谷川岳 馬蹄形縦走

日程: 2016年10月8~9日
メンバー: ミナト(CL)、アトム、ウエ、ユイ(記)

CT: 10/8 土合橋駐車場(7:05)〜松ノ木沢の頭(09:40)〜白毛門山頂(10:50/11:20)〜笠ヶ岳山頂(12:25/12:40)〜朝日岳(14:00/14:35)〜ジャンクションピーク(14:50)〜清水峠(16:25:幕営)
10/9 清水峠(7:30)〜七ツ小屋山(08:25)〜蓬峠(09:25)〜白樺避難小屋(10:20/10:45)〜芝倉沢巡視小屋(12:30/12:50)〜マチガ沢駐車スペース(13:50/14:00)〜土合橋駐車場(14:25)

1日目、早朝に集合、先ず、土合橋駐車場から霧の中、白毛門に上がります。なかなかの急坂が続き、露岩も点在するしっかりした登りです。松ノ木沢の頭前後から森も疎らになり、視界も開けてくるはずですが、今日は真っ白、ジジ岩・ババ岩も見えません。そのまま岩がちな山道を白毛門へと登り、稜線を伝って、笠ヶ岳へと歩いていきます。

白毛門へ、岩場を越える
白毛門山頂にて

笠ヶ岳へ向かうあたりから、霧が晴れてきた。パーティのメンバーから一斉に歓声があがります。霧が晴れると、周囲は紅葉した木々の山々、正面に笠ヶ岳から小烏帽子の稜線、稜線の笹が風に波打って風紋のよう。眺望は期待していなかっただけに喜びが湧いてきます。

紅葉の笠ヶ岳
笹原が波打つ笠ヶ岳の稜線

笠ヶ岳からは稜線を伝って、小烏帽子を抜けて朝日岳に到達。時折、晴れ間も出てきて、ぐるり360°の展望を楽しめる眺望山行となりました。朝日岳に到着して休憩。朝日岳周辺は広くてとても気持ちが良いところ、静かでとてもきれいな山頂です。休憩後はおだやかな池塘の広がる木道を進み、ジャンクションピークを抜けていきます。

笠ヶ岳山頂にて、山頂同定中のよう
笠ヶ岳山頂より白毛門方面、ジブリ調
崖上のミナトさん
朝日岳山頂にて
朝日岳池塘の木道
ジャンクションピークの先には、右手に巻機山のカッコいい稜線が続き、登山道の続く稜線には幕営予定地である清水峠が見えます。清水峠への下りは、トラバース気味なやや嫌らしい個所も幾つか越えるなど足元に気を使い、また、視界に清水峠にあるJRの巡視小屋と避難小屋を肉眼ではっきりと捉えるものの、なかなか清水峠に到着できませんでした。
ジャンクションピーク先の稜線
カッコいい巻機山
清水峠はあと少し
紅葉稜線
幕営地の清水峠は、穏やかな笹原にある心地よいところ。水場の水はとてもおいしく、幕営にちょうど良いです。この日の夕食は、ウエちゃんが、マイタケのスープ、エリンギとホタテのアヒージョ、トマトソースのペンネをふるまってくれました。アトムさんが持参して下さったビールで乾杯し、ウイスキーや焼酎をいただきながら、歓談のひと時を経て、22時頃に就寝しました。
清水峠に到着

2日目:翌朝は冷たい雨。起床時間を遅らせ、お湯を沸かして、アトムさんが作るコーンビーフサンドイッチをおいしくいただきました。この日は、風雨強く、早々に蓬峠から土合口への下山を決める。冷たい雨と風の中、七ツ石小屋山を越え、蓬峠から下山開始です。雨の谷川岳は、蛇紋岩がつるつる滑り、途端に難しくなります。崩落した岩のトラバース、増水した沢の渡渉などがあり、気を使いながら、慎重に対処します。雨に濡れた岩は、まるでアルカリ温泉にある浴槽と洗い場のようにつるつる滑り、また、沢も増水していて渡渉が難しく、下山は思ったより大変でした。

雨の清水峠
雨の白樺避難小屋
増水した沢の渡渉個所を探す

事前の天気予報では、両日とも雨予報でしたが、初日は山行日和になり、紅葉と眺望を楽しむことができました。2日間の歩きごたえあるルート、無事に楽しく歩けたのは、泊まり山行に慣れた会の皆さまのお陰です。今回は、荒天で蓬峠から下山となってしましましたので、次回は、好天の日に、是非とも谷川馬蹄形をコンプリートしたい、魅力的なルートと山行でした。