八ヶ岳本沢温泉

日:2013.2.9-10
参加者:グッチー、カト
行程:
(1日目2/9晴)
松原湖11:00-11:30稲子湯11:50-12:50みどり池しらびそ小屋-15:00本沢温泉
(2日目2/10晴)
本沢温泉7:10-8:10夏沢峠-10:30硫黄岳-11:00夏沢峠-12:00本沢温泉13:00-14:00みどり池しらびそ小屋-14:50稲子湯-松原湖16:20-小淵沢17:30頃

記録:
 グッチーさんの赤岳計画を変更し、本沢温泉の露天風呂山行とした。私の希望だ。入会3年目の2009年1月北八ツの時に中山峠に差し掛かかり東側の急斜面を覗きびっくりしていたらいたさんがこの下に積雪期で日本一番高いところにある露天風呂があると教えてくれた。このとき以来一度訪問したいと思っていた。翌年の2010年8月女性二人と私の三人で訳あり山行で稲子湯から本沢温泉に入った。夏なので全く問題なく硫黄を眺めながらよい気持ちで入浴した。女性二人も私が見張り番をして入ってもらった。良い思い出だ。その翌年2011年1月、グッチー、つりしの両氏と今度は赤岳登頂後、硫黄から本沢温泉に下り厳冬期の露天風呂に入る計画だった。しかし、悪天で赤岳は撤退し、強風の硫黄は何とかクリヤーしたが本沢温泉に着いたのが16:30頃になってしまい入浴は断念した。このとき入浴していた人がいたが、後で稲子湯で出合聞いたところひどい寒さだったとのこと。こう整理してみるとこの4年間本沢温泉には結構リピートしている。

 写真代わり本沢温泉はいろいろな思い出があり、何とか入浴を実現させたかった。
 二日ともによく晴れてよい天気だ。しかし硫黄岳は雲が吹っ飛んでいる。登山者は列をなして登る。長い列をパスさせてもらい夏沢峠から休憩なしで硫黄に着く。風が強いのですぐに下山開始。夏沢峠までは慎重に下山。夏沢峠からは走るように下る。
 露天風呂に向かう人が一人いる。天気がいいので入浴することにする。裸でもそう寒さは感じない。
 お湯は40度くらいか。お互いに写真を取る。私の写真はグッチーさんが撮影したが肝心の顔が映ってない。硫黄岳を見ながら周囲の白い世界を暖かい湯の中で極楽を感じる。暖かくなった体でテントを撤収して下山する。
 グッチーさんがしらびそ小屋からタクシー会社に15:00頃の配車を頼むと配車係りはそんなに早く下山できるわけはないと言うのでむきになって飛ばし、稲子湯まで0:50で降りた。タクシーは既に待っていた。
 稲子湯からのタクシーの途中で酒屋に寄って酒を仕込む。松原湖駅で40分ほど待って帰路に着く。
 念願と言うほどではないが、一つの希望がかなった。

(このチケット画像は入浴写真をとりそこなったのでその代わりです)

松木沢アイスクライミング体験会

期日:2013年1月13日(土)~14日(日)

笹田師匠、ホッシー、タカタカ(食担夜)、ケンタ(食担朝、記録)
行程:
1月13日 わたらせ渓谷鉄道 間藤駅 11:00~銅親水公園 11:25~黒沢出会い下流付近幕営後 12:50、アイストレーニング
1月14日 黒沢出会い下流付近~銅親水公園10:20~東武鉄道 日光駅13:300
<1月13日(土) 1日目>
集合場所の間藤駅までは、夢現の間を行ったり来たりしながら、心地よい睡眠を楽しむ。途中の相老駅で、ホッシーさん、タカタカさんと合流。実は、今回の山行では2名のリタイヤが出てしまった。1名は今回の山行の真のリーダーであるミナトさん、もう1名はSa山さんである。ミナトさんはお子様の晴れ姿を見るため、Sa山さんは体調不良のため、二人とも泣く泣く欠席を決意された。
間藤駅で笹田師匠と合流し、銅親水公園の駐車場へ。駐車場での準備を済ませ、現地へ向けて出発。途中、鹿よけのネットの中に、大量のサルが。ネットの中のサルは、我々にお構いなく走り回っている。
1時間半ほどで、今回のアイスクライミングの現場に到着。河原にテントを設営し、クライミングの準備をする。
まず、笹田師匠にロープを設置していただき、3人がトップロープで登る。ホッシーさんはすぐに登る感覚を思い出されているようであった。タカタカさんはアイスバイルの打ち込みに苦戦をされていた。私は足がなかなかきまらず、壁からずり落ちそうになる。
全員が1回登ったところで、ホッシーさんはリードで登ることに。今シーズンは初とのことであったが、華麗なる美技で登りきってしまう。
その横で、タカタカさんと私は交代で練習をする。タカタカさんは、登るたびに動きがスムーズに。1時間ほどで、もう別世界の方になられました、はい。
私はというと、墜落をした。アイスバイルはかなりうまく引っかかったが(これも日頃の間伐作業で鉈をふるっているおかげ?)、足がなかなか引っかかった感じがせず、「落ちる、俺落ちる」と思っていたら、落ちました、はい。タカタカさんに止めていただき、なんとか怪我もせず生還。笹田師匠から、アイゼンの前爪2本のうち1本しか引っかかっていないこと、強くひっかけなくても立てることを教えていただき、なんとなく感覚がつかめるようになったところで、この日のアイスクライミング練習は終了。
氷壁に「ふっ、命拾いしたな」と捨て台詞を吐いて、テントへ。
夕食は、タカタカさんのビーフシチュー。牛さんがたっぷり入っていて、普段、牛肉を食べる機会の少ない私はかなり満喫した。
その後、お酒を飲みつつ、笹田師匠のお話を伺う。笹田師匠のお話は、これまでの日本登山史の一幕を知ることができ、大変勉強になる。

お世話になった滝
お世話になった滝

 

師匠ビレイ中
師匠ビレイ中

 

氷を攻める
氷を攻める

<1月14日(日) 2日目>

翌日は5時に起床。テント場の周りはうっすらと雪化粧をしていた。ただ、アイスクライミングをやるには危険ということで、朝食をとった後、テントを畳んで下山することになった。アイスクライミングにはまりつつあったタカタカさんは、かなり残念そうであった。
テント場を去る時に、私は氷壁に「ふっ、命拾いしたな・・・、俺が」と捨て台詞を吐いて、現地を後にした。雪降る帰り道の途中、鹿の群れと遭遇。前日はサル祭りだったが、2日目は鹿祭りだった。

日本のグランドキャニオン
日本のグランドキャニオン
雪の中たたずむ鹿たち
雪の中たたずむ鹿たち


銅親水公園の駐車場に到着した後、東京へ帰るので便利だろうということで、日光駅まで送っていただき、そこで解散となった。
2日目は登ることができなかったけれども、アイスクライミングの魅力を知ることができた山行であった。