日程:2018年5月3-6日
コース:窓明山登山口(桧枝岐村)~丸山岳への往復
メンバー:つりし(L)、ハギ、キム兄(記)
1日目(5/3)曇~少雨
06:00 駒込駅より車で出発。混んでいる東北道を早々に降り、下道中心に移動。
13:25 窓明山登山道より山行開始、登山道沿いにコシアブラ多い。涼しく快適な気温。初日なので汗をかかないようゆっくり前進。1300m以降は残雪多く、キックステップで進む。アイゼンは使わなかった。
(↓2h50m)
16:15 家向山の尾根の乗越
(↓45m)
17:00 1450m付近にて行動終了、幕営。収穫したコシアブラをツマミにしつつ夕食(ハギさん担当の鶏団子トマト鍋)。最終日用のビールをデポ。
2日目(5/4)晴~曇(濃いガス)~雪~晴
04:00 起床
05:15 出発、1時間後にアイゼンを装着。
(↓2h25m)
07:40 窓明山。南面の眺望よく三ツ岩岳が大きく見える。
やがて天候は悪化、ガスが濃くなる。丸山岳方面へヤブ漕ぎ開始。藪は薄くはないが、笹や灌木は直線的に生えており、下りはそれほど難しくない。藪を突破したところでこの日入山の単独男性に追い越される。昨日の我々の3時間半の行程を考えると物凄い速さだ。やがて東面に残雪が出て通常の雪上歩行となる。雪庇は融雪で丸く、踏みぬく危険性は低いが、亀裂が多く見られブロック雪崩の恐れがあるのでなるべく稜線よりに歩く。
(↓2h10m)
09:50 坪入山。進行方向に少しだけ藪在り。1754mピークは順調に通過するも、その次のピークから藪となる。藪の露で手袋とパンツが濡れ、雪も降りだし気分は沈む。やがて東面に残雪が出て通常の雪上歩行となるが、アップダウンの激しい稜線で進行は非常に遅い。
(↓4h10m)
14:00 ソロ男性のテントが張ってある高幽山を通過し、梵天岳へとの間の鞍部にて行動終了、幕営。この後急激に天候は回復し、にわかにテンションが上がる。景色を眺めながら外で酒を飲む。
夕食はテントに戻り、つりしリーダーのキムチ鍋。ここでソロ男性が丸山岳方面から帰ってくる。なんとテントに居たのではなく、この日のうちに丸山岳往復を完了してしまったという。明日は当然下山するだろうから、前代未聞の1泊プランである。世の中には凄い人が居るものだと感心する。夜は星が美しく、3人並んでテントから頭を出して星を眺めた。星座早見盤が役に立った。寒く、端に寝たメンバーは寝不足だった。
3日目(5/5)曇~晴
04:00 起床
05:30 不要な荷物をテントに残して出発、梵天岳(厳密にいうとピークは東に巻く)を経由しつつ前進。
(↓2h40m)
08:10 やや注意を要するトラバースから丸山岳に取りつく。ピッケルは使った方が良い。さらに急登を経て手前のピークへ、ここから隣の平坦な丸山岳の山頂へ。
眺望はきくものの、頭上には暗雲が立ち込め、そそくさと下山を開始する。途中、男性3人組のパーティーとすれ違う。彼らのテントは坪入山から西へいくつかピークを越えた鞍部にあった。1日目そこまで進み、2日目に丸山岳までピストン、3日目に下山という行程で、天気さえ良ければ効率的なプランに思える。
(↓2h20m)
10:30 幕営地。テント撤収。
11:10 再出発、天候はどんどん快方に向かい、往路に見られなかった眺望を楽しむ。西には、3年前にこのメンバー+トヨタさんで縦走した裏越後三山が見える。
前方には平ヶ岳。ここに登頂したメンバーにもこの3人が含まれていた。また至仏山、燧ケ岳なども見える。
坪入山手前の藪は北側に巻いて通過した。視界の利かなかった往路にはできなかった回避策だ。
(↓5h00m)
16:10 坪入山を通過し、南東に伸びる緩傾斜の広地にて行動終了、幕営。天気は良いが風が強く、テント内で過ごした。夕食はキム兄担当の麻婆豆腐。この日も寒く、風上で寝たメンバーは寝不足。風の強い日はテント本体よりもフライの固定が重要で、風上のフライはピッケルで固定すべきと反省した。
4日目(5/6)晴
04:00 起床
05:50 出発、窓明山頂上付近の藪を避け、比較的緩やかな西面へとトラバース。結果的にはこちらも藪があり、それなりに苦労する。ただし、直進は往路では下りだったため、トラバースとどちらが良いかは比較できない。
(↓2h00m)
07:50 窓明山。
(↓2h20m)
10:50 途中、デポしたビールで休憩し、下山。
12:00 あずき温泉入浴後、帰路に着く。
16:30 事故情報を確認しつつ、渋滞をかいくぐり、連休最終日にも関わらず明るいうちに帰京。