鷹ノ巣山

鷹ノ巣山
・時期:2013年9月7日
・メンバー:かおり(L)、グッチー、カト(記)
・行程:
東日原9:20-稲村岩尾根10:20/10:40-鷹ノ巣山12:20/12:50-三ノ木戸山分岐15:00-奥多摩駅16:30 (T7:10)
・記録:
天気が悪く小川山の計画が潰れた。7日土曜日は何とか天気が持ちそうなので集会見学者Mさんの小川山ハイキングの代替えをMさんの窓口になっていたかおりさんに要望した。
この日は鷹ノ巣谷の遡行山行(L:ハギさん)が出ていたので鷹ノ巣山又は下山後ケッチボーをかおりさんが企画してくれた。心憎い配慮だ。グッチーさんも乗ってきてくれて妙齢美女二人と虎視眈々と獲物を狙うグッチー猛獣と餌も取れないよぼよぼのカト野獣の絶妙のカルテットだと思っていた。が、肝心のMさんは他の予定を入れたとかで不参加。意義を失い何となく気合が入らない美女・野獣トリオとなった。
鷹ノ巣山登山口の巳ノ戸橋で6人の沢組と分かれる。稲村岩までの標高差は約400mの急坂は余り意識せずに尾根に取付く。意義を失い気合が入らないトリオだがここからが違ってきた。登山口から鷹ノ巣山までの標高差は500から600mくらいと思っていたがかおりさんに聞くと1200mくらいと言う。稲村岩から鷹ノ巣山まではまだ標高差850mを登らなくてはならない。ここから歩行トレと気持ちを入れ替えてPに向かう。しかも午前中は雨が降らないと思っていたのが尾根歩きを始めた途端にしとしとと秋雨が降ってくる。

最新山ファッション
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 ここで雨対策のグッチーさんが新兵器を出す。傘をさすと思いきや、傘を頭につけている。何だこりゃ、坊さんやお百姓さんがかぶる傘風だ。「ハッと!アンブレラ」といっておしゃれ傘として売っているアンブレラハットと言うらしい。奥さんが釣り道楽なので奥さんから譲ってもらったかと思ったが釣り道具屋で買ったそうだ。奥さんは恥ずかしくてこんなものはつけないと言っているらしい。かおりさんは腹を抱えて笑いこける。後ろにいる私はなんだかお地蔵さんを見ているようでそんなに違和感がない。しかし、前から見ると何ともに様な格好だ。本人は両手が使えて便利だとしたり顔。追い越す人は珍しいものを見るようで振り返る。すれ違う人もずっと頭から目を離さない。当の本人は注目度が高くご満悦。山には不似合いの格好と思う周囲の意識とご満悦の本人の意識とのずれが大きいのがまた可笑しい。

 わいわいと盛り上がっているうちのPに到達。ここでも人間技と思えない光景を見る。私が持参したミカンをかおりさんに渡すと何と皮ごとがぶりつくではないか。皮にくっきりと歯型がついている。象でもあるまいしサルでも皮を剥くと言うのに素晴らしい原始乙女だ。私もまねをして一口ガブったがまずくて食えない。本人はゴミを出さないなどと綺麗なことを言っているが本当は魔女か忍者か。そういえば最近は飛騨尾根、滝谷ホンチャンバリエーションルートをするすると登っているらしい。いよいよ本性を現したか。
まっ、意義のない山行を意義あるごとくするのも楽しからずや。しかし、最後に大どんでん返しが起こった。沢組とのケッチボーを諦めていたが奥多摩駅前の茶店でビールで乾杯する寸前につりしが一人で現れる。もっと遅いかと思っていたので変に感激した。つのだ車乗車の後続が着いて全員で乾杯する。いいもんだなあと思う。
かおりリーダーの思惑どおりの結果となった。やっぱりかおりさんは魔女はたまた知恵豊かな忍者の再来だと改めて認識した。
以上、思い込みと誇張の脚色でゆめゆめ本気と思われんことを。