず茶色に濁っているが水位は大分下がっていて、渡渉可能だった。撤収して6時前に出発、入渓時は八乙女ノ滝の上からBCまで沢を歩いたが、今日はBC対岸からすぐ登山道に入る。こういう時はありがたいロケーションだ。車まで戻り、順調に国道まで出れた時はほっとした。7:30からやっている大塩温泉の共同浴場でゆっくりと体をほぐす。昨日の大雨が嘘のような太陽の眩しい晴天になっていた。天気だけいうなら文句なしの沢日和…。もうがけ沢のまぼろしの大滝はまぼろしのまま終わったが、また、次の機会に!

那須朝日岳 東南稜

【日付】
2017年6月10日(土) 天候:晴のち雨

【メンバー】
こば(L)、つかみ、ささじ(記)

【行程】
峠の茶屋(8:55)→那須岳登山口 (9:00)→一般登山道分岐(9:20)-
朝日岳東南稜取り付き(9:40)-朝日岳山頂(10:55)-朝日岳山頂出発(11:05)-
峠の茶屋(12:05)

6月10日 行きの東北道が事故により渋滞に巻き込まれた。
駐車場に到着するも峠の茶屋無料駐車場は満車。その下の無料駐車場も満車であったが、峠の茶屋の有料駐車場に1台分空きがあり運よく駐車することが出来た。

今日の那須は快晴である。風はそれほど強くなく心地良い。絶好の登山日よりである。しかし今日は朝から那須地方に雷注意報が出ていたので天候を気にしながら予定通りの時刻に登山開始。
今回は朝日岳東南稜のバリエーションルートで朝日岳を目指す。
このルートは冬季の山行記録はあるものの、無雪期の山行記録はあまりない。

地図
始めは一般登山道で、峠の茶屋跡避難小屋手前にある【こんなとことに「高山植物」が?】の看板を目標に進む。今日は登山者も多い。看板の所で他の登山者の視線を気にしながら一般登山道から外れ谷へ下りて行く。

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朝日岳東南稜の取り付きでヘルメット、ハーネスを装着する。
このルートは朝日岳までの行程の1/3は非常にもろい岩場であり、少し力を入れただけでも崩れる茶褐色の岩が多いので、手をかける場合には見極めが必要である。またこのルートは岩のもろさに加え、浮石が非常に多いので、雪に覆われているか凍り付いている冬季とは違った注意が必要である。

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少々急なガレ場を登っていくと、前方に第一の核心の「門」と呼ばれる岩場がそびえ立つ。
この門を越えて朝日岳山頂を目指す。

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ここまで登ると岩はだいぶしっかりしてくる。しかしたまに茶褐色のもろい岩はあるので引き続き注意したい。門は約5mほど登った後、また5mほど下りる。この辺りから那須特有の風が出てきた。強風まではいかないが、そんなに広くない峰で突風に煽られないように注意をする。空はまだ快晴だ。

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下りるとまた5mほど登り返す。アルファベットの「M」のような形状である(正面から見てもMだが、横からみてもM)。登り返しは大きな岩で構成されている垂壁であるが、ステップはそれなりに確保できる。

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第一の核心部の門を無事に越えると、目前に朝日岳がそびえる。山頂はたくさんの登山者で賑わっている。

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ここから山頂までまるで北アルプスにいるようかの稜線が続く。風が吹くと気持ちがいい。バリエーションルートでなければ見ることの出来ない景色と時間を堪能する。山頂までもう少し。空はまだ快晴だ。

朝日岳山頂直下で第二の核心部が現れる。高低差15mぐらいであろうか。核心部と言ってもルート次第ではそれほど難しくは無い。どのルートで山頂を目指すかはあなた次第!我々は左側のルートを選択した。

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ここを登れば山頂にいる登山者と会話が出来るほどの距離。登山者に見られている・・・何だか少し恥ずかしい。と言う訳で無事に朝日岳山頂に立った。ここで軽めの昼食をとり、一般登山道で下山する。時間は11時。空が何だか鈍よりしてきた。

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天候を気にしながら一般登山道をさくさく下山。峠の茶屋跡避難小屋まで20分ぐらいであろうか、すっかり雲行きが怪しくなってきた。
峠の茶屋跡避難小屋を過ぎた辺りからとうとう雨が降ってきた。やはり山の天気は変わりやすい。我々の目的は快晴の中、無事に終えられたのは幸いだった。

これは家に帰ってから知ったのだが、今日は何やら胸に同じバッチを付けた登山者が多いと思っていたら、当日は「那須連山縦走フェスティバル」というものが開催されていたようで登山者が多かったらしい。また雹も降ったとの情報もあったので、我々は若干雨に降られたものの、早めの下山、下山後の鹿の湯での入浴と有意義且つ効率の良い山行が出来たと思う。

最後に、今回私自身はじめてのバリエーションルートでの山行でした。こばさんの計画ならびにこばさん、つかみさんのサポートのお陰で楽しく安全に一日を過ごすことが出来ました。自身の課題は盛り沢山ですが、まずは体力アップが当面の課題になりそうです。今回はとても貴重な経験をありがとうございました。これからも一座一座意味のある山行をし、自立出来るように邁進していきたく思います。

五竜岳(春合宿)

日程:2017年5月3日 – 2017年5月5日
天気: 終日快晴
メンバー:
ミナト(L)、サイトウ、ミヤノリ、とん、トヨタ、うえ、ザエモン、ゆみ、ジャンヌ (記)

3日 白馬五竜テレキャビン アルプス平駅 (8:50) – 地蔵の頭 (9:10) – 中遠見 (11:00) – 大遠見山 (12:20) – 遠見尾根付近にて幕営
4日 幕営地 (5:00) – 五竜山荘 (7:10) – 五龍岳山頂 (8:50) – 五竜山荘 (10:30) – 幕営地 (12:00)
5日 幕営地 (6:10) – 二の背 髪 (7:10) – アルプス平駅 (8:15)

記録:

5月2日 移動日

深夜、車3台に分乗し、各車 「ぽかぽかランド美麻」 にて仮眠

5月3日

7:30五竜とおみ駐車場にて準備をし、白馬五竜テレキャビンとおみ駅へ。
アルプス平駅で準備をし、地蔵の頭、小遠見山、中遠見山、大遠見山とノーマルルートをとり、幕営地に向かって出発。この時期特有の腐れ雪が延々と続く中、アイゼンを付けづ、ツボ足で歩く。ピンと張り詰めた風景の厳冬期とは異なり、春の雪山らしい柔らかい風景に癒されながら、しかし、紫外線の強さ、気温の高さから洪水のように汗をかきながら歩いた。
テン場に到着し、手分けをしてテント設営、ペグの代わりに割り箸を使うなど目から鱗の知識習得ができた。まだ明るいうちに夕食を済ませ、翌日の五龍岳登頂の準備をし、18:00には就寝していた。(ミナトさん、素敵なトイレをありがとうございました。)

5月4日

3:00起床、朝食のトマトリゾットを食し、アイゼン、スパッツ、ヘルメット、ピッケルなどなど忘れ物の無いように五龍岳登頂の準備をする。遅れないようにと焦れば焦るほど失敗をしてしまい、案の定、一番最後になってしまった。早く準備ができるようにもっと練習しなくては。
5:00テン場を出発し、表面クラストした雪道を五竜山頂に向けて歩く。アップダウンを繰り返し、五竜山荘に到着。休憩後、2グループに分け、山頂に向かう。

五竜山荘と白岳五竜山荘と白岳

山頂までのルートは、気温の上昇とともにザラメ雪が解け出し腐れ雪になり、固く締まった厳冬期の雪と比べると恐怖感は少なかった。また、多少の岩場があったが、しっかりとしたホールドがあったため登りやすかった(ミナトさんにアンザイレンをしていただいたおかげです。ありがとうございました。)。
五龍岳山頂に着き、アンザイレンを解かれ(リードを解かれた犬の気持ちがわかった。)、山頂碑にタッチ!360度展望を見渡すと剱岳、槍ヶ岳なども一望できた。山は素晴らしい!

五竜岳山頂五竜岳山頂

絶景を堪能し、いざ、下山!相変わらずの腐れ雪を注意深く降りていく。途中、サイトウさんから急な下りでのピッケルの使い方を伝授していただき、早速、行動に移す。なかなか楽しい!GW中ですれ違う人が多く、お互いに譲り合いながら進んだ。下りなのであっという間に五竜山荘に着いてしまった。
五竜山荘からテン場までは、気温が上がったことと紫外線が強くなったことで、頻繁に周囲の山で雪崩が起きていた。雪崩の音が雷のように響いていた。日の出間もない時間から登山を開始するのは雪崩に遭遇する確率を低くするためでもある。
12:00 テン場に到着し、暖かい春の日差しの中で、雪のテーブルセットを囲んで(これもミナトさん作です。)、お酒少々の宴会が始まった。学生時代に戻ったようなとりとめのない話に盛り上がり、あっという間に時間が過ぎた。夕食にキムチ鍋を食べて18:00就寝。

5月5日

今日は最終日、朝食を済ませ、各自荷物をまとめ、テントの撤収をし、下山の準備をした。出発前に全員で集合写真を撮った。

幕営地で記念撮影幕営地で記念撮影

いざ、出発!同時刻に下山するパーティーと追い越し、追い越されを繰り返しながらグサグサの雪をアイゼンを付けて降りた。サイトウさんはツボ足で、楽しそうにスケーティングをしながら降りていた。うらやましい・・・。強い日差しと高温で汗が洪水のように流れ出る。休憩を入れて2時間程度でアルプス平駅に到着。 下りは本当にあっという間でわずか2時間で下山。
五竜を後にし、「ぽかぽかランド美麻」に向かった。温泉がオープンするまで時間があったので、お土産コーナーでお土産を物色し、カフェ?でシュークリームとコーヒーを食した。温泉代は団体料金で少し安かった。温泉で3日間の汗を流し、レストランで食事をして解散となった。

早いもので楽しかった3日間の雪山もこれで終わり。もっと雪と戯れたい気持ちもあったが、来シーズンの雪山に楽しみを取っておこう。
テントでの2泊、朝食担当と記録担当、更に9人という大所帯の登山は、入会したばかりの私にとって緊張の連続だった。しかし、メンバーの皆にリラックスした雰囲気を作って頂き、仲間として受け入れて頂いたので、とても楽しい時間を過ごすことができた。

メンバーの皆様、本当にありがとうございました。

東北・飯豊連峰 石転び沢 山スキー

日程:2017年5月20日(土)~21日(日)
メンバー:ツノダ(記)

今回は白馬雪渓の2倍、約5キロを登って、下る修行をして来ました。

5月19日(金)

20時に石巻を出発し東北道、山形道、山形中央道から山形上山ICを降りて13号線へ。
南陽市から飯豊町、小国町を進み倉手山駐車場に深夜0時に到着。一人入山祝い。

5月20日(土)

6時に通行戸止めの舗装道3キロを、春合宿隊の下山尾根を思いながら休館中の飯豊温泉へ。
途中自転車活用の2名パーティーに抜かれる。後ろ姿に嫉妬を感じる。

銀輪隊銀輪隊
温見平より梅花皮雪渓温見平より梅花皮雪渓

温見平に7:10到着。遠くに梅花皮小屋が小さく見える。時々残雪交じりの登山道をへつり、平坦になった滝沢出合下から雪渓へ8:50降りる。
長靴からウロコ板に変えて焦らずゆっくり歩く。遠くに先行者2名確認。
雪渓が大きいので北股岳への門内沢と石転び沢が中々分からず、しばらく地図と照合する。
右の沢を少し行き門内沢を確認。途中から石転び沢へ戻ってデブリを避けながらクトーが効くまで斜面を登る。
石転び沢

石転び沢

斜度が45度になり板をザックへ固定しアイゼンで約1時間、やっとこ梅花皮小屋へ14:10到着。
梅花皮小屋にて

梅花皮小屋にて

ビールを雪渓で冷やす。きれいで美味しい水場があり2階で今夜の準備をする。
小屋からは大日岳は見えるが烏帽子岳があり飯豊本山が見えない。
明日は下るだけなのでその前に北股岳に登って杁差(えぶりさし)岳、頼母木(たもぎ)山も含めた飯豊の山々を見るため少々変更を考える。

北股岳より飯豊本山北股岳より飯豊本山
北股岳より大日岳北股岳より大日岳

夕食は仙台からの建築関係の人、新潟県土木職員、村上市消防隊員2名の方々と飯豊の山の話で盛り上がる。
飯豊の殆どの尾根は整備されていないが、やぶ道があるとの事。二王子岳から門内岳へ縦走する人もいるらしい?残雪期なら藪漕ぎはないのでは?

5月21日(日)

5時過ぎ小屋出発、気温が高くキックステップで6時に北股岳へ。遠く飯豊本山から
大日岳のゆったりした尾根を見る。真冬は豪雪と思うが春の飯豊は優しい山々を感じる。誰もいない小屋に戻り少し掃除をする。
ドロップ前

ドロップ前

石転び沢上部石転び沢上部
石転び沢下部石転び沢下部

7時過ぎ45度の斜面を慎重に下るが馴れて大回りもいれた滑りをする。
北股沢出合からは緩斜面なのでビデオや写真を撮りながら約50分で板を外す。途中、10名ほどの山スキーや登山者に会う。
みんなが登っているのに、こちらは一仕事を終え下るのは少し優越感を感じる。
4月に蔵王、秋山沢で会った白石の山スキーヤーの熊谷さんパーティー5名とすれ違う。
熊谷さん

熊谷さん

ソロも良いが仲間も良いもんだなぁ(笑)
7時50分、斜面が緩くなりシュルンドを気にしながら前日の山スキーの出発地点で板を外しザック脇に固定、重い。
夏に近い朝の登山道をゆっくり進む。カタクリの花が初々しい。
カタクリ

カタクリ

滑走終了滑走終了
ゲート手前・足が痛い(笑)ゲート手前・足が痛い(笑)

9時に温見平に着く。10時10分、倉手山駐車場に到着。
途中で採ったトリノアシをラーメンに入れ喰い梅花皮温泉の露天風呂で今回の山行をしみじみ思い出し石巻に白石経由で帰る。
石転び沢はアプローチは辛いが滑走は達成感があり、チャンスがあれば行きたい東北の山ですね。

霞沢岳

2017.05.05-06
メンバー:サブ(L)、アトム、タケ(記)

5/5 上高地(5:40) – 明神館(6:30) – 徳本小屋(9:20)-ジャンクションピーク(10:20)- K1(12:30)-霞沢岳(13:20)-K1 (14:15)-徳本小屋(16:50) <幕>
5/6 徳本小屋(起床6:00) – 撤収(8:15) -上高地BT(10:20)

5月4日、東京駅、夜。
サブさんは既に半袖である。アトムさんのリクエストにて、3列独立シートバスにて出発。
快適快適。そう思ったのもつかの間。同乗者のアラームが1時間置きになり、熟睡できないまま上高地に到着。

5月5日、上高地。
白沢出合からほどなく行くと、軽快に下りてくる二名と会う。これが噂に聞くSさんKさんかと山の狭さに驚く。
お二人とも若い。徳本小屋でデポして登っちゃったら~とのアドバイスをいただき、ひたすら登る。
サブさん、アトムさんは筋肉量が違う為か、この季節なのに汗を絞っている。。。

写真1白出沢登り
写真2徳本小屋

徳本峠につくと、すでにテントが数張り。アドバイス通り、登る事になった。
リーダーの指示で、ビーコン・プローブ、ショベル、ロープは持参。私のビーコンは電池が切れており、反省である。
ジャンクションピークは開けた平坦な場所で、雪も綺麗。穂高もはっきり見える。ここでテント張ると心地良さそうである。
ジャンクションピークから2261m地点まではアップダウンの連続。なかなか着かない。

写真3ジャンクションP
写真4アップダウン
写真5K1までの登り
写真6K1まであとちょっと

ようやくK1らしきピークが見え、テンションが上がり出す。(実際のK1はもう少し先)
K1ではすでに4名パーティが休憩していた。K1からは涸沢カールや笠ヶ岳がどーんと見える。圧巻である。
これが200名山だなんて、深田久弥はきっと、ガスった時に登ったに違いない。

写真7K2まで
写真8穂高が全部見える
写真9もう少しで頂上
写真10霞沢でぐりベルポーズ

隣に壮大な穂高を見つつ、頂上まで進む。風もほとんどなく、爽やかな尾根歩き。
途中、六百山から登ってきたとみられるトレースもあった。雪が腐っており、途中ズボズボと足が雪にはまった。雪庇もある。
頂上で写真撮影。サブさんに無理やり山ガール写真を一緒に撮ってもらった。
戻り道、先ほどの4名パーティとすれ違った。1名不慣れな人がいるらしい。足元も少し不安だった。
下山時、さぶさんが雪穴にはまった。雪が重く出られない。その中をアトムさん登場!アトムさんが背負ってくれたショベルで、サブさんの足を掘り起こす。三種の神器、どんな時でも重要だと感じた瞬間だった。
戻り道は長く、辛い道のりだった。ジャンクションピークにすら、なかなか着かない。3人でビールビールと叫びながらひたすら歩く。
到着は17時前。とりあえず、予定通りの日の入り前に到着。
テント設営、ビール。アトムさんが3本もビールを担いでくれていた。疲れかの為か、飲む量は少なく20時半に就寝。
K1で会った4人パーティは、結局21時に戻ってきたとの事。無事でよかった。

5月6日、徳本小屋。
温泉の時間に合わせて下山しよう、との事で朝はゆったり。外は既に雨が強くなっている。アトムさんのビーフンを朝ご飯に戴き、撤収。アルペンホテルで温泉に入ろうと思ったが、営業時間が7:00~10:30、12:00~14:30の為、入れず。
100円シャワーで済ませて帰京。

最後に。
久しぶりの出席の中、無理を言って参加させていただいた雪山山行。サブさん、アトムさんに深く御礼申し上げます。
山行中も雪山であってはならない事等、多々ご迷惑をお掛けしました。それにも関わらずお二人には、暖かく迎え入れて下さり、嬉しかったです。感謝申し上げます。